2008年11月に、同人サークル「上海アリス幻樂団」さんが手がける、弾幕シューティングゲームの一連の作品群「東方Project」の体験版をプレイして、シューティングゲーム好き(ただしヘタ)の私には、かなりツボにはまりました。
そこで、思い切って製品版を購入してみよう!ということでネット通販を探したものの、なかなか見つからず。
辛うじて、当時の最新作「東方地霊殿」(とうほうちれいでん)のみですが、取扱ショップを何とか見つけ、購入したものです。
今回は、通販同人ショップ「とらのあな」(http://www.toranoana.jp/)さんで購入しました。
梱包を開けた状態。
クッションのスポンジに挟まれたソフトと、送り状が入っていました。
送り状は、このような感じでした。
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「東方地霊殿」のパッケージ表側(開封前)。
キャッチフレーズが独特です。
(同人ソフトならではの味、ということでしょうか?)
ちなみに画像が暗めなのは、夕方に照明・ストロボ無しで撮影したためで、実際の製品はもっと明るく見やすい印刷になっています。
(こんなに暗く写るとは、思っていませんでした。)
パッケージの裏側。
表側にも増して、脱力しそうなキャッチコピーが書かれています。
ビニール包装を開封し、紙の部分を外した状態です。
ちなみに、表側パッケージのタイトル背景には、ゲーム本編の最終ボスのシルエットが浮かんでいます。
(私がこれに気付いたのは、ゲーム内で実際にラスボスに対面してからしばらく経ってからだった。)
パッケージ背景の最終ボスのシルエットは、「東方Project」の作品を通しての特徴となっているようです。
ケースの側面(背中側)。
同じくケースの側面ですが、こちらはパカッと開く側のほうです。
ケースを開けてみました。
左の蓋側には簡易マニュアル、右側にはもちろんソフト本体(CD-ROM)が入っています。
簡易マニュアルはその名の通り、紙1枚のシンプルなものです。
詳細なマニュアルは、ソフトのインストール後に、HTMLファイルのものをウェブブラウザで見ることができます。
(このマニュアルは、「上海アリス幻樂団」のサイトで公開されているものと同じ内容と思われます。)
またCDのレーベル面には、湯気がのぼる露天風呂?が印刷されているようです。
CDを取り出した後の、収納部分をアップ。
真ん中には、脱力しそうなコピーが。
またよく見ると、ラスボスのぼんやりしたシルエットと、ラスボスを象徴するマークが印刷されています。
(このページの執筆中に、初めて気が付きました。)
ともかく、パッケージ全体を通して、製作者のZUN氏の遊び心が伝わってくるように感じられます。
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早速、「東方地霊殿」をパソコンにインストールしてみました。
(ちなみに、私のパソコンのOSはWindows2000)
CD-ROMをパソコンのCDドライブにセットすると、まず、セットアップウィザードが立ち上がります。
「次へ」を押すと、
インストール先フォルダの指定画面になります。
初期状態で、ハードディスクの「Program Files」内に指定されており、特に変更の必要は無いので、そのまま「次へ」を押しました。
ちなみにインストール後に、
(ハードディスク) > Program Files > 上海アリス幻楽団 > 東方地霊殿
とフォルダを辿ると、フォルダ「東方地霊殿」内に、ゲーム本体やマニュアル、また「readme」「oamke」「キャラ設定」等のテキストファイルなどが入っています。
(スナップショットを保存する「snapshot」フォルダも、「東方地霊殿」内に作成されます。)
次に、追加タスク(スタートメニュー登録、デスクトップへのショートカット作成の有無)を選択。
今回は、どちらも作成することにしました。
設定の確認画面。
「インストール」ボタンを押すと、いよいよインストールが開始されます。
「東方地霊殿」インストール中の表示。
けっこう時間がかかります。(数分ぐらい?)
ちなみにウィンドウには、「○○時雨でも食べながらまったりお待ちください」の表記があり、無機質なインストール作業中に、ちょっとほっとしたりします。
この「○○時雨」が正確にはどういう表記だったのかは、残念ながら失念してしまいましたが、恐らく和菓子「黄身時雨」だと思われます。
(ほんの僅かに、ゲームの中身と関係がある・・・かも)
「東方地霊殿」動作に必要な「DirectX」をインストールするかの、確認表示。
私は体験版をプレイするために、必要なバージョンのDirectXをウェブ経由でインストール済みだったので、「いいえ」を選択しました。
ただ私は、マイクロソフト社のサイトからDirectXをダウンロードするのに、かなり苦労した記憶があります。
なので、製品CDからDirectXをインストールできるのは、実はかなり便利な気がします。
これで、「東方地霊殿」のインストールが無事完了しました。
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早速、インストールした「東方地霊殿」を起動してみます。
ちなみに、ゲーム中にキーボードの「Home」キーか「P」キーを押すと、「東方地霊殿」フォルダ内に「snapshot」フォルダが作成され、ゲーム画面のスナップショットを記録することができます。
(作成される画像は、サイズが640×480のbmpファイルです。)
この項に掲載している画像は、スナップショットをjpgファイルに変換したものです。
※スナップショットの公開については、「東方地霊殿」マニュアル内に、条件付で可能な旨の記載があったので、当ページで使わせていただきました。
ということで、「東方地霊殿」のタイトル画面。
最初は正直、あまり気にしていませんでした(ゲームを遊ぶことにばかり気を取られていた)が、今になって見てみると、ゲームストーリーの発端が上手く表現されていると感じます。
体験版と製品版の違いの一つに、製品版のほうはタイトル画面のまま放っておくと、デモ画面が流れるという点があります。
ということで、デモ画面の中から、弾幕の見栄えが良さそうな(弾の数が多い)シーンをキャプチャーしてみました。
画面右側上部に表記がありますが、デモ画面は難易度「Lunatic」(ルナティック、このゲームの最高難度)でのデモプレイとなっています。
なので、このデモ画面だけを見ると、正直私なんかはプレイする自信を無くしそうになりますが、実際にはかなり易しい難度の「イージー」もちゃんと用意されているので、それほど尻込みする必要は無いと思われます。
これはまだ、判りやすい攻撃。
(放射状に広がる弾幕)
「弾幕」をアピールしているだけあり、やはり、弾数の多さには目を奪われるものがあります。
(もっとも、静止画と実際に動いている画面とでは、また印象が異なりますが・・・)
円形に放出された弾が、一定のリズムで自機のほうに向きを変えてくるという、やっかいな攻撃。
自由落下のように、バラバラと弾が降ってきます。
でも、よく見ると潜り抜けられる隙間があるというのが、絶妙です。
ザコ敵の弾幕も、容赦がありません。
ちなみにデモ画面で見られるのは、ステージ1〜4の一部となっています。
(※デモが流れる順番は、ステージ順では無い)
静止画で見ると、どうしたものやら・・・という気になりますが、実際にはちゃんと抜け道は用意されている・・・はずです。
ふと思いついたので、デモ画面のシーン(難易度ルナティック)と、他の難易度(イージー、ノーマル、ハード)でのほぼ同じステージ箇所で、弾幕の様子を比べてみることにしました。
※写真の配置は、
としています。
また実際のゲーム画面では、同じ場面でもキャプチャーのタイミングで弾数が異なるため、下記の画像は必ずしも難易度の違いを的確に表現しているとは限りません。(特にハードとルナティック)
改めて比べてみると、イージーの弾数の少なさ(隙間の多さ)と、ハード以降の弾幕の厚さが際立って感じられます。
また、ハードとルナティックでは、掲載した写真では弾数にそれほど違いが無いように見えますが、実際にはルナティックのほうが弾のスピードがかなり速く(節分の豆をジャンジャカ放ってくるみたいに)、また数も全体的に多いです。
今回、画像をキャプチャーするために改めてプレイしてみましたが、難易度が1段階上がると、まるで別のゲームだと感じるぐらいに攻撃・難易度が厳しくなるので、やはり(少なくとも私にとっては)非常に遊びがいのあるゲームだと感じました。
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管理人は昔からシューティングゲームが好きで、1980年代終わり頃〜90年代半ば頃には、家庭用テレビゲーム機を中心に、よくシューティングゲームを遊んできたので、(腕はさておき)普通よりもSTGには慣れている、という自負があります。
それでも、「東方地霊殿」の難易度イージーを初クリアするのに約1週間、ノーマルの初クリアにはそれから更に1ヶ月以上かかりました。
もちろんこれは、私のSTGの腕や、プレイの頻度にもよるとは思いますが、私としては「地霊殿」はかなり骨のある、手ごわいゲームだと感じています。
当記事の執筆時点で、私は「東方紅魔郷」「東方妖々夢」も既に1ヶ月以上遊んでいますが、難易度ノーマルで比べた場合、どうも「地霊殿」は、画面を覆う弾の面積が大きく(=自機の動ける隙間が少ない)、早い段階からプレイヤーに厳しい選択(狭い隙間を思い切って抜ける)を迫ってくるように感じられます。
また、これはあくまで私の感覚的な話ですが、「地霊殿」での敵の攻撃は、私に取っては馴染みの無い発想のもの(これまで経験したことの無いタイプ)が多いように感じました。
(最も典型的なのは、最終ボスの迫力ある攻撃)
例えば「東方紅魔郷」(「東方Project」のWindows版初作品、2002年発売)の場合は、(昔の作品であるためか)もちろん弾の数は多いものの、攻撃の雰囲気(パターンなど)が何となく、私が昔から慣れ親しんできたSTGと似ている気がして、難しいけども何か懐かしい印象があります。
(※だからといって、「紅魔郷」が「地霊殿」より簡単にクリアできる、というわけでは決してない。)
ただし、上記のような印象の違いは、「東方地霊殿」によってまた新しいSTGの表現・楽しみに出会えた・・・ということかもしれない、と思っています。
昔は、「ハードの性能が進化しても、STGはさして変わりないんじゃないか」と思っていましたが、それは幸いにも?管理人の考え違いだったようです。
(・・・と、「地霊殿」ノーマルクリアがやっとの私が語るには、自ずから限界があるわけですが)
※無料の体験版(3面までプレイ可能)は、「上海アリス幻樂団」さんのサイトからダウンロードできます。
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