購入の背景

数年前に、中国の自動車会社「BYD」について調べている中で、同社の出資者となっているウォーレン・バフェット氏の名前を初めて目にしました。

その後ウィキペディア等で調べてみると、投資の手法は(ゲーム的ではなく)道理に適った王道、そして莫大な資産を持っているにも拘らず質素な暮らしをしており「オマハの賢人」と呼ばれているとのことで、どのような人間なのか非常に興味を惹かれました。

そのうち氏に関する書籍を読んでみたい、とは思っていたものの、なかなか本を購入する踏ん切りがつかずにいましたが、2012年5月に、AppleのAppStoreで電子書籍アプリ「ウォーレン・バフェット 賢者の教え」が、発売セールで85円で販売されているのを発見。

「これは絶好の機会」と思い、直ぐに購入しました。


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電子書籍アプリ「ウォーレン・バフェット 賢者の教え」の表紙

電子書籍アプリ「ウォーレン・バフェット 賢者の教え」の表紙(1ページ目)。

この電子書籍は、2011年6月に発売された紙版書籍「ウォーレン・バフェット 賢者の教え 世界一投資家 思考の習慣」が底本とのことです。


電子書籍「ウォーレン・バフェット 賢者の教え」の3ページ目

書籍の裏表紙といった感じで、内容の紹介が記載されている3ページ目。


電子書籍「ウォーレン・バフェット 賢者の教え」の4ページ目(本編)

4ページめから書籍の本編。

右写真は文字の大きさ等がデフォルト設定で、画面上部をタッチしてメニュー等を表示させた状態です。

総ページ数は534と膨大に見えますが、実際には1ページの文字数が少なく、非常にサクサクと読み進めることができます。


電子書籍「ウォーレン・バフェット 賢者の教え」の目次

メニューから目次を表示させたところ。

各節はバフェット氏の「名言」が見出しとなっており、節の内容を思い出しやすくなっています。


しおり一覧

これは同じくメニューから「しおり」を表示させたところです。

このアプリでは、読者が自分

  • 「ブックマーク」(ページ単位)
  • 「マーカー」(文章内の任意の範囲)

をチェックすることが可能で、この「しおり」画面でその一覧を表示することができます。
(※右写真では「ブックマーク」が無く「マーカー」のみ)

勿論各項目をタッチすると、該当ページに直接ジャンプすることができ、内容を再確認したい、と思ったときに非常に便利です。


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読んだ感想

購入後は引き込まれるように、1〜2日で1度読み終わり、その後も触発を受ける目的で、折に触れて読み返すようにしています。


書籍の構成としては、ひたすら各節でバフェット氏の「名言」を見出しとしてその解説が書かれている、というものですが、この解説では、その発言がなされた当時の時代・市場、またバフェット氏自身の状況や関連する過去の経験などが、読みやすく且つ丁寧に記述されています。

これにより単なる「格言」の寄せ集めでは無く、バフェット氏の人物像をかなり身近に感じることができ、氏が持っている視野の広さ・目の高さ・合理的な思考と判断が、高い説得力で身に迫って感じられます。

そして、氏は決して完璧な人間ではなく、これまでに失敗も幾つも犯していることもしっかり書かれており、説得力に拍車をかけています。

このように筋の通った人物が、世界トップクラスの投資家として存在し活動を続けているというのは、社会的に大きな救いであり、投資をやっていない人にとっても、成長のために自分自身を「経営」する考え方を学び触発を受ける、という意味で、小さくない価値を持つ書籍だと思います。


電子書籍アプリとしては、本文の表示は非常に見やすく、ページめくりもスムーズで良好です。

ただ、蛍光ペンのように文章に線を引ける「マーカー」機能は、便利ではある一方

  • iPod touchの小さい画面だと、タッチした指先でマーカーの起点にしたい場所が隠れてしまい、ちゃんと引き始めができているかは指を動かしてみないと確認できない。
  • 線を引きたい箇所がページをまたいでいる場合、繋げて1つの「マーカー」とすることはできず、ページの切れ目で一旦区切らなければならない。(マーカーが2つになってしまう)

との点が使いづらいのは、ちょっと残念です。 


ともあれ、(セール価格とはいえ)このような書籍が100円以下で買える場合がある、というのはAppStoreの非常に大きな魅力だと思うので、今後も同様に魅力ある電子書籍の発売が続くことを、強く期待したいです。


※の底本(紙版書籍)の検索結果:


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