「LAN-WN11/U2DS」購入の背景

管理人はパソコンでのインターネット接続方法として、イーモバイルの通信端末「D02HW」を約3年使用してきましたが、どうも通信端末の動作が(ユーティリティを含めて)PCの動作を重くする要因の1つになっているのでは、と感じることが多くなっていました。

2011年の初め頃に「改善の方法はないものか?」と考え始め、そのちょっと前(2010年12月)にCoviaのモバイルルーター「CMR-330」を購入していたことから、PCでのネット接続においても、通信カード「D02HW」をルーター「CMR-330」に繋いでおき、PCには無線LANアダプタを接続して子機として使えば、動作を少しでも軽くできるのでは・・・と素人考えを起こしました。

早速amazon.co.jpで早速手ごろな製品を探してみたところ、USB接続の小型無線LANアダプタでは、数百円〜と非常に安価な製品があるのを発見。

それらのメーカーサイトや購入者レビューを見つつ、Windows2000で使用でき(※当時はまだ、自分のパソコンにWindows XP Professionalを入れる前だった)、かつできるだけ動作が安定しており使いやすそうな製品を探した結果、ロジテック社の「LAN-WN11/U2DS」が比較的良さそう、と判断し、2011年2月末に「AmazonBasics」の低価格LANケーブルと一緒に購入したものです。(商品の受け取りは3月初め)

ちなみに、「LAN-WN11/U2DS」の購入時の価格は816円でした。


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「LAN-WN11/U2DS」のパッケージを見てみる

パッケージ前面

ロジテックの無線LANアダプタ「LAN-WN11/U2DS」のパッケージ前面。

透明プラスチックケースの中に、台紙や付属品・製品本体が収められている形式ですが、何故か透明ケースの一部(本体が見える部分)に、アダプタ本体を覆う幅で透明ビニールケースが貼られていました。

透明ケースのアダプタ本体が収まる部分は、前面からちょうど浮き出たかたちになっているので、おそらくこのテープは万一の破損を防ぐためのもの・・・かと思われます。


パッケージの裏面

パッケージの裏面には、製品の特徴・機能や各種仕様などが記載されています。

この製品は、デフォルトではニンテンドーDSのアクセスポイントとして使う(パソコン側を親機とする)設定がされており、説明書きにもDSのイラストが掲載されています。


パッケージの側面

パッケージの側面。

「150Mbps対応」と、通信速度の速さをアピールする記載があります。


パッケージの上側

パッケージを上から見たところ。

ここはメーカーや製品名以外、特別な記載はありません。


パッケージを開封

パッケージは、裏側一面がふた状になっており、セロテープで留められているこの蓋を開けると、中身を取り出すことができます。


背面の台紙と説明書・CD-ROMなど

まず背面の台紙(厚紙)を取り出してみると、台紙は2つ折りになっており、間には説明書やCD-ROMなどが挟められていました。


セット内容01(説明書など)

製品のセット内容のうち、説明書など紙の印刷物を並べてみました。

写真の左上はパッケージ背面の台紙で、その右は、本製品の機能や最初のセットアップ方法が記載されている「かんたんセットアップ」。

左下は、各種の注意事項や本体各部の名称などが記載されている用紙「はじめにお読みください」で、その右のシールには、(私にはよく分かりませんが)電波使用の法律に関すると思われる解説が書かれています。

また、写真撮影時には並べ忘れていましたが、はがき大の大きさのメーカー保証書も同梱されていました。


セット内容02(無線LANアダプタ本体など)

こちらは紙以外の内容物を並べたところ。

左はユーティリティやドライバが入ったCD-ROMで、右上は「フレキシブルUSBケーブル」、そしてその下が無線LANアダプタ「LAN-WN11/U2DS」の本体です。

ネットで製品写真を見て、その小型さは承知していたつもりでしたが、実際に見てみると改めて小ささに驚いたものです。


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「LAN-WN11/U2DS」の本体を見てみる

「LAN-WN11/U2DS」本体の前面

無線LANアダプタ「LAN-WN11/U2DS」の本体前面。

前面・・・というのもちょっと妙な気がしますが、メーカー名のロゴ等が記載されている面です。

中央には通気口と思われるスリットがあり、また右上端には動作状態を示す小さいLEDランプが備えられています。

USB接続用のコネクタは、左側のキャップを外すと現れます。


「LAN-WN11/U2DS」本体の側面

本体の側面。

初めて見たときには、何か粒々の駄菓子が入っているケースか、と思ったぐらいのコンパクトさです。


「LAN-WN11/U2DS」本体の裏面

本体の裏面。

製品の型番の他、通信に関する仕様やデータが記載されているようですが、正直私は未だによく理解していません。


「LAN-WN11/U2DS」本体の尻側

本体のお尻(?)の面。

丸い透明シールが貼られていますが、やはり私には何を意味しているのか分かりません。


「LAN-WN11/U2DS」のキャップ側

一応、キャップの頭も写してみました・・・が、ここには何もないです。


キャップを外した状態

キャップを外した状態。

USBコネクタと本体の対比から、無線LANアダプタ本体の小型さを改めて感じます。


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「LAN-WN11/U2DS」のユーティリティとドライバをインストール

ロジテックの無線LANアダプタ「LAN-WN11/U2DS」のセットアップメニュー

無線LANアダプタ本体をPCに接続する前に、付属のCD-ROMから、PCにドライバとユーティリティをインストールする必要があります。

CD-ROMをPCのドライブにセットすると、このようなメニューウィンドウが開きます。

ドライバとユーティリティのインストールは、左の丸い部分をクリックすると開始されます。

ちなみに、製品に付属している「かんたんセットアップガイド」、また詳しい説明が記載された「ユーザーズマニュアル」のPDF版も、このCD-ROMに入っており、このウィンドウで右側のメニューをクリックすると閲覧することができます。


ドライバとユーティリティのインストールを開始

ということで、早速インストールを開始します。

セットアップメニューの該当リンクをクリックし、インストールの準備が整ったところで「インストール」のボタンを押し、ちょっと待つと、


ドライバとユーティリティのインストールが終了

インストールは終了します。

当ページの作成時点(2011/9/8)では既に記憶がおぼろげですが、インストールにはさほど時間はかからなかった気がします。


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「LAN-WN11/U2DS」本体をPCに接続

ロジテックの無線LANアダプタ「LAN-WN11/U2DS」をPCに接続

ドライバとユーティリティのインストールが完了したところで、早速「LAN-WN11/U2DS」本体をPCに接続してみます。
(蛇足ですが、隣に接続しているのはELECOMのUSBゲームパッド「JC-U2912FSVD」の端子

PCに接続すると、本体右上のLEDが緑色に点灯します。

このLEDが点灯しっぱなしの場合は、電波出力がオフの状態で、無線LANルーターと正常にリンクした場合には、通信状態に応じてこのLEDが点滅します。


フレキシブルUSBケーブルを使って接続

これは、付属の「フレキシブルUSBケーブル」を使って接続した状態です。

このケーブルは単に電気が流れるだけでなく、硬くて形状を保持できるようになっています。

ルーターとの電波の送受信状態が良くない場合に、できるだけ条件の良いポジションを探して、キープしたい場合に使用する・・・ということでしょうか。

また、PC本体のUSB端子が隣り合い込み合っている場合にも、(LANアダプタの本体が小さいことから)このフレキシブルUSBケーブルを使うことで、取り外しがしやすくなります。


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「LAN-WN11/U2DS」のアクセスポイントモード

アクセスポイントモードでのタスクバー上のアイコン

先述したとおり、この製品はデフォルトではニンテンドーDS用アクセスポイントとしての設定がされているので、最初に接続したときには「アクセスポイントモード」となっています。

上の画像では、タスクバーの左端のアイコンが、白い「A」と段々になった縦棒3本になっており、これが「アクセスポイントモード」であることを示しています。

ただしここでは、イーモバイルのデータ通信端末をPCに接続していないため、実際にはアクセスポイントとして機能していません。


「アクセスポイントモード」のアイコンの右クリックメニュー

このアイコンを右クリックすると、このようなメニューが現れます。

一番上のメニューをクリックすると、アクセスポイントモードでのユーティリティ(APユーティリティ)を起動。

真ん中をクリックすると、PC側を子機として使用する「クライアントモード」に切り替えることができます。

一番下の「終了」は、本機の使用を終了したいときにクリックするものです。
(一旦終了しても、ウィンドウズのスタートアップメニュー内の「すべてのプログラム」から起動可能)


ここからは一応、APユーティリティの各タブのキャプチャー画像を掲載します。

ただし私は、パソコンをモバイル機器のアクセスポイントとして使う気が全く無いため、本製品の購入時(2011年2月末)〜当ページの作成時点(同年9月初め)まで、アクセスポイントモードは使用したことがありません。

そのため、APユーティリティの設定については全く分からないので、画像についてのコメント等は書かず(書けず)、タブ名を記載するのみとさせていただきます。

APユーティリティの「設定」タブ

これは「設定」タブです。


APユーティリティの「アクセスコントロール」タブ

これは「アクセスコントロール」タブ。


APユーティリティの「MACアドレステーブル」タブ

これは「MACアドレステーブル」タブです。


APユーティリティの「バージョン」タブ

これは「バージョン」タブ。

これについては、本製品の購入後に、メーカーのサイトからユーティリティやドライバをダウンロードしてアップデートしたので、日付が購入・インストール時のものよりも新しくなっています。


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「LAN-WN11/U2DS」のクライアントモード

「クライアントモード」のアイコン

先に書いたとおり、「アクセスポイントモード」のタスクバーアイコンの右クリックメニューから、機能を「クライアントモード」に切り替えることができます。

上の画像はクライアントモードでのアイコンで、今度は絵が携帯電話のような形式になっています。


「クライアントモード」の右クリックメニュー

アイコン上で右クリックすると、「アクセスポイントモード」のときと同様にメニューが現れます。

一番上の「クライアントモードの起動」をクリックすると、「クライアントユーティリティ」が立ち上がります。

上から2つ目は、正直良く分かりません。

3つ目(下から2番目)をクリックすると、「アクセスポイントモード」に切り替えできます。

一番下の「終了」では、本機の使用を終了できます。


ここからは、「クライアントユーティリティ」の各メニューのキャプチャー画像を掲載していきます。

ただし例によって私に知識が殆ど無く、まともなコメントは書けないので、ご了承ください。

「クライアントユーティリティ」のウィンドウ

「クライアントユーティリティ」を立ち上げると、このようなウィンドウが開きます。

これは「AP一覧」のタブで、アクセスポイントのリストが表示されていますが、画像では私が使っている「covia」の他に、何故かもう1ヶ所が表示されています。(原因は不明)


「クライアントユーティリティ」の「AP一覧」で下半分を表示

先のウィンドウの右下隅にあるボタンをクリックすると、このように通信状態に関する情報を示す部分が、下に現れます。

私は無線LANについて非常に疎いので、記載されている内容の意味は大部分が判りませんが、右下のグラフはリアルタイムで変化し、視覚的に面白いです。


「クライアントユーティリティ」の「プロファイル」

これは「プロファイル」ですが、画像のキャプチャー時には「電波ON/OFF」をクリックしていたので通信が切断されており、何の情報も掲載されていません。

ちなみにこのユーティリティは、どうも動作が不安定で、何故か各メニューをクリック出来るときと出来ないときがあります。

(正直未だに、この製品の挙動を十分に掴めていない)


「クライアントユーティリティ」の「QoS」

これは「QoS」。


「クライアントユーティリティ」の「WPS」

これは「WPS」。

接続方法「WPS」に関するメニューですが、何故か私の使用環境では、メニューアイコン自体がクリック不能になっていることが殆どです。


「クライアントユーティリティ」の「バージョン」

これは製品のバージョン確認画面で、アクセスポイントモードのものと同じ内容です。

(※ただし当ページの掲載画像はキャプチャー時期が異なっているので、バージョンの数字も異なっています。)


電波の送受信が不可能な場合の「クライアントモード」アイコン

本機による電波の送受信が不可能な場合には、「クライアントモード」アイコンはこのように赤色になります。

私の使用環境では、PCの立ち上げ後に本機を接続した場合に、正常に稼動せずこの状態のままになることが多いです。
(※画像ではルーター側(Coviaの「CMR-330」)を起動させていませんが、ルーターが既に動いている場合でも、これと同じ状態のままになることが多い)

正直まだ使用回数が少ないこともあり、この無線LANアダプタの挙動は、未だに良く分かっていません。


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「LAN-WN11/U2DS」を使用した感想

最初にも書いたとおり、この製品は2011年2月末に購入したものですが、実は当ページの作成時点(同年9月上旬)まで、クライアントモードのみで数えるほど(10回未満)しか使用していません。
(アクセスポイントモードでは使ったことが無く、また今後も使うつもりは無い)

その最大の理由として、動作がかなり不安定だったことがあります。

具体的には、写真を掲載したように、PC(日立の「FLORA DG330W4G」)の前面のUSB端子に繋いで使用していましたが、使用を始めた当初は非常に安定してインターネットに接続できるものの、30〜40分もするとルーターとの接続が途端に途切れ途切れになり、まともに使えなくなってしまうことが毎回起こりました。

このときに「LAN-WN11/U2DS」本体を手で触ってみると、かなり熱くなっており、この発熱が動作不安定の原因なのでは?と想像しましたが、確かめる方法も無いので断定はできません。


ともかくそのような状況のため、「わざわざ無線LANルーターを別に立ち上げてまで使用する意味は無い」と判断し、当ページの作成時点まで、数回しか使用していませんでした。

・・・しかし今回試しに、付属の「フレキシブルUSBケーブル」を使ってPC後面のUSB端子に接続して使用してみたところ、数時間経っても問題無くインターネット接続が行えました。(本体の発熱は、前面に接続していたときと同程度)

思い当たることとして、PC用外付けDVDマルチドライブ「ESW860」の当初の使用時に、PC本体前面のUSB端子に繋いだ場合、正常に動作しない(ディスクの読み込みが始まらない)ことが非常に多かったですが、PC後面に接続すると、ほぼ毎回正常に稼動するようになったことがあります。

PCに関して私は非常に疎いので素人考えですが、PC本体のUSB端子からの電力供給が、前面と後面で差がある(後面のほうが電源に近いので安定している)のでは?・・・と推測していますが、それが正しいか現状では確かめる方法を知りません。


ちなみに、正常に動いてさえいれば、イーモバイルの通信端末「D02HW」Coviaのモバイルルーター「CMR-330」を用いてのインターネットとの接続は、全く問題無く行えます。

気のせいかもしれませんが、PCの動作も(「D02HW」をPCに直接接続した場合に比べて)僅かに軽くなった感覚があります。

とりあえずは、今後しばらく「LAN-WN11/U2DS」をPCの後ろ側に接続したまま使用してみて、今後も問題無く使用できるかどうか確かめてみたいと思います。
(ユーティリティのほうの挙動についても、何とか掴みたいところ)

・・・ただ私の場合は、まず無線LANについての基礎知識(セキュリティ設定など)を勉強することが必要だとも感じていますが・・・。


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「LAN-WN11/U2DS」の不具合状況のまとめ

(私の使用環境での)動作の問題点を、自分の中でまとまり次第、下記に記述していくことにします。

  • ウィンドウズの「ワイヤレス ネットワーク接続」を一旦「無効」にしてしまうと、再び「有効」にしてインターネットに接続するには、PCの再起動が必要になる。
    (「ワイヤレス ネットワーク接続」を「修復」してみても、無線LANアダプタを取り外して再び接続してもダメ)
    これは、PCをスリープ状態にしたときも同様に起こってしまう。
    つまり、「LAN-WN11/U2DS」を使ってのインターネット接続を継続する場合は、スリープ状態から復帰するたびに、PCを再起動しなければならない。

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