個人的にSTG「ダライアス」が好きであり、2010年11月末頃に、最新作(と言っても2009年12月発売の)「ダライアスバースト」がどうしてもプレイしたくなったので、PSPの購入を決意。
数日間、楽天市場とamazon.co.jpで販売ショップを見て回った結果、今回は
- 販売価格が安い(15,800円弱)
(しかも、画面保護フィルムが付属する)
- 価格と容量が手ごろなメモリースティックデュオも取り扱われている
との理由で、楽天市場の「Joshin web」で購入することにしました。
(※上記はあくまで当時の販売状況です)
注文して2日後に商品が到着。
私が購入した当時は、販売ページには「発送まで1週間ほどかかる」との記載があったので、しばらく待つ必要があるか?と思っていましたが、在庫が丁度あったのか、通常の通販と同じ日数で到着しました。(※管理人は北海道在住)
梱包を開封。
伝票の下の製品は、エアパッキンで保護されていました。
PSPの箱の右に入っているのは、液晶画面保護フィルム(※ショップ独自の付属品)と、同時注文した4GBのメモリースティックデュオ(レキサー製)です。
注文品を取り出したところ。
PSPの箱は、意外に小振りでした。
また表面には光沢が無く、意外に質素な印象です。
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PSPの箱を開けてみます。
箱の構造は携帯型ファミコン互換機「PocketBoy FC-360」と似ていますが、勿論これは「FC-360」のほうが真似をしたものと思います。
箱の中はこのような状態。
内容物は整理され、小さい箱の中に、非常にコンパクトにまとめられています。
パッケージの内容物を並べてみました。
左側はPSP本体(柔らかい材質の袋に入れられている)とマニュアル・解説書、右側はACアダプター(AC100V側のコードが別になっている形式)と、本体用のバッテリーパックです。
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袋からPSPの本体を取り出してみました。
(※写真で本体の下に敷いているのがその袋)
本体色は「ミスティックシルバー」と「バイブラントブルー」も候補として考えましたが、GBASPやELECOMのUSBゲームパッド「JC-U2912FSVD」を使用している経験から、ゲームをプレイするには本体の色は黒いほうが邪魔にならない(ゲームを引き立てる)、と個人的には感じているので、今回のPSPも「ピアノブラック」を買うことにしました。
斜め右下から見たところ。
実際に見てみると、地味なカラーリングながらも、少なからず美しさを感じるものでした。
斜め左上から。
初めて見たときは、プラグやボタンの多さに、「使いこなせるだろうか?」とちょっと不安になったものですが、使ってみると結構直ぐに慣れてきました。
更に各方向から眺めてみます。
下面は右側に充電用プラグ、(見づらいですが)左には外部出力用ケーブルの接続端子があります。
ちなみに外部出力用ケーブルは、出力の種類(コンポジットやD端子など)に応じたものを、別途購入する必要があります。
上面の中央には外部機器(ワンセグチューナー等)の接続用端子、その右には無線通信機能のオン・オフ切り替えスイッチがあります。
また左右の端にはL・Rボタンが配置されていますが、これらの材質は透明プラスチックで、意外なところで高級感が演出されています。
本体の左側面には、メモリースティック挿入口があります。
本体の右側面には、スライド式の電源スイッチが配置。
本体の裏側。
○の中に「PSP」のロゴは、私はこれまで写真などで見るだけだったので、実際に手に取って見るとちょっと感慨がありました。
また裏面は本体色がメインになっているので、光沢の美しさがより強く感じられます。
もっとも実際に使用していると、指紋などがついてしまいますが。
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ソフト「ダライアスバースト」は別途購入してあるので、早速本体の準備をして起動を試みます。
まずはバッテリーカバーを開けて、
バッテリーパックをセットします。
勿論、バッテリーカバーはちゃんと再装着します。
そしてACアダプターを接続すると、「POWER」ランプがオレンジ色に点灯します。
ちなみに、バッテリー残量が十分にある場合は緑色に点灯し、残量が少なくなると緑色が点滅するようになります。
バッテリーの充電が十分でなくとも、ACアダプターがつながっていれば、電源のオンは可能です。
最初の起動では、初期設定画面が立ち上がり、各種の設定(言語、時間など)を行う必要があります。
設定が済むと「ホーム」画面になります。
Windowsの「デスクトップ」みたいなものだと思いますが、流石にゲーム機らしく、十字キーによるアイコン選択のレスポンスは非常に迅速で、使いやすいものとなっています。
ということで早速、「ダライアスバースト」の起動を試みます。
ちなみに今回は節約のため、ソフトは「ネットショップ駿河屋 楽天市場店 」さんで、中古品(3,560円)を購入しました。
本体へのソフト(UMDディスク)のセットは、背面部分を開けて行います。
この内部機構には、昔のカセット式「ウォークマン」をちょっと連想しました。
UMDは、丸いほうを下にして、記録面を手前側にしてセットします。
ちなみにUMDの記録面にはカバーが備えられており、読み取り部に小さい窓が開いている構造となっています。
通常のDVDで埃の付着による再生不良に難儀している私としては、この方式はなかなか優れているように思われます。
UMDセット部分の蓋を閉じ、ホーム画面の「ゲーム」で「UMD」を選択すると、このようにゲーム固有の背景が現れるようです。
(最初はこれがゲームのタイトル画面だと勘違いしました。)
ということで、いざ!「○」ボタンを押してゲームを起動しました・・・が、このように、メモリースティックが入っていないことを指摘されました。
早く起動してみたいので、直ちに、メモリースティックのセットを行います。
蓋は手動で開ける方式で、引き出してみると、軟質プラスチック?で本体とつながっています。
そして、メモリースティックを挿入。
蓋と本体を繋げるプラスチックは軟らかいので、反らすと邪魔になりません。
ちなみにこのメモリースティックデュオは、Lexer(レキサー)の「メモリースティック PRO Duo マーク2 4GB(LMSPD4GBBCJP)」で、1,890円でPSP本体と同時購入したものです。
(製品のパッケージ(透明ケース)は非常に開けづらく、ハサミで切って取り出しました)
ということで、無事に「ダライアスバースト」を起動できました。
ワイドサイズの画面は意外に大きく、また表示が綺麗なので、最初に見たときは驚いたものです。
プレイ中画面の撮影を試みました。
ポーズにすると、画面にも「ポーズ」と表示されるので、動いているままで撮影してみましたが、(ストロボオフ状態での撮影だったので)カメラのシャッター速度の都合上、写真のように残像がくっきりと出てしまいました。
実際には、キャラクターや背景のスピードが速くても(私が見る限りでは)残像は無いに等しく、品質の高さに驚くばかりです。
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せっかく画面保護フィルムが付属してきたので、貼ってみることにしました。
ちなみに販売ページでは、PSPの本体価格は15,800円としか記載されていませんでしたが、購入時の明細では、
- PSP本体:15,500円
- 液晶画面保護フィルム:300円
という内訳になっていました。
画面保護フィルムについても少し調べてみましたが、その中でも300円というのは、やはりかなりの低価格品であるようです。
それでも、本体とセットでの価格としては破格なので、個人的には有り難いことです。
パッケージの裏面。
製品の特徴や、使用方法などが記載されています。
製品の内容。
左は保護フィルム本体(?)、右は汚れ拭き取り用の柔らかい布(クリーニングクロス)です。
クリーニングクロスについては、保護フィルム貼付け時の使用のみでなく、保管しておけば後で本体の清掃用に使うことが出来そうです。
保護フィルム貼り付けが完了した状態。
もちろん製品解説に貼り方は記載されていますが、それでも正直、貼り付けには若干手間取りました。
保護フィルムは最初、表裏に、(保護フィルムの保護用の)フィルムが貼り付いている状態で、これを手順に従い、タブを利用して剥がす必要があります。
その他、
- フィルム貼り付け前に、液晶画面の表面に埃やチリが付かないように気をつける
- フィルムの画面への位置合わせを正確に行う
との点に気を使いましたが、何とか無事に貼り付けることができました。
液晶画面への保護フィルム貼り付けは今回が初めてなので、この製品の品質がどの程度なのかは判断できませんが、PSP本体の使用には何ら支障は無いので、個人的には十分に満足しています。
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PSPを購入してやってみたかったことの一つが、PSPを模した外見のファミコン互換機「FC-360」との比較です。
まず上下に並べてみましたが、画面の大きさや本体の質感など、流石にPSPのほうが段違いに優れています。
もっともも「FC-360」の購入は約5,000円だったので、比較すること自体に無理がありますが、「似て非なるもの」であることは確かだと思います。
(でもFC-360のほうは、ファミコンソフトが手軽に遊べるので、それはそれで使い出がある)
重ねて厚さを比較。
FC-360はファミコン用カートリッジを直接挿し込む関係で、流石に厚くなっています。
とはいえFC-360の購入当時はそのコンパクトさに非常に驚いたもので、それを上回る薄さのPSP-3000には、やはり驚かされます。
最後に、両方の箱を並べてみました。
厚さはPSPのほうが若干厚く、高さ・横幅はFC-360のほうが若干大きいです。
全体の印象として、FC-360のほうが一回り大きいというのは、ちょっと意外でした。
ちなみに箱の質感・デザインについては、FC-360も決して負けていない、と感じます。
箱については、PSPはコストダウンを図っているように感じられます。
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当ページの作成時点で、PSP購入から約3週間程度であり、全ての機能を使ってみたわけではありませんが、まずは項目別に、現時点での感想を記述してみます。
ゲームプレイ
私がプレイしたのは「ダライアスバースト」のみ(あと一応、「BLEECH ヒートザソウル5」のダウンロード体験版)ですが、流石に大手メーカー製の製品であり、ボタンを押した感触やレスポンス等、特に不満は見当たらない高い水準だと感じます。
ただ、ポーズボタンが操作用ボタンよりかなり下に位置しているので、STGの途中でポーズするには注意が必要です。
また、UMDの読み込みにかなり時間がかかる(起動時は20秒ぐらい)のは、PCエンジンCD-ROM2の時代から光学ディスク採用のゲーム機を経験している私としては、意外に感じました。
光学ディスクの読み込みスピード(物理的な動作時間)は、既に短縮の余地が無い状態、ということなんでしょうか。
画像の閲覧
正直PSP本体が手元に来るまで、私はゲーム以外に多彩な機能が利用できることを知りませんでしたが、その中でも特に「有り難い」と感じるのが、画像の閲覧機能です。
拡大・縮小、90度単位の回転、画像の切替など、基本的な機能は十字キーと操作ボタン(○、×、△、□等)で軽快に行えます。
また、フォルダの探索もスピーディーに行えるのは助かります。
ただ、画面の拡大やスクロール時には、非表示だった範囲が現れると、最初はちょっとぼやけた状態で表示され、少し待つことでシャープに表示されます。
この待ち時間は、画像のサイズにより異なりますが、私が利用している限りでは、例えば約1,000×1,500ピクセルの場合、シャープに表示されるまで5秒程度かかるようです。
とはいえ、ぼやけた表示でも大体の状態は視認できるので、私としてはそれほど不便は感じません。
このようにコンパクトで画面もなかなか大きい携帯機器で、メモリースティックに手軽に画像ファイルを入れて閲覧できるのは便利で、仕事で撮影した写真を資料として手軽に閲覧できる機器が欲しかった私にとっては、願っても無い機能です。
同様の目的で1万円ちょっとで購入した「中華パッド」(中国のメーカー不明なAndroidタブレット)よりも、動作の確実性が格段に高く、動作スピードも優れているのは便利です。
ただ、ファイルの並び方のルールがいまいち不明瞭なのが、大量の画像を整理する場合に、ちょっと気になるところです。
(並び順はファイルの更新日時順?)
動画の視聴
私は現在、ニコニコ動画の投稿動画をフリーウェア「Craving Explorer」で指定の形式(MP4)に変換し、メモリースティックに入れて視聴する、という楽しみ方をしています。
(※勿論、著作権には十分に配慮する必要があります)
PSPの場合、動画を視聴するには、対象ファイルを指定の形式に変換する必要がありますが、逆に言うと変換さえしてしまえば非常に快適に視聴することが出来るようです。
今のところ、映像と音声のズレ等の不具合は経験しておらず、ここでも「中華パッド」より優れている、と感じます。
また、早送りや巻き戻し、再生速度の変化などの操作も十字キー等で快適に行え、ゲーム機ならではの優れた操作性の恩恵を強く感じるものです。
加えて、別売りの音声・映像出力ケーブルを使うことで普通のテレビで手軽に視聴することができるのも、便利な点です。
音楽の再生
現在のところ、私はMP4プレイヤー「MP860」を音楽視聴のメインにしており、PSPではまだ1曲しか試していません。
ただ、十字キー等による優れた操作性は、音楽視聴においても十分に活用できると思われます。
内蔵スピーカーの音質は正直それなりですが、外部のスピーカーに出力するとなかなか良い、と感じます。
(私の場合は、以前から使っているMDシステムに出力している)
インターネットの利用
私が前から契約しているイーモバイルの「D02HW」と、Covia社のモバイルルータ「CMR-330」を用いてWi-Fi接続を試してみたところ、問題無くインターネット閲覧ができました。
(ただし、あまり長時間の閲覧はしていない)
コントローラーによる操作感自体は軽快ですが、私はパソコンでのマウス操作に慣れているので、PSPでのウェブ閲覧にはまだ慣れが必要だと感じます。
ただ、
- 十字キーでリンク先を選択
- アナログキーでカーソルをマウスのように動かせる
など、私が思っていたよりも操作の自由度が高いので、慣れれば問題無くウェブ閲覧ができるかもしれません。
全体として品質の高さを強く感じるもので、メジャーな製品を避ける傾向のある捻くれ者の私からみても、「流石ソニーの製品ということだけはある」と感嘆せざるを得ませんでした。
また、この水準の製品が、(ショップにも拠るとはいえ)1万円台半ばで購入できるというのは、頭が下がる思いです。
個人的な要望を言えば、PDFの閲覧は無理としても、テキストファイルの閲覧や「青空文庫」の収録書籍の閲覧機能がつけば、電子書籍端末としても可能性があるのでは、という気がします。
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