2011年7月にGENTOSのLEDランタン「Explorer EX-757MS」を購入する際、電源用として、繰り返し充電・使用できるニッケル水素電池があれば便利と考え、同時購入を検討。
(普段の生活での使用を考えていたので、使い捨ての乾電池を使っていられない)
ランタンの購入予定ショップ「Webby」で探してみたところ、当初考えていた三洋電機の「エネループ」は品切れだったものの、複数メーカーの製品が販売されており、今回は信頼性の高さを期待して、大手メーカーであるソニー製の「CycleEnergy」を購入することにしました。
また、ランタン自体は毎日使用したいため、電池をローテーションできるよう、単3型の4本セットを2セット購入することにしましたが、「CycleEnergy」には容量の異なる「ゴールド」「シルバー」の2種があるとのことで、今回は両タイプの性能の違いを確認したい好奇心もあり、各1セットづつをランタンと同時に購入したものです。
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今回は2011年7月に
の3点を同時購入しました。
ちなみに「シルバー+充電器セット」のみの価格は、1,299円でした。
梱包の中身。
「シルバー+充電器セット」のパッケージは、充電池が充電器にセットされた形で入っていました。
パッケージの素材は、透明PET部分以外は厚紙製であり、ゴミ処理がしやすくなっています。
緑がメインの、シンプルで落ち着いたデザイン。
パッケージの裏面には、製品の特徴や仕様、使用上の注意事項などが記載されています。
パッケージ側面には、充電池の使用想定機器が、アイコン状のイラストで記載されていました。
ちなみに反対側の側面は、何も記載がありません。
パッケージを開封してみます。
写真ではベロの糊付けを剥がして開けていますが、本当は底面にミシン目が入っており、そこを破って開ける方式です。
(開けた後に気づいた)
中身を取り出してみると、まず透明PETに入った充電器(+電池)が現れます。
PETに入った状態の充電器+電池。
電池4本が帯状のビニールに巻かれていますが、
裏側でも帯状のビニールが見えるので、電池と充電器本体が一緒に巻かれていることが判ります。
このPETケースは裏側が開いており、充電器本体を簡単に取り出すことができます。
そして帯状のビニールを外してみると、本体と電池を一体化し固定しているだけでなく、電池と充電器の+側端子の接触を防ぐ役割も果たしていました。
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スタンダード充電器(形式は「BCG-34HLE」)の本体を見ていきます。
「サイクルエナジー」用の充電器には他に、リフレッシュ機能付きのもの等もありましたが、今回は費用と用途を考え、シンプルな機能の本製品を選択しました。
前面には商品名のロゴ等は印字されていますが、白い外装のシンプルなものです。
電池セット部分下の中央にはLEDランプが備えられており、
と、これにより充電状態を確認できます。
裏面には、各種の仕様や注意事項がしっかり記載されています。
白地に黒い字なので、はっきりしていて読みやすいです。
側面もやはりシンプル。
充電器の+端子部分。
こちらはマイナス端子部分。
上は単3電池用、下は単4用の端子で、単3は平行に、単4は斜めにセットされます。
上面では、AC100Vコンセント用の接続端子が収納されているのが見えます。
AC100V用プラグは、このように90度に立ち上がります。
ただし充電器本体の横幅の広さと、このプラグの位置(左に寄っている)から、例えばサンワサプライの電源タップ「700-TP1052DW」では、個別スイッチ付きコンセントに本充電器を挿した場合、右横の端子を完全に塞いでしまいます。
このため、電源タップで他の機器と併用する場合には、注意が必要です。
付属の充電池「サイクルエナジー シルバー」4本をセットしてみました。
単3型なのでもちろん、2段ある−側端子の上側が使用されます。
私が2〜3年前から使い続けている、三洋「エネループ」用の充電器(NC-TG1)と比較してみます。
電池のセット方法など、機能的には殆ど同じであるためか、全体の大きさもおおむね同じです。
ただしエネループ用の充電器のほうは、スライド式のカバーを備えています。
開けた状態で電池のセット部分を見てみると、
- 電池が入るトレイ部分の形状
- −端子が単3・単4用に2段用意されている
- 充電中を示すLEDランプの位置
と、外見的・構造的には非常に似ています。
両充電器の裏面。
(※エネループ用はかなり汚れてしまっており見苦しいですが、ご容赦ください)
裏面の記載は、エネループ用は文字が浮き出るように形成されていますが、文字の色が本体と同じなので、読みやすさではサイクルエナジー用のほうが大幅に勝っています。
ちなみに記載されている仕様を抜粋してみると、下記のように結構違いがありました。
(エネループ用(NC-TG1))
- 入力:AC100〜120V、50〜60Hz、8VA
- 出力:DC1.2V、単3型:300mA×4、単4型:150mA×4
(サイクルエナジー用(BCG-34HLE))
- 入力:AC100〜240V、50〜60Hz、10〜14VA
- 出力:DC1.2V、単3型:360mA×4、単4型:140mA×4
各充電器で各々、違うメーカー製のニッケル水素電池を充電できるのか(例えばエネループ用でサイクルエナジーを充電できるのか)は、今のところ試していません。
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充電池のロゴ部分。
シンプルな白地、また尻部分の銀色の帯といったデザイン的な特徴は、ゴールドと同じです。
容量の記載部分のデザインも「ゴールド」と同じですが、容量の数字はもちろん異なっており、
- ゴールド:2,000mAh
- シルバー:950mAh
と、倍以上の違いがあります。
ただし充電回数については、
とされており、シルバーのほうが勝っています。
注意事項の記載部分。
種類の違う電池や新旧の電池を混ぜて使ってはいけない、という点では、今回ゴールドとシルバーを各1セットづつ用意したのは、外見的に判別しやすいので助かっています。
私が2〜3年前からデジカメ用に使っている、単3型「エネループ」と並べてみました。
両方とも、白地をベースとするシンプルなデザインが目を引きますが、これがニッケル水素電池の現在のトレンドなんでしょうか。
−端子側を比較。
エネループのほうはちょっと錆が出ていますが、形状自体は殆ど同じです。
+端子側。
凸部分の直径は、エネループのほうが僅かに大きいようです。
ちなみに今回写真は撮影していませんが、後で確認したところ、「ゴールド」とエネループでは、凸部分の直径はほぼ同じでした。
ただし凸部分の高さは、エネループのほうが僅かに高く、他方で胴はサイクルエナジーのほうが僅かに長くなっています。
結果として、エネループとゴールドで、全体の長さはほぼ同じでした。
また、胴部分の長さは、同じサイクルエナジーでもゴールドのほうが若干長く、他方で+端子の高さはゴールドとシルバーで同じなので、電池全体の長さではシルバーが若干短い(エネループとシルバーでも、シルバーのほうが僅かに短い)・・・と、正確な測定ではなく目で見た限りですが、細かな違いが確認できました。
同じ単3型のニッケル水素電池でも、メーカーや仕様が違えばサイズ・形状も僅かだが異なってくる、というのは当たり前かもしれませんが、実際に比べてみるとなかなか興味深いです。
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まず充電器については、当ページの作成時点(2011年9月)で充電はまだ数えるほどしか行っていませんが、
- 充電中に充電器が熱を持つ点
- 充電の手間(夜寝る前にセットしておくと、翌朝には終わっている)
といった使い勝手は、エネループと殆ど同じだと感じています。
リフレッシュ機能を備えていないことが、今後の使用にどう影響してくるかは分かりませんが、私の使用スタイルでは電池をほぼ使い切ってから充電しているためか、既に2〜3年使用しているエネループでは特に性能(持続時間)が低下したとは感じられず、サイクルエナジーのほうも同様に大丈夫なのでは・・・と楽観的に考えています。
充電池「シルバー」については、現在はGENTOSのLEDランタン「Explorer EX-757MS」用の電源として、「ゴールド」と交代交代で使っていますが、やはり容量が「ゴールド」の約半分なだけに、点灯持続時間では格段に劣ります。
正確に測定はしていませんが、ゴールドでは、十分に明るく近くに置いて本が読める程度の明るさが、最低でも5〜6時間はキープされますが、一方シルバーでは3時間程度、という感覚です。
とはいえ他方で、電池本体の外装の塗装が違うのは、見分けが非常につきやすく管理の上では便利なので、とりあえずは点灯時間が短いのを承知の上で、シルバーも日常的に使用していくつもりです。
※2013/7/9追記
LEDランタン「EX-757MS」で約2年使い続けていますが、「ゴールド」と交互の使用で充電回数が少なく済んでいるためか、性能の劣化は全く感じられていません。
※メーカーのサイト
- サイクルエナジーシリーズ(ソニー)
http://www.sony.jp/battery/products/cycleenergy.html
※検索結果:
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- 2011/9/5:アップロード
- 2013/7/9:細部をいろいろ変更。
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