1990年代にPCエンジンのゲームを良くプレイし、また専門誌も毎月読んでいた私にとって、2012年春に発売された同人誌「PCエンジン版イースI・II製作メモ」電子書籍版が非常に興味深く面白いものでした。
そこで、同じ著者の方による「ときめきメモリアルの時代」電子書籍版も購入を決定。
購入時期は2012年7月末(販売停止の直前)で、「イースI・II製作メモ」と同じく「Gumroad」で購入しました。
1990年代にPCエンジンのゲームを良くプレイし、また専門誌も毎月読んでいた私にとって、2012年春に発売された同人誌「PCエンジン版イースI・II製作メモ」電子書籍版が非常に興味深く面白いものでした。
そこで、同じ著者の方による「ときめきメモリアルの時代」電子書籍版も購入を決定。
購入時期は2012年7月末(販売停止の直前)で、「イースI・II製作メモ」と同じく「Gumroad」で購入しました。
Androidタブレット「ZiiO(10インチ)」で表紙部分を表示。
(※野良アプリとして入れているAdobe Readerを使用、写真ではメニューバーを表示させています)
本文はフォントが十分に大きく、電子書籍端末に入れても支障無く読めるとは思いますが、カラーの写真・画像が多く掲載されているので、今回はZiiOで読みました。
目次のページ。
初代「ときメモ」〜「ときメモ4」が取り上げられており、332ページというボリュームです。
本文のページ。
ページ数は多いものの、前作の「イースI・II製作メモ」と同様に文字が大きくて読みやすく、サクサクと読み進めることができました。
今回の同人誌は、制作の中心者の1人として書かれた「イースI・II制作メモ」とは違い、発売当時(直前〜)にリアルタイムで「ときメモ」に触れたゲーム誌ライター(そして同時に一プレイヤー)としての視点から書かれています。
私自身は「ときめきメモリアル」は、ゲーム内容が趣向に全く合わないためプレイしたことがありませんが、それにも関わらず、読んでいて昔ゲームに熱中していた時期の記憶・感覚が呼び起こされ、胸の中を何かキュッと掴まれたような気持ちになりました。
また本書では、
続編作品の変質についても鋭い視点で批評されており、「ときメモ」を通じてエンターテイメント作品としてのTVゲームの奥の深さ、またその面白さの実現には様々な要因(時代の状況、ハード・ソフトの性能など)が複雑に影響するということに、テレビゲームが既に「文化」になっていることを強く感じます。
また終盤に掲載されている初代「ときメモ」のリプレイ記録は、プレイ経験が無いはずの私にも、最後まで読んで(不覚にも)グッとくるものがありました。
ちなみに本書の販売は終了していますが、当ページの作成時点では、体験版(100ページ弱)が筆者の方のブログ(下記URL先)でまだ公開されており、一部を読むことができます。