楽天市場のメールで「シバデンライフ」さんが販売する小型サイクロン掃除機(3,980円)が紹介されていたので、販売ページを見たところ、
- 購入者レビューである程度高い評価がされている。
- 製品サイズや機能的に、自分の用途(長時間の使用ではなく、小さい部屋をこまめに掃除する程度)に合いそう。
との点が魅力的であり、価格と性能・機能のバランス的に納得できそうだと感じました。
また、サイクロン掃除機に兼ねてから興味があったこともあり、2011年7月に思い切って購入しました。
楽天市場のメールで「シバデンライフ」さんが販売する小型サイクロン掃除機(3,980円)が紹介されていたので、販売ページを見たところ、
との点が魅力的であり、価格と性能・機能のバランス的に納得できそうだと感じました。
また、サイクロン掃除機に兼ねてから興味があったこともあり、2011年7月に思い切って購入しました。
商品は購入申し込みの2〜3日後に到着(※管理人は北海道在住)と、迅速な発送でした。
梱包を開封。
商品のパッケージを取り出してみました。
サイズは27cm×15cm×20cmというところで、手に取ってみると、小ぶりながらも掃除機らしい手ごたえ(重さ)があります。
商品パッケージの上面。
デザインや文字フォントのシンプルさは、低価格品ならではという印象です。
パッケージ側面(長手方向)。
上面と内容自体はほぼ同じですが、使用事例を示す写真が掲載されており、実際に使う場合のイメージが湧きます。
短辺方向の側面では、商品の主な特徴が写真とともに紹介されています。
いずれの写真も、掃除機本体が片手で持たれており、軽量・コンパクトなハンディ型ならではの利点が伺えます。
反対側の面には、製品の仕様やセット内容などが記載されています。
また、メーカーの連絡先もしっかり書かれているのは、正直かなり意外でした。
(商品の販売価格から、てっきりメーカー不明の中国製だと思い込んでいたので)
パッケージを開けると、まず説明書が入っています。
その下(周囲)には、付属品の黒いホースが、箱の周囲に沿うように入れられていました。
説明書を取ると、掃除機本体が見えます。
ホースを取ったところ。
ショップ掲載の購入者レビューの中でも指摘されていましたが、ホースやノズルの納められ具合は、かなりぴっちりしています。
初見では、一度出したら元通りの収納はちょっと難儀そうな印象でしたが、実際には入れ方を覚えておけば、日常の使用でも元通りに収納することができます。
更に付属品を取ると、長い電源ケーブルが見えます。
付属のホースとノズル。
一番長いジャバラ状のものはホースで、その下は左から
です。
これらの付属品は、用途に応じていろいろな組み合わせが可能です。
商品の説明書は、紙2枚をホッチキスで中綴じしたシンプルなもので、全8ページです。
説明書の一部。
印刷は黒・赤の2色でやはりシンプルですが、内容は見やすく、組み立て方・使い方などが理解しやすいです。
保護シートやビニール袋を取った直後の状態。
最初に見たときは、(ハンディタイプとはいえ)掃除機がこのようにコンパクトに折り畳みできることに、かなりユニークさを感じました。
そのままひっくり返したところ。
本体カバーは濃い赤色(小豆色)で、光沢が強く、意外に高級そうな外観です。
また手で持って触ってみると、強度的にもかなりしっかりしている感触でした。
前側から見たところ。
ゴミをためる部分(ダストケース)は透明で、中の様子が見えるようになっています。
折り畳まれていた本体を伸ばしたところ。
持ち手を持ったときの親指の位置に、ロック用のボタンがあり、これを押しながら伸ばします。
ノズル側が綺麗に円運動を描き、
伸びるとこのようになります。
なんとなく、昔の玩具「ゾイド」を思い起こさせるフォルムです。
本体の下側(腹側)。
中央部の樽のような形状がユニークです。
吸い込み口。
内側の側面は黒いプラスチック製で、付属のノズルやホースが嵌るようになっています。
本体下面に貼られたシールには、各種の仕様が記載されています。
これによると製造は中国とのことで、また三ツ谷電機のほかに「(株)A.K.I.インターナショナル」との企業名も記載されています。
ただし、この商品における同社の役割については書かれておらず、ネットでちょっと検索してみましたが、該当企業を見つけることはできませんでした。
本体をひっくり返し、グリップ部分前方のスイッチ周りを見てみます。
電源スイッチはスライド式で上面に配置されており、グリップを握ったときに操作しやすい位置にあります。
その下(側面)には、先にも使用した本体可動部の固定用のボタンがあり、完全な折り畳み状態と展開状態では、これによってロックが利きます。
ちなみに、電源スイッチの更に前方にあるパネル?のような部分には、何の機能もありません。
ゴミが溜まるダストケース部分は、オレンジ色ですが透明度が高く、内部がはっきりと見えます。
吸い込まれたゴミの挙動(高速でくるくる回る)を見るのも、この掃除機の楽しみの一つかもしれません。
ダストケースの側面(平らな面)は、上の「ゴミ捨てボタン」を押すとパカッと開き、溜まったゴミを簡単に捨てられるようになっています。
ただしケースはプラスチック製なので、特にヒンジ部分は変な方向に力がかかると容易に破損しそうであり、日常での使用時には十分に気をつける必要があると思われます。
ダストケースの蓋は、ケース本体側との接触部分に、ゴム製のパッキンが嵌められています。
このあたりは、紙パックを使用しない掃除機ならではの、風・埃が漏れないようにするための工夫と思われます。
またこのダストケースは、蓋の開閉だけでなく、ケース全体を掃除機本体から外すこともできます。
脱着は簡単で、掃除機本体とダストケースに記載されているマーク(固定位置・外れる位置・回転範囲が示されている)に従い、ケース全体をちょっと力を入れて回すだけです。
ダストケースを外したところ。
更にダストケース自体も、中のメンテナンス・清掃が行えるように
の2パーツに分けることができます。
フィルター部分をアップ。
円筒形になっているジャバラ状の部分が「フィルター本体」で、その外側には粗い網の「ナイロン・フィルター」が巻かれています。
ナイロンフィルターを外した状態。
このパーツはマジックテープで固定する方式ですが、縫製などがかなり雑です。
説明書では、使用を重ねてフィルター本体にゴミが付着した場合には「歯ブラシなどで優しくゴミを落としてください」と記載されています。(※フィルター本体の水洗いは不可)
しかし私としてはそれは面倒であり、一方でこの掃除機を長く使用したい気持ちもあるので、ティッシュペーパー1枚をナイロンフィルターの幅・長さよりちょっと大きめに切ったものを、フィルター本体に巻き、その上からナイロンフィルターを巻いて固定し使用しています。 (購入者レビューの中に書かれていた方法をヒントにした)
この方法が掃除機の機能(吸い込み力など)に影響しているかどうかは判りませんが、とりあえず現状では問題無く使用できています。
フィルター部分の掃除機本体側をアップ。
同心円状に段差がついています。
掃除機本体側の、ダストケース取り付け部分。
ダストケースが取り付く部分の中央には、スポンジのフィルターが入っています。
吸い込み口側からダストケースにつながる部分は、普通の空洞です。
掃除機本体の排気口フィルター部分。(ダストドラムと反対側)
後述しますが、ここのカバーも取り外すことができ、付属のノズルなどを取り付けてブロウとして使用することができます。
ただし当ページの作成時点では、私はブロウ機能を実際に使ったことはありません。
本体のグリップ部分。
非常に持ちやすく手に馴染む形状で、手が痛むようなことはありません。
グリップ部分の下側。
この形状はよく考えられており、また材質や強度、表面の質感(ちょっとザラッとしている)も、手に持ってしっくりくる、安心感があるものです。
電源コードは、小型な本体に比べて約4.5mとかなり長く、掃除機としての使いやすさへの配慮が感じられます。
またコード自体も太くて外装が厚く、非常にしっかりとした感触です。
ちなみにコード外装の印字を見ると、「VCTFK 2×0.75mm2」との記載があります。
電源コードの本体付け根の部分。
手に持って使う電源コード付き機器では、この付け根で内部の断線が生じることが非常に多く、電気的に最も耐久性が気になる部位です。
この製品では、コードの根元自体に適度なぐらつきがある(がっちりと固定されきっていない)ので、線の変形が一部に集中せず、寿命の長さが期待できるかもしれません。
もっとも実際の耐久性は今後しばらく経たないと分からず、もし断線が起こった場合は、自分で分解・修理するつもりです。
右写真はホース(延長ノズル)以外の付属品を並べたもので、(ホースを含めて)全て黒いプラスチック製です。
掃除機本体と比べると正直、安っぽさがありますが、一方で強度は十分そうな印象で、コスト的に合理的な仕様とも感じられます。
ヘッドブラシの下側。
構造的にはシンプルですが、毛が並ぶ基部が本体側と別パーツになっており、カタカタと動きます。
最初見たときは「このガタに何の意味があるのか?」と思いましたが、実際にこのヘッドブラシを掃除機に付けて吸ってみると、ビニールや平らな床面に吸い付くことがありません。
毛の基部と本体の間に隙間(ガタ)を持たせることで、掃除機本体に余計な吸い込み負荷がかかるのを防いでいると思われます。
細口ノズルとブロウ用アタッチメント。
これらはヘッドブラシと違い、一体成形のシンプルな構造で、細口ノズルも単なる筒状です。
細口ノズルとブロウ用アタッチメントを組み合わせたところ。
この製品の付属品は、ホースも含めて接続部の形状が同じであり(オス・メスの区別はある)、意外に自由な組み合わせができます。
これら2パーツの間に、延長ノズルを挟むことも勿論可能です。
上記のパーツを掃除機本体に取り付けるため、本体の排気口フィルターを外したところ。
フィルター部分の脱着は、ダストケースと同様に簡単(一定範囲内で回すだけ)ですが、こちらは特にマーク等が印字されていないので、フィルター側の3箇所の凸部分と、掃除機側の引っかかり部分を確認して合わせる必要があります。
と言っても、(目で見なくても)回したときの手の感触で十分わかると思われます。
細口ノズル+ブロウ用アタッチメントを、掃除機本体にセットしたところ。
延長ノズルの胴体はジャバラ状で、柔軟性が高いです。
また、両端の接続部分は自由に回転し(スィーベル状)、掃除機を実際に使う上では欠かせないパーツです。
ただ、ジャバラ部分はかなり肉が薄く、例えば日光に長い時間当たって劣化すると穴が簡単に開くのでは・・・と、ちょっと心配です。
普段の収納に気をつければ、さほど問題ないかもしれませんが。
延長ノズルと本体の接続は、他のパーツ同士と同じく、オス・メスを押し込むだけのシンプルな方式です。
延長ノズルにヘッドブラシを接続した状態。
延長ノズルと本体・各種パーツの接続は、ちょっと力を入れて押し込んでおかないと掃除をするときに外れやすく、気をつける必要があります。
当ページの作成時点では、まだ購入から一ヶ月ちょっとであり、また使用頻度も高くはないですが、流石にメーカー名が明記されている製品であるためか、低価格ゆえに懸念していた早期の故障は起こっていません。
吸引力は思っていたほど強くはないものの、逆にブラシを使っている場合には、ビニールや紙に吸い付いてしまうことがないので使いやすいです。
(※ただし細口ノズルの使用時には、吸い付くことがあります)
騒音も、流石に夜間の使用は憚られるものの、想像していたほど大きくはありませんでした。
私の家で30年近く使用している通常の掃除機よりは小さいです。
消費電力はサンワサプライのワットメーター付き電源タップで確認したところ、おおむね電源投入時に約440W、定常時は約300W、というところでした。
製品仕様では定格消費電力は400Wとされており、起動時の跳ね上がりを考えると、妥当な値かと思われます。
使っていて気になるのは、
といったところです。
特に本体の発熱しやすさについては、ちょっと製品寿命が心配になる程度であり、やはりこの掃除機は小型である分、長時間の使用には向かないと思われます。
とはいえ、本体のデザイン・外装や電源コードの強度、また本体の持ちやすさ等、製品の品質はかなり満足が行くもので、これが3,980円というのは破格の安値だと思います。
(※ただし、定価は約1万円とのことですがそれは正直高く、個人的には6,000〜7,000円が適正と考える)
また、部屋に小さい掃除機が1台あるとやはり便利で、普段からこまめに掃除がしやすくなり、現在のところ購入のメリットは大きいと感じています。
※メーカーのページ