今回は2012年2月下旬に、楽天市場の「インパクトTVショッピング」さんで注文。
出来るだけ安くて条件の良いショップを探したところ、「3日限定タイムセール」とされていた同店を、期限の数時間前に発見して注文したもので、購入価格は5,090円(送料0円)でした。
また、販売ショップは私の住んでいる都道府県内だったため、発送日の翌日に到着しました。
今回は2012年2月下旬に、楽天市場の「インパクトTVショッピング」さんで注文。
出来るだけ安くて条件の良いショップを探したところ、「3日限定タイムセール」とされていた同店を、期限の数時間前に発見して注文したもので、購入価格は5,090円(送料0円)でした。
また、販売ショップは私の住んでいる都道府県内だったため、発送日の翌日に到着しました。
「エアカウンターS」のパッケージ。
一般的な「放射能測定器」のごついイメージとは対照的に、薄くて軽くコンパクトなものです。
パッケージの前面。
白と水色がメインに使われ、落ち着きと清潔感があります。
裏面には、製品に関する情報(解説や仕様など)が記載されています。
全体的に文字がちょっと小さめですが、見やすいデザインです。
パッケージを開封。
測定器本体の前に、付属の冊子を見てみます。
この「エアカウンターS」には
と、2冊の小冊子が同梱されています。
解説書の表紙には監修者として、首都大学東京の福士政広教授の名前が載せられています。
取扱説明書はモノクロ印刷の16ページ(表紙含む)。
文字の大きさといいレイアウトといい、非常に読みやすく見やすいものになっています。
もう1冊は「正しく覚えよう 放射線の基礎知識」というタイトルの解説書。
こちらはオールカラーの30ページで、内容は
の全6章です。
右写真は、第1章の冒頭部分。
説明書に比べると字がちょっと小さめで、また内容は真面目な表現で書かれています。
しかし、記述自体はシンプルにまとめられており、豊富なイラストや図とともに、基本的な知識・情報が理解しやすいように良く配慮されています。
この点にも、放射線に対する一般市民の不安軽減に寄与しようという、メーカー側の優れた姿勢が伺えます。
パッケージから出した直後の状態。
「エアカウンターS」本体と付属の単3乾電池は、ダンボール製の台紙に嵌められて保護されています。
台紙から取り出した「エアカウンターS」本体。
事前に購入者レビューや製品仕様を調べて知識として知ってはいましたが、実際に見てみるとやはり、手に取りやすいコンパクトなスティック形状であることには驚かされました。
「エアカウンターS」の上面。
曲線・曲面が用いられたデザインが、非常にスマートです。
表示部と操作部をアップ。
表示部はえぐれたように円筒面から凹んだ形状で、その右には
本体をひっくり返したところ。
右に見えるスライド式スイッチは、電源のオンオフスイッチです。
また、左側にある2つの出っ張りにより、平らなところに本機を(転がらずに)安定して置くことができます。
設置用の突起部分をアップ。
2つの突起の間には、ごく小さい突起があり、この位置に放射線のセンサーが組み込まれているとのことです。
またこの写真では殆ど見えませんが、左のネジ穴部分の(写真では左側の)側面には、ストラップ取り付け用の小さい穴が貫通しています。
「エアカウンターS」本体のちょっと太くなっている水色の部分は、電池カバーになっています。
この電池カバーをちょっと回すと、「カチッ」とストッパーが外れます。
そしてカバーを引き抜くようにスライドさせると、本体から外すことができます。
電池収納部のアップ。
使用できる電池は単3型です。
また内部には、「校正済み」等と記載された紙が貼られています。
電池をセットした状態。
本製品のパッケージの裏面には、ニッケル水素電池「eneloop」が使用可能と記載されているので、今回は他社製品ですがソニーの「サイクルエナジー シルバー」を使ってみることにしました。
あとは外したのと逆の手順で、電池カバーをセットすれば完了です。
電池を入れて本体側面の電源スイッチをオンにすると、「ピッ」と音がして、液晶表示部にカウントダウン(35(秒)からスタート)が表示されます。
また、その右側の動作ランプも点滅状態になります。
ちなみに説明書では、本機を手に持って高さ1mの位置で測定すること、とされていますが、ここでは撮影の都合上、テーブルの上に置いた状態で動作させています。
35秒のカウントダウンが終わると、液晶表示部には「予測数値」が表示されるようになります。
そして動作ランプは更に点滅し続け(説明書によると最長で約2分間)、この間に「予測測定」が行われているとのことです。
(私が使用している限りでは、この予測測定の間に表示される「予測数値」は、確定値よりも高めの数値が表示されるようです)
また本機の動作時には「ピッ」というブザー音がなることがあり、このときにガンマ線が検出されているとのことです。
動作ランプが消灯すれば「予測測定」が完了で、確定値が表示されます。
ただし右写真の撮影時は、確定値が「0.05」で点滅中の状態でした。
最初この状態を見たとき、「初期不良に当たってしまったか?」と思いましたが、説明書を良く読むと、本製品の検出可能範囲外(0.05μSv/h以下、9.99μSv/h以上)では、数値が点滅表示されるとのことです。
このことは説明書の6ページに記載されていますが、私は当初気付きませんでした。
今回の商品は、福島第1原発の事故以降に問題となっている放射線汚染について、「自分で状況を確認できる手段が欲しい」と思っていた中で、国内メーカー製の低価格な放射線測定器がちょうど発売されていることを知り、絶好の機会と感じて購入したものです。
(ショップ掲載の購入者レビューで評価が高かったことも、購入の強い動機となった)
私は当ページの作成時点(2012/3/4)で2週間ほど使用していますが、本体の軽さ・コンパクトさに加え、操作が非常に簡単で、また表示もシンプルで分かりやすく、日常生活用品として(それこそ温度計に近いぐらいに)手軽に使えるものになっていると感じています。
ただ正直、説明書どおりに立ったまま手に持って測定するのが面倒なので、殆どはテーブルの上に置いた状態で使用しています。
電池には今のところソニーの「サイクルエナジー シルバー」(950mAh)を使っていますが、動作に支障は全く生じていません。
毎日の動作時間が短いためか、用量が小さい電池でもかなり持ちが良いです。
測定値の正確さは良く分かりませんが、私の住んでいる場所(北海道の札幌市近郊)は放射線が弱いためか、数値が「0.05」で点滅していることが殆どです。
高くても、起動から時間が経ち安定した状態で、0.10μSv/hを超えたのを見たことがありません。
地元紙「北海道新聞」の朝刊に毎日記載されている各地の放射線の数値一覧では、札幌市はいつも0.10μSv/h以下となっており、その点では私がチェックしている測定値はなかなか正確性が高いと思われ、現在のところは全体として購入したことに非常に満足しています。
不謹慎かもしれませんが、自分で放射線の数値をチェックできるというのは面白いです。
また原発がある国において、国民自身による(日常的な放射線の状況に対する)認識・判断の機会を広く設けるという点でも、本製品は非常に社会的価値・意義が大きいものでは、と考えます。
※各ショッピングモールでの販売状況: