以前に購入したCD「蓮台野夜行」が非常に聴きやすく、また特に「少女幻想」のアレンジに衝撃を受けたことから、「上海アリス幻樂団」さんの他の音楽CDも聴いてみたくなりました。
今回は2011年1月始め頃に、同人ショップ「メロンブックス」さんの通販で同人誌を購入する機会があったので、同時に購入したものです。
「卯酉東海道 Retrospective 53 minutes」のパッケージ表側。
イラストは、作品世界の登場人物「宇佐見蓮子」と「マエリベリー・ハーン」が、卯酉新幹線「ヒロシゲ」の車内から車窓を眺めている、という風景で、今作の作品世界を表しているものだと思われます。
写真ではビニール包装を未開封のため見づらいですが、絵のタッチやデザイン(窓の外の風景が浮世絵)が非常に独特で、最初に見たときはちょっと見入りました。
パッケージの裏側には、収録曲(全11曲)のリストが掲載されています。
アレンジ元などの内訳は下記の通り。
- 今作のオリジル(4曲)
- 東方永夜抄(3曲)
- 東方花映塚(2曲)
- 東方紅魔郷(1曲)
- 東方文花帖 Shoot the Bullet(1曲)
今回は特に、永夜抄のアレンジ曲を聴きたい気分が強かったので、本作の購入を決めました。
背帯を外して並べたところ。
キャッチコピーからも、今作は特に「日本」が強調されていることが感じられます。
CDケースを開けたところ。
CDレーベル面は、浮世絵をモノクロにして加工した画像(ケースの裏面と同じもの)に、何らかの模様が重ねられているようです。
パッケージイラストと合わせて、本作では「浮世絵」が重要なモチーフとなっていることが伺えます。
CD収納部分は、CDのレーベル面とは丁度、ネガとポジが反転しているようです。
(というより、CDレーベル面のほうが反転したもののよう)
インストは(1枚の紙ではなく)ブックレットになっています。
内容は、収録曲のサイドストーリー(1曲あたり1ページの)と、作者のZUN氏のあとがきが掲載されており、かなりの充実振りです。
聴いた感想
本作のアレンジ曲は「蓮台野夜行」の「少女幻想」とは異なり、かなり原曲の雰囲気が強く残されている印象です。
とはいえ、やはり原曲と比べると、音楽単体として聴きやすいようにアレンジされています。
個人的には特に「永夜抄」のゲームでの曲は、キンキンと耳に響きやすく、単体で聴くには刺激が強いと感じていますが、本作の収録曲はかなり聴きやすいです。
また作品全体としては、原曲(とゲームの風景)を想起させられつつも、アレンジ曲とオリジナル曲の組み合わせに違和感がありません。
当ページの作成時点(購入から約1ヶ月)で、作業用のBGMとして何十回も聴いていますが、殆ど飽きが来ておらず、期待通りに「買ってよかった」と感じる作品であり、また機会を見て同サークルの音楽CDを買ってみよう、と考えています。
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