今回の製品は、私が使用しているデスクトップPC(日立「FLORA 330W DG4」、OSはWindows2000)のHDD(40GB)の空き容量に不安が出てきたことから、データのバックアップ用として、2009年10月に楽天市場のショップ「アーキサイト@ダイレクト」で、増設メモリと同時に購入したものです。
販売価格が安かった(当時5,000円)こと、また販売ページの記載で対応OSにWindows2000が含まれていたことが、購入の決め手となりました。
(※ただし、対応OSについては後述しますが、製品に記載されている仕様ではXPとVistaのみとなっています。)
「ESW860」のパッケージ前面。
低価格品であるためか、パッケージのデザインは洗練されているとは言い難いですが、廉価品としての親しみやすさも感じるものです。
パッケージの上面。
本体のコンパクトさ(厚さ17.6mm)にUSBバスパワー駆動、接続・設定の簡単さ等、製品の特徴が記載されています。
パッケージの側面。
パッケージ内容の一覧、また付属ソフトウェア「NERO」の内容も記載されています。
もう片方の側面。
こちらは、製品仕様が記載されています。
ここで、対応OSがWindowsXPとVistaと記載されています。
しかし私が購入した当時の販売ページ(現在は存在しない)の記載では確か、2000も対応OSに入っていた、と記憶しています。
(それが購入理由の1つとなっている)
そのため、製品が手元に来てから箱の記載を見て、「Windows2000では」一瞬血の気が引く思いがしました。
尤も結局は、面倒くさかったのと、私のPCでもとりあえず動作はすることが確認できたので、ショップへの問い合わせはしませんでしたが。
ともあれ、ある程度名前が知れているメーカーのものではない製品の場合は、購入前にショップ側に動作環境を確認しておく必要がある、と感じたものです。
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対応OSに不安を抱きながら、まず蓋を開けてみます。
内容物(DVDドライブ本体、ケーブル等)は、このように発泡スチロールと組み合わせられて保護されていました。
内容を個別に見ていきます。
まずは、DVDドライブ本体とUSBケーブルです。
このように、両方とも袋に入った状態でした。
DVDドライブは実際に見ると、そのコンパクトさ(特に薄さ)に驚いたものです。
説明書と保証書、ソフトウェアCD-ROMです。
この製品は、箱にはメーカー名は記載されておらず、説明書で初めて「恵安」の名前を見ることができます。
(※ただしメーカーの連絡先は、説明書にも記載されていません。)
また説明書に掲載されているWindowsの画面写真は、中国語表示となっています。
(セブンワン
楽天市場店)
ちなみに今回調べてみたところ、このDVDドライブ「ESW860」は、Acerのネットブック「Aspire One」のオプションとしても販売されているようですが、メーカーがどのような扱いとなっているのかは分かりません。
(参考:日本エイサー Aspire one [アスパイア・ワン]|世界でいちばん売れているエイサーのネットブック、アスパイア・ワン。)
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いよいよ、「ESW860」の本体を見てみます。
本体はほぼ全てが黒で、シンプルな外観です。
前面のトレイ取り出し部。
中央には四角いランプ窓があり、動作中に点灯します。
その右にはイジェクトボタンが配置されています。
ただ本体が軽いので、イジェクトボタンを押すには本体を手で抑えておく必要があるのは、意外な難点でした。
(それほど困るわけでは無いですが)
本体の後ろ側。
USBケーブルの接続端子と、ACアダプタの接続用プラグが備えられています。
ただ、この製品はUSBバスパワー駆動なので、ACアダプターは付属しておらず、私はACアダプターを接続して使用したことはまだありません。
(丁度良いアダプタを持っていなかったこともある)
本体の底面。
ラベルが貼られており、「MADE IN CHINA」の記載があります。
入力電力については、DC5V・2Aとなっています。
付属のUSBケーブル。
電力供給を行うため、PCとの接続側はプラグが2つ用意されています。
ケーブルをPCに繋いだ状態。
写真では、「FLORA 330W DG4」の前面のUSB端子2つに接続しています。
ただし実際の使用では、ここに繋ぐとドライブは正常に動作せず、背面のUSB端子に繋ぐと何とか動作します。
原因は不明ですが、PCの前面側端子に来るまでに電圧が降下している、ということは有り得るんでしょうか?
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(付属ソフトウェア)
付属CDに入っているソフトウェア(NERO云々)は、私のPCではインストールに30分ほどかかりました。
またインストールしたソフトの動作も重く、加えてソフトを立ち上げていないときも常駐しているのか、通常は全く動作に問題の無いゲームソフト(「東方紅魔郷」など)を動かすと、もの凄くぎこちない状態になります。
そのため、インストールして間も無く、アンインストールしたもので(アンインストールにも20分ぐらいかかった)、ソフトの使い勝手は検証していません。
(DVD-Rへの書き込み)
上記の通り、付属ソフトウェアを入れることは断念したので、代わりにフリーウェアの「CDBurnerXP」を入れ、これまでに5〜6枚程度ですが書き込みを行っています。。
ただ、Windows2000で使用しているためなのか、動作に難があり、例えばドライブにブランクディスクを入れてもなかなか認識しないことが多かったです。
とりあえずはディスクを認識してしまえば、書き込みは問題無く行えます。
もう一つ、「CDBurnerXP」は日本語表記も可能となっていますが、私の使用環境では肝心の部分(書き込んだディスクを追記可能にするか、等の選択場面)で表記が文字化けしてしまいます。
そのため、表示言語はデフォルトの英語にしておけば、正常に内容を読み取れて安心だと思われます。
(DVD-Rの読み込み)
データを書き込んだDVD-Rの読み込みも、いまいち上手くいかないことがあります。
原因はよく分かりませんが、今のところは
- ディスクの読み取り面に埃がついている
- ドライブの入力電圧が不十分
- Windows2000での使用
といった点を考えており、特に埃の付着が最大の原因という気がしています。
(DVD-Rの読み取り面は埃がつきやすいので)
入力電圧の不足については、今後ACアダプターを接続して使用することで、確認してみたいと思っています。
また、読み取りが正常にできる場合も、入れたディスクを認識してファイルが利用可能になるまで、10秒以上かかります。
(一度認識してしまえば、ファイルを開くスピードはまあまあ)
(DVDビデオの閲覧)
私のPC(「FLORA 330W DG4」、Windows2000)では現在、
と、DVD閲覧用にフリーウェア2つを入れていますが、これで通常のDVDビデオの再生は、問題無く行えています。
(動作音)
私が、スピーカー(モニターに内蔵)の音量を普段から小さくしていることもあるとは思いますが、ディスクの読み取り中はファンが回るような音がし、結構な大きさに感じます。
ただ、うるさい機械音では無いので、それほど不快にはなりません。
(本体の強度)
薄くコンパクトな本体を実現しているためか、特にディスクトレイ部分に華奢な印象があります。
とはいえ現状では、特に破損などの不都合は生じていません。
(私の使用頻度が高くない、ということも有るとは思うが)
やはりWindows2000のPCで使用しているためか、特にデータディスクの書き込み・読み取り時の操作で安定感に欠けるところがありますが、とりあえず使用できないことは無い、といった感触です。
約5,000円の価格で、しかもフリーウェアのみで使用していれば妥当、というところでしょうか。
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