今回は2011年2月に、同人ショップ「とらのあな」さんで激安(150円)だった「東方儚月抄」4コマ本の下巻と同時に購入したものです。
また、私が上海アリス幻樂団さんのCDを買うのは、「蓮台野夜行 Ghostly Field Club」「卯酉東海道 Retrospective 53 minutes」に続き、今回の「蓬莱人形」が3作目でした。
パッケージ表側。
イラストやキャッチコピーの雰囲気は、私が先に購入した「蓮台野夜行」「卯酉東海道」よりもミステリアスな印象が強いです。
このCDは上海アリス幻樂団の最初のCDということで、(後の作品に出てくる「宇佐見蓮子」や「マエリベリー・ハーン」のような)語り部的なキャラクターが設定されていない点も、より不可思議さ・得体の知れない雰囲気を強めているように感じられます。
パッケージの裏面には、本作の収録曲(全13曲)のリストが掲載されています。
このCDは同サークルの弾幕STG「東方紅魔郷 〜 the Embodiment of Scarlet Devil.」と同じ年(2002年)の発表作品とのこと。
そのためか収録曲も、Windows版STGからは「紅魔郷」のアレンジが1曲入っているのみで、他はPC-98版の作品や他サークルの作品への提供曲、また本作のオリジナル作品が収録されています。
背帯を外して並べたところ。
背帯のキャッチコピーには一抹の寂しさ・儚さがあり、確かに「幻想」という言葉のイメージがしっくりきます。
CDケースを開けたところ。
インストカードには、収録曲のリストとともに、各曲毎に2〜5行のショートストーリーが記載されています。
このストーリーは誰が語り部なのか不明で、また同一の人物による語りではないようで(性別などが異なる複数人?)、読んでいて何とも不思議な気持ちになりました。
またCDレーベル面に描かれているのは、パッケージ表のイラストと同じ(少女?)と思われますが、Windows版STGに登場するキャラクターは見当たらず、手にした十字架らしきもの等、捉えどころの無い不思議な雰囲気があります。
CDの収納部の右下には、「And Then Were There None?」との記載。
「東方紅魔郷」のEXボス(フランドール・スカーレット)のスペルカード「秘弾『そして誰もいなくなるか?』」が思い起こされますが、関係は不明です。