2017年1月20日に、米国でトランプ大統領が正式就任しました。
しかし私としては、氏の言動・行動をニュース・報道で見聞きすればするほど、その政策が、今後の米国経済(ひいては世界経済)の成長につながるとは、どうしても思えません。
昨年(2016年)11月はじめの大統領選挙以降は、期待先行の市場の活況を受けて、私が保有する投資信託の価値も、予想外に上昇してはいました。
しかし新政権の発足後は、時間が経って政策が具体化していくにつれて、保有ファンドの価値も下降していくのでは、と考えたことから、就任直前の時点での価格を、いったん記録しておくことにしました。
・・・ということで下記画像が、2017年1月19日・午前1時32分時点の、保有銘柄の一覧です。
「ひふみプラス」「たわらノーロード 先進国株式」「eMAXIS 新興国株式インデックス」と、株式銘柄の好調が際立っています。
いっぽうで債権は、先進国の「外国債券インデックスe」がプラスになっているものの、日本と新興国の銘柄はマイナスのリターンとなっており、やはり株式と対照的です。
リートは国内不動産の「Jリート」が息を吹き返しましたが、(楽天カードによる定期購入設定の手違いにより)間違って1000円だけ購入した「USリート」は、一向に価値が回復していません。
分配金の再投資によるトータルリターンの大きさを期待して、(積立購入以外に)昨年夏に10万円分を購入した「ワールド・リート・オープン」も、実際はトランプ相場でようやくプラスを取り戻した状態であり、分配金が派手な海外リートは長期保有にはいまいちだな、という印象を強くしたものです。
そして、全体での利益は次の画像の通り。
上側の「評価損益」と下側の「トータルリターン」で、利益の金額が異なっていますが、
- 評価損益:再投資した分配金も、元本に含めて計算した数値
- トータルリターン:管理人が(預金口座などから)入金した金額のみを、元本として計算した数値
という違いのようです。
「トータルリターン」は税金を申告する際には使えないそうですが、純粋に投じた資金に対するリターンという意味では、こちらのほうが判り易いように思います。
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昨年7月に10万円を投資した「楽ラップ」についても、前項と同じ理由で、トランプ氏の米国大統領就任の前日(2017年1月19日)時点の価値を記録しておきます。
前項の(個別銘柄を購入・保有している)投資信託と同じく、株式銘柄のリターンの大きさが群を抜いています。
トランプ相場という特殊な状況があったとはいえ、保有開始から約半年で約3%という利益自体は、個人的に十分満足の行く結果です。
ただ「楽ラップ」では、毎月の手数料が、私の場合は約50円かかっています。
これは「現金/MRF」の中から引かれていますが、毎月50円だと1年で600円。
この金額は、初期投資額10万円の0.6%に相当するものであり、今後の運用でも、この負担を十分にカバーして余りあるだけのリターンを、強く願うものです。
最後に、2016年8月以降の資産内訳の推移です。
8〜10月は損失が出ており、この先の保有に不安感を抱きましたが、図らずもトランプ相場に救われた感じです。
もっとも2017年にどうなっていくかは判りませんが、ともかく長期保有で本当にリターンが得られるのか、観察を続けたいと思います。
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保有する投資銘柄のうち「ワールド・リート・オープン(毎月決算型)」については、(最初の項にも少し書きましたが)この先の積立購入・長期保有に不安を覚えるような、価格の推移でした。
そのため、トランプ相場で利益が出ているうちに売却しようと考え、大統領就任日の2017年1月20日に、解約手続きを行いました。
ただし、解約が完了したのは1月25日(上記表の一番上)でした。
保有する投資信託の売却は、私は今回が初めてだったので、この(換金にかかる)必要時間は、よく覚えておきたいと思います。
売却により得られた「トータルリターン」は、7196円でした。
私が購入に投じた金額(普通購入+積立購入)は、計11万3000円だったので、約6%のリターンであり、これだけを見ると十二分に満足できる数字でした。
ただこの「ワールド・リート・オープン」は、分配金が大きい一方で、基準価額は右肩下がりでした。
下記画像は、2013年10月〜2017年1月の分配金払い出し日の基準価額一覧です。
1年間での下落幅を計算すると、
- 2017年1月:前年同月比567円(約14.5%)のマイナス
- 2016年1月:同1225円(約23.9%)のマイナス
- 2015年1月:同709円(約16.1%)のマイナス
となります。
2017年1月のマイナス幅は小さいですが、これはあくまで、年末のトランプ相場による恩恵があったうえでの数字です。
これは購入時にも考えたことですが、大雑把な計算として、最近の分配金(70円/月)が基準価額の2%分とすると、1年(840円)では24%のプラス。
このため購入する前は「基準価額が多少減っていっても、分配金の再投資分を考えると、長期的には十分なプラスが得られるだろう」と考えて、2017年の夏には10万円分の普通購入も行いました。
しかし実際には、買ったそばから価値がどんどん下がっていくためか、米国大統領選(2016年11月の初め)までは、総額で最大7〜8000円のマイナスが出ていたときさえありました。
そのため長期保有には全く向かないと判断して、今回解約したものであり、トランプ相場に救われて利益が出たのは、不幸中の幸いという他ありません。
今後投資信託の銘柄を選ぶ際には、分配金は無視して、基準価額が着実に(できれば力強く)伸びているものを、選びたいと思います。
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保有・積立購入している投資信託のうち、株式主体の銘柄の好調が続いているので、今回いったん状況を記録しておきます。
保有資産の総額は、50万円を突破。
これはもちろん積立購入の継続が大きいですが、いっぽうで「評価損益」は{34972/(523716-34972)}×100=約7.16%にもなっており、これは私にとって予想外でした。
保有商品別の評価損益は
- 「投資信託」(管理人が個別に選んだ銘柄):{28014/(417096-28014)}×100=約7.20%
- 「楽ラップ」:{6958/(106620-6958)}×100=約6.98%
と、「投資信託」が若干上回っていますが、いずれも7%前後の好成績です。
「投資信託」の保有銘柄別では、「ひふみプラス」「たわらノーロード 先進国株式」が10%超のプラス、「eMAXIS 新興国株式インデックス」が約10%のプラスと、株式主体の銘柄の好調が際立っています。
債権+株式の「楽天資産形成ファンド」は、上記銘柄よりは落ちるものの、6.62%のプラスでなかなかだと思います。
その一方で「ニッセイ Jリートインデックスファンド」は2.21%と、今年1月ころ(トランプ大統領の就任直前)から利益が明らかに下がっており、ここに来て長期保有での頼り無さを感じています。
また株式の値上がり続きを反映してか、債権主体の3銘柄はパッとせず。
特に「三井住友・日本債権インデックスファンド」は、今年1月からずっとマイナスになっており、こりゃダメかな?と思っています。
実は3月下旬に、積立購入の設定を変更し、株式3銘柄の比重を高めています。
一方で国内債権のファンドは、日本銀行が毎年の国債大量購入を続けていることもあり、先行きにどうにも明るさを感じられないので、購入を停止しました。
最後に「楽ラップ」の内訳です。
こちらの株式の銘柄は、殆どで20%超のプラスに達しています。
この数字については、楽ラップのほうでは最初の申込時(2016年7月)以来、買い増し(資金を追加)していないこともあるとは思いますが、それにしても驚きます。
全体として、今の利益は出来過ぎな気もしているので、この状況がどこかで変化するという心構え・覚悟は、心の隅にでも置いておきたいと思います。
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