2012年に私の住んでいる地域(北海道)で、夏に計画停電が行われる可能性が発表されたことから、備えの一つとして小型蓄電池を用意しようと思い、いろいろ調べたところ、大自工業の「SG-3000DX」の評価が高く、価格的にも手ごろで良さそうだと感じました。
そして同製品の後継機種として、ライトがLEDに変更され、USB充電端子も新たに備わった「SG-3500LED」が発売されていたので、思い切って購入することにしました。
2012年に私の住んでいる地域(北海道)で、夏に計画停電が行われる可能性が発表されたことから、備えの一つとして小型蓄電池を用意しようと思い、いろいろ調べたところ、大自工業の「SG-3000DX」の評価が高く、価格的にも手ごろで良さそうだと感じました。
そして同製品の後継機種として、ライトがLEDに変更され、USB充電端子も新たに備わった「SG-3500LED」が発売されていたので、思い切って購入することにしました。
今回は楽天市場の「杜の都@SHOP」さんで2012年7月に注文し、商品は数日後に到着しました。
当時の購入価格は11990円(税、送料込み)でした。
梱包を開封。
パッケージのサイズは、約cm×cm×cmとかなりの大きさです。
また重さも結構なもので、持ち運びには気をつける必要があります。
パッケージ前面では商品の用途が写真とともに紹介されており、使用のイメージが掴みやすいです。
裏面では、製品各部の名称や電気機器の使用時間目安など、より詳しい情報が記載されています。
パッケージ側面には製品仕様。
パッケージ蓋を開けようとすると、「Charge Immediately upon Purchase!」と記載されたシールが貼られていました。
購入後はすぐ充電するように、という意味のようです。
蓋を開けます。
付属品一式は、透明な小型バッグにまとめて入っていました。
ケーブル類は、
ACアダプターの銘板。
出力はDC13.5V、1000mAとのことです。
説明書の表紙。
印刷は赤黒2色でシンプルです。
内容はきちんと整理されていますが、記述がかなり多岐に渡っているため、一通り理解するにもある程度時間が必要になると思われます。
「SG-3500LED」の本体は結構重さがありますが、カバーは曲面が多用されたデザインで、持ち運び時などに身体に当たっても、痛みを受けることが殆どありません。
本体の正面。
動作状態を示す各種LEDランプや、「バッテリーチェックボタン」が備えられています。
バッテリーチェックボタンを押すと、内蔵バッテリーの蓄電状態がLEDランプの点灯で示されます。
背面には、正面側パネルの見方・使い方や、使用時の注意事項などが記載されています。
本体下面には、ゴム製の足が4箇所取り付いています。
この製品は重心が低いので、置いたときの安定性はしっかりしています。
グリップ部分は握りやすい形状で、重い本機を持ち運ぶ際にも、手が痛くなることはありません。
「SG-3500LED」のインバーター側には、上から
一番上のシガーソケットは、出力(外部機器の使用)と入力(本体バッテリーの充電)の兼用になっています。
またこのソケットには常に電気が流れているとのことで、未使用時にも指や金属片などを入れないよう注意する必要があります。
一方100Vコンセントを使う際には、すぐ上のパワースイッチをオンにしないと、電力が出力されないようになっています。(パワースイッチは、オン状態だと赤く点灯する)
このインバーター側には透明カバーが付いており、簡単に開け閉めできます。
「SG-3500LED」のLEDライト側には、上から
パッケージから本製品を取り出した直後では、切り替えスイッチのところに、発泡スチロールの破片が詰まっていました。
もちろん使用前には、取り除いておく必要があります。
LEDランプを点灯。
光の明るさはかなりのものです。
40〜50cm離れた先の布を照らし、光の形状を確認してみました。
LEDなので照らす範囲が狭く、本体が重たい(高いところに置くと危ない)ことと合わせて、部屋の照明に使うには向かないと思います。
一方、例えば夜の屋外で、作業している手元を集中して照らすような場合には、かなり役に立つと思われます。
USBポートには、ゴム製の蓋が付いています。
切り替えスイッチをUSB出力側に入れると、緑色のランプが点灯します。
購入後は思ったほど使用する機会が無く、説明書の通りに数ヶ月おきに充電していましたが、1年近く経ったところで、充電中に「ジジジジ・・・」という異音が発生するようになりました。
満充電になると音が止まりますが、充電中はかなりうるさく、夜間の充電には支障が大きい状態です。
保証期間(1年)は過ぎていて、また中身を見てみたい好奇心もあり、試しに分解することにしました。
ただし説明書には「改造・分解は、絶対にしないでください。」との記載があるので、ここではあくまで自己責任で作業しています。
音が何処から鳴っているのか、カバーを手で触って調べたところ、正面のバッテリーチェックボタンのすぐ上あたりが振動源になっているようでした。
ということでその内部側を目指し、分解していきます。
外装のネジは本体背面側にあり、まずバッテリー収納部分の蓋を開けました。
ここはネジ5本で固定されています。
バッテリーを取り外したところ。
バッテリーは小さいですがかなり重いので、一度本体を立ててから取り出しています。
そして、バッテリー収納部周囲のネジ(5本)と、外装の取っ手部分のネジ(3本、真ん中だけ短い)を外します。
外装を開けるには、LEDライト部分を先に外す必要がありました。
ここは上側を手前に引き出すようにする(下部を支点にする)と、何処かが破損することも無く、思ったより簡単に外れました。
外装を前後に外したところ。
写真は目標の部分(スイッチ・LED表示部の内部側)で、小さい基盤が見えます。
またその左下には、冷却用のファンが配置されています。
これらにはコードがつながっており、このままでは外装を完全に外すことはできません。
コードに無理な力がかからないよう気をつけつつ、スイッチ・LED部分の固定ネジ4本を外し、またファンもブラケットの固定ネジ(2本)を外して、各々を外装から外します。
ここでバッテリーを再び接続し、ACアダプターを繋いで充電状態にしてみたところ、バッテリーチェックスイッチのすぐ上にある小さい直方体のパーツから振動音が発生していました。
私にはこのパーツの役割は判らず、またこれ以上手の出しようが無いので、ここまでにして元通りに組み直しました。
組み直した後は、機能に支障は無く元通りになっています。(※異音発生も変わり無い)
購入直後には好奇心も有り、幾つかの機器を繋いで動くかどうか確認してみました。
具体的な機器と結果は下記の通り。
小型機器の充電は全く問題なく行えましたが、ノートPCでネット接続できなかったのは誤算でした。
ただ、このPCはかなり古い型のものであり、消費電力が低い新しい機種であれば、使える可能性はあるかもしれません。
また説明書では、モーターを使う機器は起動電力が大きいため使用不可とされていますが、小型の扇風機程度であれば、問題なく稼動できるようです。
殆どの機能に問題は無いものの、購入後約1年で充電時に異音が発生するようになってしまったのは、非常に残念です。
楽天やアマゾンでも、不具合発生のレビューがしばしば見られるので、初期不良などが一定の確率で存在することは、購入する場合には意識しておく必要があると思います。
カバーを開けてみてバッテリーの接続や収納方式は確認できたので、充電時の異音回避も兼ねて、今後は太陽電池パネル+チャージコントローラーのセット製品を購入し、組み合わせて使うことを考えています。
実行した際には、また当サイトにレビューを掲載する予定です。
※2013/8/14追記:
Colemanの「ソーラーパネルキット」と繋いで充電してみました。
|