家族が仕事で数年間使っていた懐中電灯(振って充電するタイプ)が点灯しなくなったので、代わりに壊れ難い丈夫なものを用意することにしました。
それまでにジェントスのLEDランタン2つ(Explorer EX-757MS、Explorer Professional EX-777XP)を購入した経験から、同ブランドの品質の高さを強く感じていたので、今回も同じくジェントスの製品を調べてみたところ、
- 電源が単3型電池2本とキリが良い
- 大きさが手ごろ
- 価格が高すぎない(約3,000円)
との点から、「ドミネーター DC-105F」を購入することにしました。
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今回は、楽天市場のショップ「電脳売王」さんで購入。
購入時期は2012年10月中ごろで、購入価格は2,980円でした。
梱包を開封。
プチプチ(緩衝材)に包まれた商品パッケージと納品書。
商品に破損等の問題は、全く生じていませんでした。
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ジェントスの懐中電灯「ドミネーター DC-105F」のパッケージ。
LEDランタンのExplorer EX-757MSやExplorer Professional EX-777XPと異なり、パッケージは直方体ではなく独特の形状です。
パッケージの前面。
透明プラスチック製パッケージにより、懐中電灯の本体などがはっきり見えるのは、LEDランタンと同じです。
裏面もくっきり透明で、製品の質感などが明確に伺えます。
ちなみに同梱の電池の1本が、ケースの中で外れていましたが、特に問題はありませんでした。
下側から見たところ。
パッケージはかなり独特な形状をしており、正直かさばります。
すぐ捨てるのであれば問題ないと思いますが、製品の収納には向いていません。
ちなみにパッケージは周囲が接着されているため、開けるにはハサミ等で切る必要があります。
パッケージ内から取り出した商品一式。(※電池除く)
左から懐中電灯本体、ポーチ&ストラップ、説明書と製品カタログです。
シンプルな構成ですが、実用への配慮が強く感じられます。
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懐中電灯本体の外装は、金属製で重量感があります。
また手に取ってみると、安い懐中電灯のような肉の薄さは全く感じられません。
真横から見たところ。
グリップ部分の細かいモールドは、適度に摩擦を生み手が滑りにくくなっており、それにより重みのある本体の取り回しがしやすくなっています。
胴に設けられた平面部分には、ブランド名・商品名が印字されています。
本体の後部。
肝心のスイッチは、この後部端(写真の黒い突起部分、ゴム製)に設けられており、親指の位置にスイッチがある通常の懐中電灯と違い、スイッチの場所が直ぐに分かります。
この製品には回転式のフォーカス機能がありますが、それを使った際も、このスイッチ位置により電源のオンオフ操作に戸惑うことがありません。
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懐中電灯本体の後部端は、電池収納部の蓋にもなっており、スクリュー(ねじ)式で開閉・取り外しすることができます。
ねじ部分をアップ。
この懐中電灯は防滴仕様とのことで、ゴム製のパッキン(Oリング)が備えられています。
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この「ドミネーター DC-105F」では、照らす範囲をアナログ的に調節することが可能です。(フォーカスコントロール)
この調整は、懐中電灯の先端部分と、その後ろの胴体部分を相対的に回転させる(ねじ式)ことで行うことができます。
右の写真は「ワイドビーム」状態。
こちらは「スポットビーム」状態で、先端部分を回した結果、ちょっと前方に出ています。
光の違いを確かめるため、4〜50cm離れた位置の垂直に垂らした布を照らしてみました。
右写真はワイドビーム(最大限に広げた状態)で、周縁部に同心円状の光のムラ(強弱)が生じており、その内側は若干暗くなっています。
ただ、私の仕事場で使用している限りでは、特に不都合は感じない程度のものです。
こちらはスポットビーム(最も絞った状態)での光。
この短い距離だと、正方形っぽくなっているのがはっきりわかります。
ワイドビームのポジションで、レンズ部分から内部を覗いてみました。
LEDは小さい正方形で黄色く、その点はEX-757MSと似ています。(※ただし、この「DC-105F」の光は暖色ではなく白色)
ちなみにこの製品には、フォーカスコントロールの他にも「スムースディマーコントロール」「クイックフラッシュ」「SOSパターン点滅」といった機能もありますが、今のところ私の仕事場では必要性が無く、最初に1回試した後は使用していません。
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この製品には、標準でポーチとストラップが付属しています。
ポーチの布地は厚く丈夫で、懐中電灯本体の保護に十分役立ちます。(蓋はマジックテープ式)
更に、服に引っ掛けるためのクリップ?も備えられており、携帯しての使用によく配慮されていることが感じられます。
ストラップは懐中電灯の後端に取り付けます(※取り付けた状態でポーチに収納可能)が、取付紐がかなり細く、切れそうな懸念が正直あります。(手荒に引っ張ったりしなければ大丈夫とは思いますが)
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本項の作成時点(2012/12/17)では使い始めてから約2ヶ月で、仕事の終了後に仕事場の電源を落としたあとの暗闇での移動、また仕事中に作業物の影になっている箇所を照らす際などに使用しています。
初めて仕事場で使った際には「現在の技術では単3電池2本でこの明るさを実現できるのか」と、予想より遥かに光が明るいことに驚きました。
またフォーカス機能により、光を絞るとかなり遠くまでサーチライトのように照らすことができ、今まで試した限りでは、夜間に50m先の建物の壁を十分に視認できる程度まで照らし出すことができています。(※製品仕様では、照射距離(満月の光以上の明るさで照らせる距離)は150mとされている)
コンパクトなサイズに丈夫な外装、そして光の明るさ・調整機能と、約3,000円を出して買った値は十二分にあると感じていますが、難点を挙げるとすれば、光の範囲がくっきりと限られすぎている(照射範囲以外にぼうっと広がることが無い)点です。
例えば、置いてある物が多数あって入り組んでいる場所を夜に歩く際は、「DC-105F」では照らす範囲が狭いために、若干不安を感じることがあります。
そのような状況では、EX-757MSの光源を回転させた状態で、広い範囲を照らすほうが安心感は強いです。
電源には、単3形ニッケル水素電池「エネロング」の4本セットを別途購入して使っています。
電池の持続時間は正確には記録していませんが、おおむね1日5〜10分程度の使用(光の強さは最大)で3週間〜1ヶ月ほど使用できており、十分実用的な範囲だと思います。(※製品仕様では、最大明るさの実用点灯時間は約7時間)
ただし、1日のうちに長時間連続して使用する場合には、光が弱くなった際に備えて、入れている電池の残りや、交換用の電池の用意に注意しておく必要があります。
とはいえ全体としては、ちょっと高級なぶん多機能で丈夫な懐中電灯として、十二分に利便性・信頼性が高く、LEDランタンの「EX-757MS」「EX-777XP」と同じく、買って正解だったと強く感じています。
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- 2012/12/16Sun:作成開始
- 2012/12/17Mon:完成
- 2012/12/18Tue:アップロード
- 2013/7/5:細部をいろいろ変更
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