パッケージ

「Silverlit Enzo Ferrari」のパッケージ前面

「Silverlit Enzo Ferrari」のパッケージは、白が主体で清潔感のあるデザイン。


パッケージの扉を開ける

箱の前面は扉のように開き、製品解説とパッケージ内の本体が表れます。


パッケージ後面

後面の記載は、前面扉内とほぼ同じ内容(製品の特徴紹介)です。


パッケージ横面1

側面には、対応するiOS端末がズラッと列記。


パッケージ横面2

もう一方の側面には、「1:16」とのスケール表示があります。


パッケージ底面

底面には、メーカーの住所や製品の注意事項などが記載。(もちろん全て英語)

また、フェラーリのライセンスシール?も貼付されています。


説明書と保証書

付属の保証書と説明書(英語版と日本語版の2種類)。

説明書は字が小さく、また翻訳による堅苦しさも少しあるものの、製品の特徴・機能は十分に理解できます。


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ラジコンカー本体

「Silverlit Enzo Ferrari」本体

車体のサイズは、長さ27cm・幅12.5cm・高さ7cmというところで、結構なボリュームがあります。

私は車の模型に興味が無いため、詳しいことは判りませんが、実際に見て手に取る限りでは、普通に綺麗で良く出来ており、品質は高いと感じます。

またボディーは意外に丈夫であり、走行時にちょっとぐらい障害物に激突したぐらいでは、破損することは無いと思われます。(傷も意外に付かない)

ちなみに、写真ではサイドミラーが畳んだままですが、実際はちゃんと可動して開きます。


車体底面の電池収納部

電源となる電池(単三型4本)は、車体の底にセットします。


電池をセット

電池をセットした状態。

実際には勿論、このあと蓋を閉めます。

(※この写真は走らせた後に撮影したものなので、タイヤが汚れてしまっています。)


ヘッドライトを点灯

後述する専用アプリでは、走行だけでなく、車体のライトを点灯させることもできます。

これは、暗闇の中でヘッドライトをオンにした状態で、小さいライトながらも、ちょっとした懐中電灯ぐらいの明るさはあります。


ハザードランプを点灯

こちらはハザードランプを点灯中。(※実際は点滅しています)

ちなみにウインカーも備わっていますが、そちらはステアリング操作に連動して自動で点滅します。


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コントロール用アプリ

iPod touchでBluetooth接続

説明書によると、まずiOS端末本体(ここではiPod touch(第4世代)を使用)の「設定」で、Bluetooth接続をオンにします。

その後にラジコンカー本体の電源を入れ、端末側で検出されたら、表示名をタップして接続します。

ただ、私がBluetoothに不慣れで勝手が判らないこともありますが、実際にはいまいちスムーズに接続できず、手順を2〜3回やり直してようやく繋がる場合が結構あります。


専用アプリのメニュー画面

無料の専用アプリは、App storeで「Silverlit」で検索すると見つかりますが、英語名の候補が多数表示されるので、「Enzo Ferrari」とあるものを注意して探し出す必要があります。

これはメニュー画面ですが、「INSTRUCTIONS」でBluetooth接続や車両操作の動画(YouTubeに掲載)を見ることで、使用時のイメージは掴めると思います。


ジョイスティック画面

ラジコンカーの操縦モードは「ジョイスティック」と「ジェスチャー」の2種類があり、メニューの「OPTIONS」内で選択できます。

右写真は「ジョイスティック」モードの操作画面で、左レバーで前後・右レバーで左右という、昔ながらのラジコンのプロポを模した形式です。

ただ、タッチパネル画面に実体的なレバーは当然なく、指の感触で入力の度合いを判断できないので、手元(画面)を全く見ずにラジコンカーを操作するのは、相当に困難だと思われます。


アイドル位置を設定

もう一つの操作モード「ジェスチャー」では、まず最初に、車体停止(前後進オフ)時の端末の角度(アイドル位置)を設定します。

基本は好きな角度に決めれば良いはず・・・ですが、実際には(車のハンドルのように)傾斜をつけた位置で設定した場合、一休みする際に(次の操作画面右下にある「STOP」ボタンを押さずに)端末をテーブル等に置くと、突然猛烈に前進に入ってしまい、パニックを起こします。

じゃあ端末を水平にして、その状態をアイドル位置に設定しておけば良いのでは・・・と思い、試してみましたが、そうすると今度はステアリング操作が効きません。(どうやらステアリング操作にも、端末の垂直方向の位置変化?角度変化?が必要らしい)

タッチパネル・ジャイロ機能搭載の端末によるラジコンカーというのは、確かに目新しかったですが、実用上は正直、あまり良いものとは感じられません。


ジェスチャーモードの画面

ジェスチャーモードの画面。

このモードをメインで使う場合は、先述の通り、右下の「STOP」ボタンの使用を、確実に習慣化する必要があると思います。

またジョイスティックモードも同じですが、画面内には他に

  • ウインカー
  • ハザードランプ
  • ヘッドランプ
  • クラクション
  • トリム調整(直進操作時の曲がりを矯正する機能)のゲージ
  • 前後進の入力強さゲージ(左右端の縦)
が備えられており、ライトのオンオフをするだけでも結構面白いです。

ただ画面上部のメーター等は、実用的な意味は無い飾りのようです。


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使用感

2013年の冬に「iOS端末で動かせるラジコンカーがある」ことを知り、子供時代に強い興味があったもののラジコンカーを持ったことが無かった私は、非常に好奇心を刺激されました。

幸いお金に多少余裕があったので、この機会に買ってみようと決意。

同種の製品でよりコンパクトな「ZEN Wheels MicroCar」と、どちらにするか悩みましたが、車体のバランスが実車に近いことから今回は「Silverlit Enzo Ferrari」に決めました。

購入時期は2013年12月で、「Mac専門の秋葉館楽天市場店」さんで購入し、当時の販売価格は7124円でした。


狭い室内には全く向かない

YouTubeのレビュー動画は事前に幾つか見ていましたが、実際に走らせてみると、ラジコンに全く不慣れな私にとって、スピードは想像以上でした。

車体の大きさと合わせて、あくまで家が広い海外向けの製品、ということだとは思いますが、仮に6畳分のスペースがあったとしても、十分にスピードを出した場合は8の字走行がやっとでは、という感触です。

かと言って、低速でちびちび走らせようとしても、入力の大きさに対してスピードの上昇が急なので、低速での微調整は難しいです。

そのため、狭い室内で走らせるには全く不向きであり、結局購入後は1ヶ月も使わず、その後1年ほど放置しました。

当ページの作成時(2015年1月)にネット通販で検索してみると、私の購入時(約1年前)と比べて販売ショップは激減しており、基本的に家が狭い日本では人気を得られなかったことが推測されます。


操作が非常にしづらい

先にも書きましたが、タッチパネル端末でのジェスチャーコントロールは一見目新しいものの、動作のニュートラル位置(特に前進・後進)には感覚的に基準になるものが全くなく、端末の扱いにより、突然予期せぬ動作を起こすことがあります。

その点では「ジョイスティック」モードだと安心できますが、こちらもやはり実際のプロポと違い、レバーの手・指による感触が全く無いので、操作の範囲や入力の度合いを非常に確認しづらいです。(端末の画面を、視界に入れておく必要がある)

結局、タッチパネル端末でラジコンカーを操作することの利点は、「普段使い慣れている端末で手軽に操作できる」こと以外には感じられず、この点は非常に期待はずれでした。

またこの製品の場合、iOS端末が無ければ動かせず、端末の故障時などは不安です。
その点でも、普通のプロポで動かすラジコンのほうが、長く遊ぶうえでは良いと思います。

やはりラジコンカーは、昔ながらの方式が一番合理的なのかもしれません。


品質は良いと思う

難点を先に挙げてしまいましたが、ミニチュアとしての高級感や、車体の丈夫さなど、ラジコンカー本体の品質自体はかなりしっかりしており、メーカーの実直な姿勢が伺えます。

取り扱いショップが激減した今は、価格が跳ね上がっていますが、少なくとも私の購入価格(7000円台で購入)は、品質に対してかなりの割安だった感触です。

当ページを作るに当たって約1年ぶりに触りましたが、実際に少しでも動かしてみると、やはり「離れたものを操作する」ことの面白さは味わえるので、今後はちょびちょびいじってみたいと考えています。


※ネット通販で検索:楽天市場


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更新履歴

  • 2013/1/7Wed:アップロード

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