2012年3月半ば頃にネットのニュース記事で、iPhone/iPad/iPod touch向けの電子書籍アプリ「稼いでいる人が20代からしてきたこと」が、期間限定で85円で販売されていることを知りました。
書籍のテーマにも興味を引かれたことから、早速購入して読んでみました。
2012年3月半ば頃にネットのニュース記事で、iPhone/iPad/iPod touch向けの電子書籍アプリ「稼いでいる人が20代からしてきたこと」が、期間限定で85円で販売されていることを知りました。
書籍のテーマにも興味を引かれたことから、早速購入して読んでみました。
iPod touch(第4世代)で表紙を表示。
(※ページ数表示やインジケーター等も表示させています)
表紙をめくり、本文1ページ目を表示。
デフォルト(文字サイズ「20」)でのページ数は526pと、かなり多いように見えますが、実際には1ページあたりの文字数は少ないため、さくさくと読み進めることができます。
私は1〜2時間で1回読み終わりました。
目次の一部を表示。
本書の著者は
の3名となっていますが、どの著者がどの項を執筆したのかは特に明記されていません。
本書では、ビジネスマンを
の2種類に分類。
各々を対象に行った調査結果から、その属性や普段の取り組み等における異なる点が、ひたすら解説されています。
(年収600万円台を「稼げていない」という時点で何か鼻につくが、それはさておく)
個人的にこの手の自己啓発本については、示されている指針が非常に多く細かいため、「結局何を中心に据えればよいのか?」という点が非常に曖昧、というイメージが強いですが、本書も残念ながらその例に漏れないと感じます。
特に、前半部分で多く記述されている精神的な心構え・姿勢については、「こういう状態が優れている」という指摘は並んでいるものの、では「それができるようになるためには何に取り組めば良いのか?」ということは示されていない場合が多く、まあこの手の本はこんなものだろうな、という印象です。
能動的な意識・努力で自分を思ったように変えられるのであれば、誰も苦労はしません。
ただし後半部分では、
について具体的なコツや解説が詳しく書かれており、それらの点は非常に触発になりました。
読者自身が自己研鑽として行ってきたことの補強(再確認・整理)、そして新しい角度からの努力の方法を取り入れる、という意味では、価値が大きい内容だと感じます。
ということで私としては、前半と後半で内容に対する賛否の差が大きいですが、本書の「おわりに」の中で
との記載があるので、内容を鵜呑みにせず、あくまで判断材料のひとつとして読む、というのが、まっとうな読み方であると思われます。
尤も、自分の中でその判断基準をどのように作っていくのか、というのは、結局は個人のセンス任せになっており、その点で本書も非常に物足りないとは思いますが。
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