2011年1月末に「ニンテンドー3DS」の予約が開始され、裸眼3D表示が可能という同ハードに強い魅力を感じた私も、(10数年ぶりの新ハード購入として)amazon.co.jp等で予約を試みましたが、アクセス集中によるサイトの重さに、結局予約はできませんでした。
(その後もちょくちょく、少量でも予約受付がされていたようですが、機会を捉えることはできなかった)
そのときにamazonや楽天でDS関係をちょこちょこ見て回っていたところ、ゲームボーイアドバンス用ソフトも使えるということで以前から興味を持っていた「ニンテンドーDS Lite」の取扱いが、(3DSの予約開始直後だったためか)以前よりかなり減っており、また価格も1万円台中盤〜後半に上がっていることに気づきました。(以前見たときは、1万円台前半での販売が結構あった)
私は3DSの購入をほぼ諦めていたこともあり、「GBAソフトを使えるDS Liteを購入できるチャンスは、今後は更に少なくなっていくのでは」と考え、購入を念頭に、手ごろな価格・条件のものを探すことにしました。
その結果、amazon.co.jpのマーケットプレイスで、「クリムゾンブラック」の中古品で、箱や説明書・付属品が殆ど揃っているものが14,700円で販売されているのを発見。
箱・説明書無しでの販売が多い中で、これが最も良い条件と判断し、2月末に購入したものです。
(私はニンテンドーDSを全く使用したことが無いので、説明書などが無いのは流石にきつい、と考えた)
商品が到着。
今回は午前中に注文したところ、当日中に発送メールが来るという迅速さでした。
(商品到着は、私は北海道在住なので、通例どおり2日後だった)
ダンボールを剥がすと、このように本体パッケージが緩衝材でくるまれていました。
緩衝材の隅には「検品済み」を示すラベルが。
(日付が発送当日になっているので、発送直前に検品されたものと思われます)
緩衝材を取ると、「DS Lite」のパッケージの他、納品書と、保証シールに関するメモが入っており、かなり丁寧な取扱いがされていると感じました。。
「ニンテンドーDS Lite(クリムゾンブラック、中古品)」のパッケージ。
実際に見てみると、購入前のイメージと違いかなりコンパクトなので、ちょっと驚きました。
全体としてはつや消しになっていますが、本体写真の赤い部分のみ艶があり、また中央のマークはちょっと浮き出すような加工がされています。
中古品なので、流石に白い部分の若干の変色(焼け)や、色付き部分の擦れが見られるものの、個人的にはかなり良い状態だと感じます。
パッケージの裏側。
こちらも本体写真が掲載されていますが、表側と異なり特別な加工はされていません。
パッケージの蓋部分。
シンプルなロゴが掲載されています。
パッケージ側面の製品情報。
セット内容や、使用可能なカートリッジについて書かれています。
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いよいよ、「ニンテンドーDS Lite(クリムゾンブラック、中古品)」のパッケージを開けてみます。
蓋を開け、中身を取り出してみると、
このように、DS本体や付属品を保護するダンボール製ケースの上に、説明書などが載った状態となっています。
ダンボール製ケースから、「DS Lite」本体とACアダプターを取り出してみます。
この収納は、コンパクトなパッケージ内のスペースを上手く生かしていると感じました。
ちなみに今回の購入品では、(販売ページの注意書きの通り)付属タッチペンは1本のみ、またストラップの付属は無し、という状態でした。
(新品だとタッチペンは2本付属、またストラップも付くとのこと)
尤も、私が使用する限りでは全く問題ありません。
「DS Lite」本体を見てみます。
本体は手にとってみると、結構ずっしりとした感触があります。
カラーリングについては、「クリムゾンブラック」というのがどのようなものなのか、私は正直良く分かっていませんでしたが、本体の蓋部分(閉じたときの上面)が光沢のあるラメ状の赤い加工となっており、他はつや消しの黒となっています。
この赤い部分は、私が想像していた以上に高級感があるものでした。
(※写真では私の部屋の中のものが反射して映りこんでしまい、かっこ悪いのでモザイクをかけています)
折りたたんだ状態での本体前面。
左側には音声ボリューム調整用のスライド、右側にはヘッドホン端子。
そして中央には、GBAソフト用スロットがあります。
(※このスロットは、元から蓋が付属しています。)
同じく、折り畳んだ状態での本体後面。
下部の左右にはL・Rボタン、中央にはDS用ゲームカード用スロット(写真では横長の穴)、その右側にはACアダプタ接続用端子が配置されています。
(カードスロット左側の小さい2つの孔は、通気孔と思われます)
DS用ゲームカードは、スロットに奥まで押し込むと「カチッ」と音がして固定され、外すときはやはり固定状態から押し込むと「カチッ」と音がして押し出されてくる方式です。
本体の裏側は、表面がざらっとした黒いプラスチックです。
(この素材は本体の下半分全体と、上面の内側に共通)
右側にはリチウムイオン電池収納部の蓋、そして中央には、入力電圧や充電池等に関する各種記載があります。
また、写真での上側にはDS用ゲームカード挿入スロット(SLOT1)、下側にはGBAソフト用スロット(SLOT2)が備えられています。
また左側の細長い白い部分は、タッチペンが収納されているものです。
折り畳んだ状態での本体の向かって右側側面。
下の白い部分は収納されているタッチペンの頭の部分で、その右側にスライド式の電源スイッチが配置されています。
同じく、折り畳んだ状態での本体の向かって左側側面です。
こちらには、特にスイッチ等はありません。
本体に収納されているタッチペンを取り出してみます。
このタッチペンは収納時には、頭(尻)の白い部分がDSの本体側にパチッと嵌り、しっかりと固定されるようになっています。
タッチペンの本体はステンレス製とのことで、先端部は尻の部分と同じプラスチック製と見受けられます。
細いので正直、通常のペンよりは持ちづらいですが、以前に購入した中国製Androidタブレット端末に付属のものよりは使いやすいです。
GBAカートリッジスロットの蓋を外してみます。
この蓋は、左右のつばの長さが異なっており、セット時には注意する必要があります。
(正直、私はよく間違える)
本体を開いてみた状態です。
(※上画面の汚れは、製品を見ている際、指で触ったためについてしまったものです)
先述の通り、全体としては表面がざらざらしたつや消しの黒となっています。
スピーカーは、上画面の左右に配置されています。
また各種キーはがたつきが少なく、押した感触もしっくりするものです。
ちなみに今回の購入品では、液晶画面保護シートが貼り付け済みとなっており、この点も購入を決める理由の1つでした。
実際の商品を見てみると、(古いせいか)流石に若干の気泡が入っていました(例えば上下画面の右下隅)が、ソフトの使用中には全く気にならないです。
付属のACアダプターを見てみます。
アダプタ本体は薄くコンパクト・軽量です。
(ゲームボーイアドバンスSPのアダプタと同じぐらい?)
コンセントに差し込むプラグ部分は、回転収納式で、これもGBASPと同様でした。
ACアダプタ本体には、各種仕様が浮き彫りの文字のかたちで掲載されています。
写真はかなり見づらくなってしまいましたが、出力はDC5.2V・mAと記載されています。
同梱の各種書類(説明書など)。
新品ではどのような内容なのか判りませんが、私が見る限りでは(中古品にも関わらず)特に欠品は無いと感じます。
また今回は、ショップによる保証書用シールも同封されていました。
(ちなみに今回の販売者は「ゲームハイカラ」さんでした)
これは付属書類の1つ「かんたんスタートガイド」の冒頭部分です。
初期設定の方法などが非常に見やすく且つ判りやすく解説されています。
こちらは、説明書の目次部分です。
説明書のほうは、流石にかなりボリュームがありますが、やはり見やすさと判りやすさに相当配慮されていることが感じられました。
また、同じく携帯ゲーム機でもソニーの「PSP-3000PB」とはまた違う雰囲気となっているのは、想定ユーザー層が異なっている、ということなんでしょうか。
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本体右横の電源スイッチをスライドし、起動してみます。
右写真のように、健康と安全への注意を促す画面表示が出ます。
この画面は、起動設定を「マニュアルモード」にしていると表示されるもので、下画面をタッチするまでこの状態のままです。
DSLiteを起動するたびに見ることになる表示ですが、動作や操作のレスポンスが速いので、その都度行う操作も、私にとっては特に苦にはなっていません。
付属の「かんたんスタートガイド」を読むと、新品の場合は、初回起動時にチュートリアルで本体設定を行うようになっているようですが、このDS Liteは中古品であるため、初期設定の手順を行うことはできませんでした。
初期表示で下画面をタッチすると、「DSメニュー画面」が表示されます。
上画面にはアナログ時計やカレンダー、各種アイコン(バッテリー残量など)が表示。
一方下画面のメニューでは
・DS用ソフト
・ピクトチャット
・ダウンロードプレイ
・GBA(ゲームボーイアドバンス)用ソフト
・本体設定
等のパネルが表示され、各メニューの選択・操作は、各パネルを選択する(本体コントローラー、または画面タッチによる)ことで行います。
とりあえず、下画面のパネルの機能を順番に確認してみます。
まずは一番上のパネルをタッチし、ニンテンドーDS用ソフト「英語が苦手な大人のDSトレーニング えいご漬け」を起動してみました。
当ページの作成時点(2011/4/14)では、私が持っているDS用ソフトはこの「えいご漬け」のみで、他のソフトは使ったことがありません。
とはいえ、操作は反応・動作が速く、またタッチパネルの動作も非常に良好で、ニンテンドーDSの質の高さをまざまざと感じざるを得ませんでした。
(正直、操作性という点では、中国製の低価格Androidタブレット端末とは天と地の差がある)
次に「ピクトチャット」を起動してみました。
これは本体同士で通信し、画面下の入力領域に文字や手書きの絵を入力してチャットを行える機能とのこと。
入力領域は狭いものの、手書き入力は付属のタッチペンにより快適に行うことができ、チャットを行わない場合でも、気楽にちょっとしたお絵かきを楽しむことができます。
個人的にはこの機能に、DSのタッチパネルの入力機能の快適さを強く感じます。
次に、「本体設定」の画面を確認してみます。
該当のアイコンをタッチして起動すると、画面下にパネル状のアイコン4種が表示されます。
ここでも、タッチ動作は非常に快適です。
(※パネル選択は、本体のボタン(十字キー等)でも行うことができる)
一番左のアイコン「オプションパネル」(ピンク色、スパナの絵)をタッチすると、更に3枚のアイコンパネルが開きます。
このうち、一番上の段のアイコンは「起動モードパネル」で、DS本体の電源をオンにしたとき、
・メニュー画面を表示する
・セットされているDS用ソフトを直接立ち上げる
(※DSカードが挿入されていない場合は、メニュー画面を表示)
のいずれにするかを設定することができます。
真ん中の段の左のアイコン(地球の絵)は「言語パネル」で、タッチすると言語設定画面となります。
選択できる言語は、
・英語
・ドイツ語
・フランス語
・スペイン語
・イタリア語
・日本語
の6種類のようです。
「言語パネル」の右は「GBA表示パネル」で、ゲームボーイアドバンス用ソフトをプレイするとき、上下どちらの画面に表示するのかを選択することができます。
GBAソフトを起動した場合、ゲーム画面が表示されていないほうの画面は、何も表示されず真っ暗のままになります。
(私はまだ、上画面での表示しか試していません)
本体設定画面に戻り、左から2番目の青いアイコン「日付&時刻パネル」を選択すると、やはり3枚のパネルアイコンが開きます。
一番上の段のアイコンは「日付パネル」で、本体のカレンダー機能の日付設定を行うことができます。
後述する時計機能や誕生日設定もそうですが、ゲームによってはこれらの設定が活用されるとのことで、例えば「えいご漬け」では、日々のトレーニング記録用に直接用いられているようです。
中段左のアイコン「アラームパネル」では、アラーム機能の設定(アラーム時刻の設定、アラーム動作の有無)を行うことができます。
ただ私は、当ページの作成時点でアラーム機能を使用したことが無く、その使い勝手(音の種類・大きさなど)を確認していません。
中段右は「時計パネル」で、ここでは本体の時計の時刻を設定できます。
この本体は中古品だったためか、購入時から調整された状態でした。
本体設定画面の、右から2番目のアイコン(緑色)は「ユーザーパネル」。
最上段のアイコンは「ユーザーカラーパネル」で、メニュー画面やピクトチャットの画面の色を変更することができます。
(私は面倒くさいので、初期設定のままです)
中段左のアイコンは「誕生日パネル」で、ユーザーの誕生日を設定しておくことができます。
(※写真ではモザイクをかけているので、ご了承ください)
中段真ん中は「ユーザーネームパネル」。
ここでは、ユーザーのニックネームを設定できます。
中段右は「コメントパネル」で、ここで設定したコメントを「ピクトチャット」で見ることができるそうです。
・・・ただ現在のところ、私はチャット機能を使用しておらず、今後も使うことは無いと思われるので、先のニックネーム設定機能と合わせ、特に必要性を感じていません。
本体設定画面の最後のアイコン(一番右)は「タッチスクリーンパネル」で、選択するとタッチスクリーンの補正画面が表示されます。
これは、タッチ機能の位置のずれ補正を行えるものです。
ただ、当ページの作成時点(2011年4月下旬)では、本体入手から2ヶ月弱であり、またDS用ソフトも「えいご漬け」しか使っていないので、タッチ機能のずれは特に生じていません。
・・・その他、ニンテンドーDS Liteのメニュー画面には
・DSダウンロードプレイパネル(中段右)
・バックライト輝度調整アイコン(左下隅)
も用意されています。
私はダウンロードプレイは利用したことがありませんが、バックライトの輝度調整はアイコンをタッチするだけで簡単に行うことができ、かなり便利だと感じます。
もう1つ、メニュー画面から各機能を起動した場合、そこからメニュー画面に戻る(例えばDS用ソフトを起動している状態から、メニュー画面に戻って画面の輝度を調整する)ということができず、他の機能を起動する場合には一旦本体の電源を切ることが必要になります。
とはいえこのDS Liteは、電源のオンオフ動作が迅速なので、それほど苦にはなりません。
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ここでは、ニンテンドーDS Liteでゲームボーイアドバンス用ソフトを起動してみます。
GBA用ソフトは、本体前面のスロットに挿入しますが、GBAと異なり、このようにカートリッジが出っ張った状態となってしまいます。
GBA用ソフト「スーパーマリオブラザーズ」を起動した状態。
画面は、GBASP(フロントライト液晶)と異なりバックライト液晶なので、格段に明るく、また鮮明に見えます。
比較対象としてどうかと思いますが、私が先に購入・使用している「携帯型のファミコン互換機「Pocket Boy FC-360」と同様の鮮明さです。
ただ、実際に遊んでみると、スーパーマリオの横スクロール時には、正直若干の残像が出ることが否めません。
この残像がある点では、流石に販売時期が異なるためか、ソニーの「PSP-3000」の画面(殆ど残像が無い)には劣ると感じます。
画面を閉じた状態で、「ゲームボーイアドバンスSP」の本体と並べてみました。
縦横のサイズは流石にDS Liteのほうが大きいですが、厚みはGBASPのほうがあります。
ともあれ、両方ともコンパクトであることには変わらず、また手にとってみると、何故か所有していることへの充実感を感じます。
(この点は、任天堂製品が持つ洗練具合によるものでしょうか)
最後に、画面を開いた状態で並べてみました。
当ページの作成時点では、DS LiteでGBA用ソフトは「スーパーマリオ」しかプレイしていませんが、GBAで慣れていると、特に「A」「B」ボタンが並ぶ角度の違いに戸惑います。
(DS Liteのほうが角度がきつくなっている)
このため、アクションゲーム等においては、GBASPで慣れたゲームをDS Liteでプレイする場合、操作感覚の違いによく留意する必要があると思われます。
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当ページの作成時点(2011年4月)では、入手(同年3月初め)から2ヶ月弱程度であり、「えいご漬け」専用機となっています。
そのため使用経験は浅いですが、「えいご漬け」では快適なレスポンスでひたすら英語の発音を聞いたり、また「ディクテーション」(聞いた文を書き取る)を行うことができ、「ニンテンドーDS Lite」は単なるゲーム機ではなく、教育用の教材としても高い利便性を持っていることを強く感じています。
(ゲーム機ならではの操作・動作の快適さは、流石と感じざるを得ない)
この点は、動画や音楽、画像ファイルの閲覧など多様な機能を持つソニーのPSPとは異なる方向への進化だと感じられ、私が知らないうちに携帯ゲーム機が遂げている発展に、感慨を抱くものです。
とりあえず個人的には「えいご漬け」にかなりはまっているので、ゲームよりも、教育用ソフト(文字の練習など)を利用して自身の能力アップに徹底的に活用してみたい、という気持ちが強いです。
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