トータルリターンは約0.76%

管理人は2014年に書籍「投資信託はこの9本から選びなさい」(中野晴啓・著)を読んで、「預金金利がたった0.0何%の時代に、僅かな手間で、本当に年数%ものリターンが得られるのか」と思いつつ(そして期待を抱きつつ)、同年秋に楽天証券に口座を開設。

実際に投資信託の積立購入を始めたのは2015年3月ですが、その後は面倒になって、銘柄や購入額を見直すことも無く、ほぼ放置状態のまま、気が付いてみると購入開始から1年半が経過していました。(※当記事の作成年月は2016/7/7)

今回は、一定の期間が経ったということで心機一転して、今後の方針決めに生かすべく、これまでの結果を吟味することにします。


ということで、まずトータルリターンは下の画像の通り。

2016年7月7日時点のトータルリターン

私が購入しているのは

  • 「<購入・換金手数料なし>ニッセイ Jリートインデックスファンド」
  • 「楽天資産形成ファンド(楽天525)」
の2銘柄。

毎月の購入金額は各2500円(つまり1ヶ月に計5000円)で、これを16ヶ月間続けたものです。

ただしNISA口座開設時に、楽天証券側からボーナスの1000円分購入権が付与されており、それは「ニッセイ Jリートインデックスファンド」に充てたので、同ファンドのほうが1000円多くなっています。

つまり累積の購入金額は計8万1000円となりますが、この画像時点(2016/7/7の1時頃)における合計のリターンは約0.76%と、残念ながら1%に満たない水準です。

ただし、これはあくまで画像取得時点での数値(金額)であり、実際にはトータルリターンが7〜8%の時期もあったりと、その変動の大きさは、私が購入開始前に想像していたのを遥かに超えるものでした。

また詳しくは後述しますが、各銘柄によってもリターンの様相は全く異なっており、「ニッセイ Jリートインデックスファンド」は6%超のプラス、「楽天資産形成ファンド」は4.75%のマイナスと、明暗がはっきり別れています。


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「ニッセイ Jリートインデックスファンド」は6.15%のプラス

ということで、改めて各銘柄の実績を見ていきますが、まず「ニッセイ Jリートインデックスファンド」のトータルリターンは、下記画像の通り。(※2016/7/7時点)

「ニッセイ Jリートインデックスファンド」のトータルリターン(2016/7/7時点)

累計で4万1000円購入して、2522円(6.15%)のプラスと、少なくともこの瞬間は、個人的にかなり満足の行く数字です。


ちなみに基準価額の推移は、下記画像の通り。

「ニッセイ Jリートインデックスファンド」の基準価額の推移

もともとこの銘柄を購入したきっかけは、楽天証券でNISA口座を開設した際、サービスで1000円分の購入権をもらったことです。

その購入対象銘柄の中で「購入・換金手数料なし」に惹かれ、2014年の秋に1000円分を購入。

もっともその後は、他の銘柄調べになかなか手をつけられず、本銘柄の積立購入開始も翌年(2015年)の3月からとなってしまいましたが、2015年の末あたりには、リターンがコンスタントに10%を超えていたことを記憶しています。

そこで思い切って大量購入してみようか・・・との思いも頭をよぎりましたが、年が明けて2016年1月のある時期には、一転してガクッと基準価額が低下し(不動産市場で何が起こったのかは不明)、リターンもマイナスに転落。

そして現在は、マイナス金利の導入がきっかけで基準価額(そしてリターン)はまた上がっていますが、投資信託も決して値動きとリスクが小さくないことを、身をもって認識する良い機会となりました。


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「楽天資産形成ファンド」は4.75%のマイナス

次に、もう一つの購入銘柄である「楽天資産形成ファンド」のトータルリターンは、下記画像の通り。(※2016/7/7時点)

「楽天資産形成ファンド」のトータルリターン(2016/7/7時点)

こちらは残念ながら、累計4万円を買って1879円(4.75%)のマイナスとなっています。

ただ、前項の「ニッセイ Jリートインデックスファンド」がマイナスになった時期(2016年1月)には、こちらの方はそれほど基準価額は下がっていなかったと記憶しています。


その基準価額の推移は、下記画像の通り。

「楽天資産形成ファンド」の基準価額の推移

結局、中国株の急落だか何だかを反映してか、2016年2月以降に大きく価格が下がり、その後は回復しないまま現在(2016年7月)に至っています。

冒頭で名前を挙げた書籍では、「長期投資をするなら、1つの銘柄を2〜3年で売るのは良くない」「世界経済は今後も成長を続けるのだから、それを見込んで長期の積立購入を行うべき」という主張が書かれていますが、実際に1年超でこの値動きを見ると、不安は全く拭えません。

ただ一方で、基準価額の上下は「ニッセイ Jリートインデックスファンド」とちょうど対照的になっており、その点では投資先を分散しておくことの有効さ・重要さも感じられます。


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今後の方針

・・・ということで、不安な要素は少なくないものの、トータルリターンは定期預金の金利よりは良いので、今後も投資信託の積立購入自体は続けるつもりです。

ただし、これでは投資先の分散が全く不十分なので、安定性を高める狙いで

  • 国内の株式、債券
  • 海外の株式、債券、不動産

の各々に投資する銘柄も、新たに加える予定です。(これに伴い、毎月の購入金額の合計も増やす)

というより、実はもう既に銘柄は選定済みなので、それについては次の記事で書きたいと思います。


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更新履歴

  • 2016/7/7Thu:作成開始
  • 2016/7/9Sat:アップロード

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