ファミコンとスーパーファミコンの両方のソフトを1台で遊べるという互換機「
FCX2」を、ネット通販で購入してみました。
今回は、中古ゲームショップ「ファミコンデパート
」で購入しました。
無地のダンボールで到着。
中身は1つづつ、プチプチに包まれていました。
私が同時に注文したソフト4本+サービス品のソフト5本が同梱されています。
「お届けのご案内」と、ショップからの挨拶が書かれた紙が同封されていました。
(こういう気遣いがあると、正直ほっとします。)
「お届けのご案内」は、「ファミコンデパート」独自の保証制度を受けるときに必要になります。
ソフト群。(箱・説明書は無し)
一番右列の4本が、私が注文した分、真ん中と左列の計5本がサービス品です。
サービス品のソフトは、もちろん販売価格が安いものではありますが、やっぱりもらえると嬉しいものです。
(改めて考えてみると、相当太っ腹なサービス、という感じがします。)
個人的には、定番ソフトの「ストUターボ」と「テトリス2」をよく遊んでいます。
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いよいよ、本命のFCX2本体です。
もっと安っぽいかと思っていたら、意外とかっこいいパッケージです。
箱の裏面には、接続方法の解説が書かれています。
本製品には、英語のみのパッケージと日本語版のパッケージがあるようで、私が購入したのは日本語版パッケージ、ということになります。
箱の側面。
「2in1」「FC+SFC!」の文字が、なんとなくお得感を感じさせます。
「The World's most popular 8-bit & 16-bit game system」の文が、なかなかいい感じです。
箱の中身は、このような納まり方です。
セット内容を取り出してみました。
それぞれ、ビニール袋に入っています。
FCX2同封の説明書き。
このFCX2には、通常のゲーム機などで見られるような、詳しい説明書はついていません。
テレビとの接続方法はパッケージの裏面、使用時の注意事項は同封のこの紙を見て確認することになります。
本体は外見的にはなかなかかっこいいですが、持った感じはかなり軽いです。
(重さを量ってみたら、510グラムでした。)
正直ちょっと安っぽさも感じますが、価格を考えると妥当なところかもしれません。
ちなみにこの「FCX2」には、製造メーカーや生産国などの記述は、箱や説明書きには全然見当たりません。
本体上面の左下にあるマークと「neo」のロゴが、何らかのヒントになりそうな気もしますが、とりあえずは調べようが無いです。
後部の端子。
ACアダプタ端子と赤・白・黄3色のAV端子のみと、シンプルです。
下面もやっぱりシンプル。
ファミコンソフトを挿す端子部分です。
こちらはスーファミソフト用の端子。
ソフトをセットした状態です。
ここで注意すべき点があって、通常のファミコンやスーファミだと、本体ケースのカセット挿入口部分が筒状のガイドになって、カセットを押し込めば端子が自然に接続されるようになっていると思います。
しかしこのFCX2の場合は、カセットよりも挿入口の横幅が広くなっており、また挿入口は筒状にはなっていません。
そのためカセットの挿入時に、挿入口がガイドの役目を殆ど果たさないので、カセットを入れるときには、本体の中の端子部分の位置をうまく探ってやる必要があります。
ちなみに、ファミコンソフトとスーファミソフトを同時に挿した状態でも、全く問題なく遊べます。
(もちろん、同時に遊ぶことは出来ず、一度にどちらか一方のみ)
うちにある本家ファミコンと並べてみました。
コントローラー端子。
本体前面にあるのは、2つのコントローラー用端子のみなので、もちろんファミコンの周辺機器を接続することはできません。
コントローラーは、スーパーファミコンとほぼ同様の形状と思われます。
私は正規のスーパーファミコンでほとんど遊んだことが無いので、スーファミのコントローラーと操作感に違いがあるかどうかはわかりません。
しかし私が使用している限りでは、ゲームプレイに特に支障を感じることはありません。
ACアダプタは、特に変哲は無し。
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早速テレビと接続して、ゲームソフトを起動してみました。
まずはファミコンの「テトリス2」。
こちらはスーパーファミコンの「ファイナルファイト」です。
いずれも画面がにじみ気味ですが、これはFCX2を接続しているテレビが、15〜6年程前に購入したブラウン管テレビであることが大きいと思われます。
ちなみに遊んでいて気づきましたが、FCX2でファミコンのソフトを遊ぶ場合、「Aボタン」と「Bボタン」の対応に気をつける必要があります。
ファミコンでのA・Bボタンと、FCX2のコントローラーのA・Bボタンは一致していません。
私が確認した限りでは、ボタンの対応関係は、下記のようになっています。
- FCX2のA・Bボタン(下一列):ファミコンのAボタン
- FCX2のX・Yボタン(上一列):ファミコンのBボタン
(※L・Rボタンは、ファミコンソフトでは無反応のようです)
また、説明書などには明記されていませんが、FCX2のAボタンとXボタン(外側一列のボタン)には、連射機能があるようなので、留意しておく必要があると思われます。
これを知らなかったため、テトリスをやっていてブロックがくるくる回り、かなり戸惑いました。
しかし、連射機能はシューティングゲームをやるには便利そうで、FCX2の思わぬ隠し機能、という感じです。
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この記事の執筆時点(2008/4/14Mon)では、まだ購入して1週間ほどですが、確認した範囲で互換性や気になる点などを上げてみます。
まず互換性ですが、私が持っているファミコンとスーパーファミコンのソフトについては、起動とプレイには問題ありませんでした。
私が正常な起動を確認したソフトは、下記のとおりです。
- ファミコン:
・ドラゴンクエスト3
・ファイナルファンタジー1
・スカイキッド
・ファミリージョッキー
・悪魔城伝説
・テトリス2+ボンブリス
・飛龍の拳2
- スーパーファミコン:
・グラディウス3
・ダライアスツイン
・エリア88
・ストリートファイター2ターボ
・ファイナルファイト
・F91フォーミュラー戦記
・Jリーグエキサイトステージ'95
※2008/5/16追加
- スーパーファミコン:
・スターフォックス
・スーパーR-TYPE
・ファイナルファイト2
※2008/6/5追加
※2008/7/14追加
- スーパーファミコン:
・ストリートファイター2
・スーパーストリートファイター2
・天外魔境ZERO
(※ただし、上記のソフトを全てクリアーまでプレイしたわけではありません)
プレイ中の不具合?としては、ファミコンのFF1の飛空挺での高速スクロール、飛龍の拳2の「RPGモード」のアクション画面でのスクロールで、背景画面にちらつきが見られました。
FF1は私は正規のファミコン本体でクリアーまでプレイしており、そのときは飛空挺で移動していても、特に画面のちらつきは無かった記憶がありますが、これがFCX2特有の現象なのかは不明です。
ちなみにFCX2の互換性については、ネットショップ「ファミコンデパート
」にソフトの動作結果の一覧表が掲載されているので、動作確認の参考になると思われます。
一方で気になる点は、
- カセットの差込みがすんなりとしにくい
- 長時間遊んでいると、ACアダプタの中で「ジー」という振動するような小さい音が起こる
といったあたりです。
また、私がFCX2購入以前に持っていた古いファミコンソフトだと、何故か端子部分の差込が妙にきつく、挿入はともかく、抜くときにちょっと苦労するぐらいです。
今回FCX2購入時にサービスでついてきたファミコンソフトと、カセットの端子部分を見比べてみると、基板の厚さが、私が持っていたソフトのほうが若干厚い感じがします。
もっとも、これはFCX2の問題ではない気がしますが。
(ファミコンソフトの保管状態によって、基板の厚みが増すことはあるのだろうか?)
ともあれ、製品には非正規品らしい怪しさが若干漂うとはいえ、約5000円(私が購入した価格)で、ファミコンやスーパーファミコンのゲームを手軽に遊ぶことが出来るので、私としては十分満足しています。
あとは、すぐ壊れないことを願うばかりです。
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