パッケージ

今回の作品はPCのOSがWindows2000の場合には非対応とのことなので、未だにWindows2000を使用している私は「暫くはプレイする機会がなさそうだ」と思い、委託販売開始時には注文しませんでした。

しかしその後間も無く、某所で有志の方が、Windows2000対応用の「非公式パッチ」を公開されていたので、思い切って購入することにしました。

商品が到着

今回は2010年9月初め頃に、「ダブルスポイラー」のときと同じく「O-TRAP 楽天市場店」で注文・購入しました。


梱包の中身

梱包を開封。


伝票と商品

伝票と商品。


注文品を並べてみた

今回は、同じサークルの音楽CD「蓮台野夜行(れんだいのやこう)」も同時に注文しました。


「妖精大戦争 〜東方三月精」のパッケージ表

「妖精大戦争」のパッケージは、薄い色合いで非常に華やかなデザイン。


「妖精大戦争 〜東方三月精」のパッケージ裏

パッケージの裏面。

今作では、ゲーム中のキャラクターの立ち絵は、商業誌でコミック「東方三月精」(ストーリー上、今作と関係が深い)の作画を手がける「比良坂真琴」氏が担当されており、従来の「東方」のSTGとはまた違った雰囲気が感じられます。


背帯を外した状態

背帯とケース。


CDケースを開けた状態

CDケースを開けたところ。

パッケージの外側も華やかですが、内側は桜色でより華やかです。

CD-ROMのレーベル面にも花が用いられており、これまでの「東方」のSTGとは大きく印象が異なります。


CD収納部

CD-ROMを取ると、妖精「サニーミルク」(「東方三月精」の主人公の1人)が、思わぬところでアピールをしています。


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非公式パッチで、Window2000に対応させてみる

ゲーム本体をインストール終了

先述したとおり、今作はWindows2000上では動作しないとのことなので、非公式パッチでの動作に賭けてみることにしました。

(※あくまで自己責任で行っています)

まず、ゲーム本体をインストールしてみましたが、これは意外にも?正常に完了できました。


しかし起動は無理

しかし起動させようとすると、このように「有効なWin32アプリケーションではない」との表示が出ました。

やはり正規には、Windows2000では動作しないようです。


ということで、非公式パッチの使用を試みます。

パッチの情報は、例えば下記ページに掲載されていました。
(※仮に使用される場合は、あくまで自己責任により行うことをお願いします)

  • 『妖精大戦争-東方三月精-』という東方projectのゲームソフトを起動すると『プロ... - Yahoo!知恵袋
    http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1146426091
  • 東方シリーズ不具合情報まとめwiki - 誤表記関連(妖精大戦争)
    http://www26.atwiki.jp/touhoufuguaimatome/pages/182.html
非公式パッチをゲームのフォルダに入れる

早速パッチを使用してみます。

圧縮ファイルをダウンロード・解凍してみると、特に解説ファイル(テキスト等)はついていないので、ここでは正規のパッチのように、「Program Files」内の「上海アリス幻樂団」→「妖精大戦争」フォルダに、圧縮ファイルをダウンロード・解凍して出てくるファイル(compat2000.exe)を入れています。

ちなみに私が使用しているウィルス対策ソフト(avast!)やスパイウェア対策ソフトには、このファイルは反応しなかったので、一応安全上問題は無いと思われます。


パッチを実行中

パッチの実行中には、このようなウィンドウが出てきます。

(この他にも何かウィンドウが出てきたと記憶しています)


バージョン変更の適用

そして、このようなウィンドウが出てくるので、「はい」をクリック。


パッチ適用後のフォルダ内

パッチ適用後は、「妖精大戦争」フォルダ内はこのような状態になりました。

パッチ適用中に出る表示や、適用後の各ファイルの容量から推測すると、「Custom.exe」と「th128.exe」がWindows2000対応バージョンに変更され、元の両ファイルは、ファイル名の最後に「.Old Version.old」がつけられ別ファイルとして保存されている・・・と思われますが、正確なところは確認していません。


「妖精大戦争 〜東方三月精」がWindows2000上で無事起動

ということで早速起動してみると、無事にゲームが立ち上がりました。

このあとしこたまプレイしていますが、私が確認している限りでは、動作に全く問題はありませんでした。

パッチ製作者の方には、頭が下がる思いです。


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タイトル画面・デモ画面

「妖精大戦争 〜東方三月精」のタイトル画面

改めて「妖精大戦争」のタイトル画面。

比良坂氏による「チルノ」のイラストといい、背景の花といい、全体の雰囲気はパッケージと同じく、これまでの「東方」のSTGとはかなり異なる明るいものです。


「妖精大戦争 〜東方三月精」のデモ画面01

ここからは、デモ画面のキャプチャー画像を掲載していきます。

今作は、STGの通常シリーズとはシステム等がかなり異なっていますが、最大の特徴は、自機の周りに「アイスバリア」を張ることで「敵弾を凍らせることができる」という点だと思います。

まずは、ザコ敵が出てきて弾を撃ってくるのは同じですが、


「妖精大戦争 〜東方三月精のデモ画面02

それらがアイスバリアの一定距離以内に近づくと、このように凍らせることができます。

敵弾が連なっていると、氷も連鎖して繋げることができます。
(氷に敵弾が近づいても、時間の期限内ならどんどん凍っていく)

この氷の中を自機は素通りすることができ、また一定時間経過後に破壊されたとき、敵に大きなダメージを与えることができます。

つまりこの氷は、強力な防御と攻撃の両方を兼ね備えている、ということになります。


「妖精大戦争 〜東方三月精のデモ画面03

このように、敢えて弾幕の中に突っ込んだ後に一気に凍らせる、ということも可能です。


「妖精大戦争 〜東方三月精のデモ画面04

また、敵弾幕の出現タイミングを見計らって凍らせることで、攻略上非常に有利となる局面が多くなっています。

例えばここでは、ザコ3体が横並びで円形に弾幕を発射していますが、


「妖精大戦争 〜東方三月精のデモ画面05

これをタイミング良く凍らせると、氷がどんどん伝わっていきます。


「妖精大戦争 〜東方三月精のデモ画面05

そして氷の破壊時には、ザコ全てにダメージが与えられ撃破されます。

このあたりはパズル的な要素もあり、効率的なアイスバリアのパターンを探ることが、ゲームの楽しみの1つになっていると思います。


「妖精大戦争 〜東方三月精のデモ画面06

これは中ボスで、円形に広がる弾幕を撃ってきますが、


「妖精大戦争 〜東方三月精のデモ画面06

ある程度広がったところで弾幕に接近してアイスバリアを張ると、このように広い範囲を凍らせることができます。

画面の何%を凍らせたか、というのはアイスバリア破壊後に表示されますが、その数字が蓄積する(画面右下の「こおらせた面積」に表示される)ことで、自機のノーマルショットがパワーアップしていきます。

また、氷を張った面積が大きいほど「やる気」(100%で自機1機に相当)も大きく増えるので、弾幕は直ぐに凍らせさえすれば良い、というものではありません。


「妖精大戦争 〜東方三月精のデモ画面07

これはまた別の面の中ボスです。

(「東方紅魔郷」で出てきた「大妖精」)


「妖精大戦争 〜東方三月精のデモ画面08

氷が弾幕を凍らせ、中ボスの付近まで達しています。

この状態で氷が破壊されると、ボスにかなりのダメージを与えることができます。

(氷によるダメージは、ショットよりもかなり大きい)

ちなみに今作では、ボスのライフは(これまでのように画面上部のバーではなく)ボスの周囲の円形ゲージで表示されています。


「妖精大戦争 〜東方三月精のデモ画面09

更に別の面のデモ。

このデモはこれまでのデモ(難易度ノーマル)と異なり、難易度は「ハード」となっています。

(※今作では、ルナティックのデモは流れない)

ハード以上では、敵を撃破すると、自機に向かって「撃ち返し弾」が飛んできます。


「妖精大戦争 〜東方三月精のデモ画面10

「アイスバリア」を張るには、「こおりパワー」(画面右と、自機の上に表示される数字)が30%以上貯まっていることが条件になっており、その状態で、ショットボタンを一定時間押しっぱなしにした後、離すことでバリアを張ることができます。

ただし「こおりパワー」の数字が小さいと、張った氷の持続時間が短いので、例えば激しい攻撃を余裕を持って切り抜けるためには、ある程度パワーを貯めてから張ることが必要になります。

(※周期的な攻撃をしてくるボス相手の場合は、氷の持続時間が長いと、逆にアイスバリアを張っていくタイミングが合わなくなることがあるので、「こおりパワー」の貯め具合を加減する必要がある場合もある)


「妖精大戦争 〜東方三月精のデモ画面11

上の画像の続きで、撃ち返し弾が自機に迫っています。

ただし、敵弾にかする(グレイズする)と「こおりパワー」の数値上昇が早くなるので、実は難易度ハード以上では自機狙いの撃ち返し弾があることで、アイスバリアを張りやすくなっているそうです。

(※私はまだ難易度ノーマルまでしかプレイしていないので、実際に経験・確認していません)


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プレイした感想

今回の作品は、弾幕自体は厳しいものが多いですが、「アイスバリア」があることで、弾幕に追い詰められた状況を大規模攻撃として切り返すことができます。

これにより、見かけよりも難易度は抑え目になっており、また攻撃の爽快感が非常に高くなっています。

(今作のEx面は、私は初めて、殆ど攻略リプレイ等を見ないでクリアを達成できた)

また、アイスバリアをどのタイミングで使っていくか?というのを探り、攻略法を少しづつ築いていくことも、大きな楽しみになっており、プレイヤーが広範囲の強力な攻撃を頻繁に使えるという点で、今作のシステムは非常に魅力が大きく、「東方」のSTGの中でも異色の魅力を持った作品となっている、と感じられます。

加えて、ストーリーモードやエンディングでのキャラクター同士のやり取りは、見ていて非常に和むものになっており、その点でも楽しめます


※製作サークル様のサイト

  • 上海アリス幻樂団
    http://www16.big.or.jp/~zun/


楽天市場

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