銘柄を増やす理由

前回の記事に書いたとおり、私(管理人)は2016年7月時点で、投資信託2銘柄積立購入1年4ヶ月間続けてきました。

その結果、トータルリターンは1%未満だったものの、銘柄によってリターンに大きな差があり、投資先を更に分散すれば、少なくとも(現状で利息が雀の涙である)定期預金よりは、明らかに大きなリターンが見込める、と判断。

そこで、積立継続中の銘柄でカバーしていない

  • 国内の株式、債券
  • 海外の株式、債券、不動産

の5分野について、良さそうな銘柄を探し、次項以降で挙げるファンドを積立購入していくことに決めました。

・・・と言っても、なにしろ私はほぼ素人なので判断基準に困りましたが、とりあえず楽天証券の投資信託ランキング(色々な種類がある)の上位から探索し、自分なりの理由付けをして決めていきました。

(※当ページに掲載している画像は、楽天証券内のページからキャプチャーしトリミングしたものです。)


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国内株式:「ひふみプラス」

まず国内株式は「ひふみプラス」にしましたが、その理由として、ひとつは純資産額が多く(800億円超)、また「積立設定件数ランキング」でも上位に入っていることから、購入者から確実に評価を受けるだけの運用がなされているのでは、と考えました。

2つめの理由は、基準価額の推移が、投資分野の一部が被っている筈の楽天資産形成ファンドと比べて、明らかに安定していたことです。

「ひふみプラス」の基準価額(2016/7/12時点)

このことから、やはり実際に(他の国内株式のファンドと比べて)優れた運用がなされているのでは・・・と考えました。

また組み入れ銘柄の上位を見ても、他の同種ファンドとは明らかに違っており、その運用方針を信じてみることにした次第です。

「ひふみプラス」の組み入れ銘柄上位(2016/7/12時点の記載)

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国内債権:「三井住友・日本債券インデックス・ファンド」

次に「国内債権」のランキング上位から、「三井住友・日本債券インデックス・ファンド>」を選びましたが、理由は

  • 実質運用管理費用」がかなり安い(0.2%未満)
  • 基準価額がほぼ右肩上がり
  • 純資産額が大きい(500億円超)

の3点。

「三井住友・日本債券インデックス・ファンド」の基準価額など(2016/7/12時点)

株式などと比べて債権の値動きは安定している、と聞いてはいましたが、実際にグラフを見ると、株式やリートとの違いが想像以上で驚きました。

そのぶん派手な値上がりは無いと思いますが、確実なリターン確保を期待して選定しました。


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外国株式:「たわらノーロード 先進国株式」

海外株式は、ランキング上位のファンドを幾つか見たものの、基準価額の推移はどれもさして変わらない感じ(ここ最近は右肩下がり)でした。

しかし投資先を分散するため、どれか一つは選ばなければ・・・と思ったので、今回は各種費用(運用管理費用など)の安さから、「たわらノーロード 先進国株式」に決めした。

「たわらノーロード 先進国株式」の基準価額など(2016/7/12時点)

純資産額はまだ大きくはないですが、独立系の運用会社によるファンドということもあり、「楽天資産形成ファンド」と同様に、長期の投資先として、長い目(10年〜)での成長を期待しています。


ちなみに、このファンドでカバーしていない新興国株式については、幾つか他のファンドを見てみましたが、どうも基準価額の値下がりばかりが目立っており、あまりにも芳しくないので、今回は選定を見送っています。


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外国債券:「外国債券インデックスe」

海外債権も株式と同じく、どのファンドも基準価額の推移があまり変わり映えしない印象でしたが、

  • 投資先が先進国の債権である(不安定な新興国が入っていない)
  • 運用管理費用が安い

ことから、今回は「外国債券インデックスe」にしてみました。

「外国債券インデックスe」の純資産額、手数料など

「外国債券インデックスe」の基準価額の推移

純資産額が減り気味なのは気になりますが、6年前(2010年)から運用されているファンドとのことであり、長期的な投資先として、今後の成長を期待したいところです。


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外国不動産:「ワールド・リート・オープン(毎月決算型)」

残った海外REITについては、ランキング上位のファンドを幾つか見ましたが、どれも

  • 運用管理費用が1%を超えている
  • 毎月分配型
だったことから、どのファンドにするかは最後まで迷いました。

その中で当初は、純資産額が1兆円を越えている「フィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし)」にするつもりでしたが、積立申込時に目論見書を見ると「買付手数料」が設定されていたので、申込完了の直前でキャンセル。

代わりにどれにするか、また迷いましたが、

  • 純資産額が大きい(6000億円超)
  • 買い付け手数料が無い
  • 毎月分配型だが、分配金の再投資が可能
との点から「ワールド・リート・オープン(毎月決算型)」にしました。

「ワールド・リート・オープン(毎月決算型)」の純資産額、運用管理費用など

「ワールド・リート・オープン(毎月決算型)」の基準価額の推移

もっともよく判らないところもあって、例えば基準価額が、リーマンショックの年(2008年)あたりからほぼ横ばいになっているのが気になりますが、これは分配金を毎月払い出しているためでしょうか。


ただ、その分配金は毎月70円が続いており、これは1年(12ヶ月)だと計840円。

「ワールド・リート・オープン(毎月決算型)」の分配金

単純に考えて、約4000円分を保有していて年840円のリターンとすると、年利20%近くであり、自分で計算しておきながら、これは正直ちょっと話が上手すぎる気はしますが、まあそれはひとまず置いておきます。

とりあえず、たとえ基準価額が横ばいであっても、この分配金を再投資していけば、保有口数の増加スピードが増していき、結果として保有資産が増えていくのでは・・・と想像していますが、実際にどうなるのかは、実験的な意味を含めて、今後しばらく(最低でも半年〜1年程度)観察してみたいと思います。


ちなみに、このファンドの目論見書の中に見つけた記載ですが、リートでは収益の一定以上を配当する等により、法人税などが減免されるとのこと。

「ワールド・リート・オープン(毎月決算型)」の目論見書の一部抜粋

このことが、海外REITの投資信託で毎月分配型が目立っている理由の一つと考えると、合点が行く気がします。


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積立金額の設定

ということで、当ページの5銘柄+既に継続中の2銘柄の計7銘柄について、とりあえず下記画像のように積立金額を設定しました。

新たな積立金額の設定(2016/7)

今回は思い切って、1ヶ月あたりの合計購入金額(これまでは5000円)を2万7000円まで高めることにしました。

殆どの銘柄は3000円/月ですが、今のところリターンが良い「ニッセイ Jリートインデックスファンド」と、投資方針に個性が感じられる(そして成果がしっかり出ていると見受けられる)「ひふみプラス」は、期待を込めて倍の6000円/月にしてみました。

・・・と言っても、先述の通り私は投資のほぼ素人なので、今回のこれらの設定もまだまだ、値動きを体感するための実験的な面が強く、今後の様子を見て変更していく可能性があります。(あまりにも値下がりがひどい場合の積立額引き下げ・購入停止など)

そして、これらの積立購入の推移・成果について記事にまとめるのは、早くても半年後になると思います。(※当ページの作成時期は2016/7)


また実は他に、投資信託の運用をお任せで行ってくれるという新サービス「楽ラップ」にも、試しに10万円分を申し込んでみましたが、それについては次回の記事に書く予定です。


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更新履歴

  • 2016/7/13Wed:作成開始
  • 2016/7/14Thu:アップロード

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