購入の背景

「ハクキンカイロ PEACOCK」とのセット

今回は商品総額の安さから、2011年11月に楽天市場のショップ「フォーモスト」さんで、「ハクキンカイロ PEACOCK」とのセットとして購入したものです。


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ボトルを見てみる

ボトルの正面

ボトルの正面。

素材は薄く青色がかった透明な色をしており、弾力があって(ペットボトルと同じ?)手で押すと簡単に変形します。

高さは約20cm、最大直径は約6.5cmというところで、結構なボリューム感があります。(500ml入りなので、当然と言えば当然ですが)

ラベルには「火気厳禁」「第一石油類」の印字があり、またメーカーは「奥田薬品」と記載されています。
(※購入ショップの販売ページのほうでは「オクダ化学工業」とされていました)

また製品の特徴として「本品は火つき火力ともにすぐれて居り保温力も抜群です。」との文が記載されています。



前面ラベルには他に、使用する上で非常に重要な、蓋の使い方の解説が記載されています。

この製品では、ベンジンを出すときは蓋を(きっちり締まっている状態から)180度の位置まで回す方式となっています。


ベンジン容器の蓋(注ぎ口)

容器の蓋(注ぎ口)をアップ。

右側の細い筒状の部分が、ベンジンが出る口で、その180度反対側には空気抜きの小さい穴が設けられています。

ベンジンを注ぐときに、早く出そうとしてボトルをあまり傾けると、その空気抜きからベンジンがちょっと溢れてくるので、注意が必要です。

(と言っても穴が小さいので、ドボドボ出るのではなく、ちょっと蓋周りが濡れてしまう程度で済む)

また、この蓋は回転時の抵抗(硬さ)があまり強くなく、手が大きい私の場合は、片手の小指〜中指でボトルを握り、親指・人差し指で蓋を開け閉めする、ということができ、ハクキンカイロのカップにベンジンを注ぐ作業がかなりやりやすくて助かりました。


容器背面のラベル。

こちらでは

  • 引火性
  • 有害性
  • 応急処置

等といった、取扱い上の注意が記載されています。

ちなみにベンジンの匂いは、いかにも燃料、という印象を受けるオーソドックスなものでした。


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ボトルの口部分

ボトルの底に残る少量のベンジン

2011年11月半ばにハクキンカイロの使用を開始し、だいたい毎日(1日にカップ1杯を2回程度)使用して、12月20日ごろにベンジンを使い切りました。

しかし、最後の1滴まで使い切ろうと思い、容器を目一杯傾けても、どうしても僅かに残ったベンジンを出すことができませんでした。


蓋を外した状態

ということで蓋を外してみると、容器の口には白い別パーツが嵌められています。


口のパーツが残りのベンジンの出を妨げる

この状態でボトルを思い切り傾けてみましたが、やはり残りのベンジンは出ませんでした。

180度逆さにしてみても出なかったので「どういうことか?」と思いつつ良く見てみたところ、容器を傾けた場合は口に嵌っているパーツが壁の役割を果たしてしまい、僅かな量の液体が出ないようになっていることに気付きました。


口に嵌っていた別パーツ

そこで、口に嵌っていパーツを外したところ、無事に残りのベンジンを出すことができました。

写真真ん中の白っぽい透明なパーツがそれで、ボトルの口に嵌る部分は樽のように膨らんだ形状になっています。

流石に揮発性のベンジンを入れる容器のものだけあって、取り外しはかなり固いです。
(パーツの材質自体は、柔らかく弾力があるもの)


蓋の内側

こちらは蓋の内側。

蓋を外すときは、ある程度まで回すとストッパーのように固い位置に当たりますが、そこから力を入れて回せば取れるようになっています。

一見複雑な構造は見当たりませんが、簡単な操作によりベンジンを出すのと密閉をしっかり両立しているのは、地味に凄いと感じます。

先述のベンジンが僅かに残った状態で、蓋を締めたまま数日放置していましたが、直ぐ蒸発するはずのベンジンが殆ど減っていなかったので、密閉性はかなり高いと思われます。


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使用した感想

今回がハクキンカイロの最初の使用だったので、他のベンジンとの比較はできませんが、まず発熱の持続時間については

  • 注油カップ半分:約4時間
  • 注油カップ1杯:約8時間

というところでした。

ただし、これは家の中で使用していた時(腰の後ろとズボンの間に挟めていた)の持続時間で、外で仕事や除雪をしているとき(作業服の胸ポケットにカイロを入れ、上からオーバーを着た状態)では、カップ1杯で6時間程度と、かなり短くなりました。

その原因はわかりませんが、仕事や除雪ではかなり身体を動かすので、(胸ポケットという場所も含めて)カイロの触媒への酸素供給量が多くなったためかも・・・と想像しています。

また何故か、容器内のベンジンの残量が少なくなってきたとき(1/3〜1/4以下)は、カップ1杯での持続時間(家の中で使っていたとき)が9時間程度と、少し長くなっていました。(※上記の仕事中での持続時間は確認していません)

これも原因は分かりませんが、容器内のベンジンの上のほうと下のほうで成分に違いが生じる、ということはあるのか、かなり気になるところです。


発熱の強さについては、触媒加熱後の30分程度は弱く、その後徐々に強くなっていき、使用開始後2〜3時間でピークと言えるほど相当に熱くなります(カイロに直に触るのがかなり厳しい程度)が、ベンジンが切れる直前30〜40分程度?)も同程度に熱くなります。

これがこのベンジンが持つ特性によるものなのか、それともハクキンカイロ自体の特性によるものなのかは、やはり残念ながら私には分かりませんが、とりあえず使用開始序盤を除けば、十分な熱量・暖かさの恩恵を感じることができるもので、満足しています。


また価格面でも、単品が300円台と安いこともあり、発熱の持続時間はハクキンカイロ説明書の記載より若干短いものの、リピート購入を検討するに値する、十分に良い魅力を持つ製品だと感じています。

ただし今後しばらくは、他メーカー製品を購入して行き、比較・検討を行う方針です。


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