「東方Project」が題材の同人誌で、どうしても手にとってみたい作品があったので、今回は「どうせ注文するなら・・・」ということで、2009年7月下旬に「メロンブックス」さんで、一緒に「The Grimoire of Marisa」を購入してみました。
同人ショップでの購入は初めてでしたが、梱包は非常に確かなもので、中の商品はビニールでしっかり固定されていました。
ちなみにこちらが、今回購入の第一目的だった、同人サークル「四ツ星レストランおかん」さんの同人誌「むかしんち」です。
期待通り、読んでいて非常に和む描写・内容の作品でした。
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「The Grimoire of Marisa」の表表紙。
この本の作者(という設定)の魔法使い「霧雨魔理沙(きりさめまりさ)」が椅子に腰掛け、本を読んでいる光景です。
東方の公式書籍でお馴染み?の帯の表記は、今回は初版のためか「history 0/1」でした。
裏表紙には同じく魔女である、アリスとパチュリーが描かれています。
(と言っても魔理沙は人間で、こちらの2人は妖怪ですが)
背景は本がたくさんある室内のようですが、魔理沙の家の中なんでしょうか?
背表紙には、カタカナで「グリモワール オブ マリサ」との表記。
帯を取ると表紙は、文字の表記が本のタイトルのみでシンプルです。
ちなみに、「文花帖」や「求聞史紀」と同様、カバーは広げると一続きのイラストになっています。
ここでは掲載しませんが、カバーの折り込み部分には、博麗霊夢が描かれています。
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本書籍のカバーと帯には、光の当たる角度や見る角度により7色に変化する、無数の星があしらわれています。
光り方は控えめで主張が強くなく、唖采弦二氏の緻密なイラストと、上手くバランスをとっているように感じられます。
カバーを取ると、黒っぽい台紙に金文字という、非常に渋く高級感のある装丁でした。
(※写真は残念ながらピンぼけ)
ここでは表表紙のみ掲載しますが、裏表紙や背表紙も、シンプルながら非常に格好良いデザインです。
付属CDの収録内容は、
- 音楽:下記の2曲。
・魔法使いの憂鬱
・スプートニク幻夜
- 唖采弦二氏のカバーイラストの壁紙
でした。
壁紙イラストは、やはり見ごたえがあります。
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本書では帯にある「スペルカード撰集」の表記の通り、「東方Project」の大きな特徴である「スペルカード」の、ゲーム中の画面が非常に多く掲載されており、弾幕の幾何学的な美しさ・魅力を、改めて味わうことができる内容でした。
(ゲームをプレイしているときは、流石に全体をじっくりと眺めることはできないので)
また、書籍内に掲載されているイラスト(守姫武士氏)はどれも可愛らしく、見ていて和みます。
個人的には、伊吹萃香の「ミッシングパープルパワー」のイラストが、魔理沙の指摘が良く理解できるもので、思わずニヤッとしてしまいました。
(現実の)著者のZUN氏は、あとがきの中で、この本は有用さ(攻略や資料集など)をできるだけ排除して、
- 普段は本棚に入れておいて、偶に眺めたりして心の糧となる
- ただ弾幕好きとして持っていたい本
を目指した、と書いていますが、その狙いは確かに達成されていると感じられます。
また付属CDに収録されている2曲は、ちょっと渋い雰囲気でり、個人的に非常に好みの作品でした。
私は「東方」の公式書籍の付属CDではこれまで、
のものを聞いていますが、今回の「グリモワール」での曲が最も気に入っています。
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