パッケージは箱型ではなく、ドミネーター DC-105Fと似たタイプ。
プラスチック製で密封されているので、中身を取り出すにはハサミ等で切る必要があり、製品の保管用にはあまり向かないと思います。
台紙部分には、製品の特徴が記載。
裏側からも製品が見えており、店頭では購入前の確認もしやすいと思われます。
付属の説明書。
パッと見は意外に難しそうでしたが、記載は丁寧で判りやすく、焦らず読むことで理解できました。
ちなみに、他には新製品のカタログが付属しており、今回は「2014年春」のものでした。(※本製品の購入時期は2014年11月末)
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説明書によると、本体のサイズは長さ103mm×直径29mm。
これはショップやメーカーサイトにも記載されているので、理解しているつもりでしたが、実際に見てみると、握った私の手にすっぽり収まるほどであり、そのコンパクトさに驚きました。
ただ一方では、外装が金属製であること、また小さいながらも太さと重量感はしっかりあるので、すぐに壊れそうな華奢さは全く感じられません。
本体の一番後ろには、ラバー製のオンオフスイッチが備えられています。
本体の長軸周りの回転位置に関わらず、ライトのオンオフを戸惑いなく行えるのは「ドミネーター DC-105F」と同様です。
そのスイッチを含む最後部は、電池収納部の蓋(テールキャップ)になっています。
蓋がねじ込み式であり、また防水用としてOリング(ゴムパッキン)が備えられているのも、「ドミネーター DC-105F」と同じです。
使用する電池は単四型3本ですが、本体に直接入れるのではなく、プラスチック製のカゴ状のケース(バッテリーカートリッジ)に電池をセットして、それを本体に入れる方式です。
カゴに電池をセットしたところ。
ちょっと変わった方式であり、最初は戸惑いましたが、そのぶん使用時の電池の安定感は抜群であり、懐中電灯を振った際に中でカタカタ動くようなことが、全くありません。
またカゴを本体に入れるときに、長軸周りの角度合わせが必要ないのは助かります。
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発光部分は厚いレンズで覆われていますが、レンズの真ん中には球状のポコッとした膨らみが設けられています。
そして本製品も小型ながら、光の照射範囲を調整できる「フォーカス機能」付きです。
写真はヘッド部分を「スポットビーム」方向に目いっぱい回した状態で、ヘッド部分が前方にせり出して隙間が出来ています。
これは40cmほど離れた布に、「スポットビーム」の最少状態で照らしてみたところです。
「ドミネーター DC-105F」と同様に、光が四角くなっています。
いっぽうこちらは、「ワイドビーム」の最大。
光の外周部に同心円状のムラができているのも、やはり「ドミネーター DC-105F」と同じでした。
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付属品のひとつ「パイプホルダー」。
このホルダーは、外側がゴムでコーティングされていますが、懐中電灯をセットする部分は、芯が金属製であるようです。
一方パイプを挟む部分は、柔軟性を備えています。
懐中電灯本体と同じく、華奢な感じは無いしっかりしたものですが、ただ回転部分は、あまり頻繁に動かすと磨耗して緩くなりそうな感触です。(※正確には確認していません)
付属のストラップを取りつけ。
そして、専用ポーチの付属も「ドミネーター DC-105F」と同じであり、携帯用の製品として、メーカーの行き届いた配慮が感じられます。
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(楽天市場「Webby」)
今回の製品は、2年前に購入した同メーカーの「ドミネーター DC-105F」が仕事場で非常に重宝していることから、仕事で自分用の懐中電灯として使う目的で、2014年11月末に購入したものです。
(※当ページの作成時点では、使用開始から1ヶ月程度)
ちなみに購入先は、楽天市場の「Webby」さんで、当時の販売価格は2256円でした。
また電池として、ソニーのニッケル水素電池「サイクルエナジーゴールド 単4形 4本入り」を同時購入しています。
明るさは十分
本製品「SG-355B」の明るさは、仕様上の数字(100ルーメン)では、「DC-105F」(160ルーメン)より落ちるはず。
しかし仕事場で使ったところ、実際には電池の残りがその時々によって違うこともあり、明るさの差は思ったほど感じられず、照明を落とした後の入り組んだ作業場も、十分に照らすことができています。
ただし光の照射範囲については、ワイド・スポットともに「DC-105F」より若干大きめであり、その分スポットビーム時の光の明るさは、(絞る範囲が大きいため)「DC-105F」より明らかに暗い感じです。
ニッケル水素電池の持ちは未確認
毎日の使用時間が短いためか、ニッケル水素電池はまだ一回も充電していないので、電池の実用上の持ち時間については、まだ確認できていません。
ただ、今のところはまだ明るさが落ちておらず、仕様が「実用点灯 約10時間」とされていることもあって(※「ドミネーター DC-105F」の仕様は7時間)、「DC-105F」よりは長持ちしそうな感触です。
パイプホルダーはあくまで「固定用」か
パイプホルダーについては購入前は、例えば旋盤作業時などに何処かのパイプに取り付けて、本製品を角度調整できる照明として使うことを考えていました。
しかし実際には、ホルダーの回転部分が頻繁な稼働に向いてなさそうな感触であるため、今のところその用途では使用していません。
パイプホルダーはあくまで、自転車の照明のように、一度位置を固定して長時間そのままで使う、というものだと思われます。
短い故に本体の「軸」が掴みづらい
本体が「DC-105F」よりかなり短いので、手で持って使う際には、取り回しがしやすい一方で、本体の「軸」(=光の方向)が「DC-105F」より若干掴みづらいです。
(※「DC-105F」のほうは、手の幅をはみ出るほど長いので、握ったときに長軸方向がすぐ判る)
この点は、手持ちの懐中電灯というより自転車の照明向け、ということなのかもしれません。
流石のジェントス
外装の肉厚は「DC-105F」には劣りますが、本製品も持ち歩いて使ううえでは十分に堅牢なものであり、光の明るさやパーツの精密な合い具合、動作の確実さと合わせて、掌サイズながら相当な「優れもの」という印象です。
ジェントスの製品の購入はこの「閃 SG-355B」で4つ目でしたが、今のところは、今回も全く期待を裏切らない品質・性能だと感じています。
「閃 SG-355B」の検索結果:楽天市場
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