今回は、楽天市場の「ニッチ・リッチ・キャッチ」さんで、2015年2月に購入。
購入時の価格は、1613円(+送料500円)でした。
パッケージの前面。
本体は100円ライターより一回り大きい程度であり、これで(ライターではなく)ガストーチということに驚きます。
パッケージ(台紙)の裏面は、製品の説明書になっています。
字が小さめですが、何しろ火を扱う機器であるだけに、記載内容にはしっかり目を通しておきたいところです。
その中から、使用方法の解説部分をアップにしてみました。
最低限の使い方としては、点火ボタンのセーフティロックを外して、点火ボタンを押せば火が付きます。
また、他の部分に書かれている重要な注意点として、
- 保管場所は40度以下であること
(高温になる場所や直射日光の当たる場所は不可)
- 連続使用は1分まで
があります。
パッケージ内にはトーチ本体だけでなく、保証書も入っています。
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「スライドガストーチ ST-480」の本体は、先述の通り、通常の100円ライターより一回り大きい程度で、掌にすっぽりと収まります。
外装は殆どがプラスチック?製ですが、ちょっとした力でたわむ等の華奢な感じはありません。
本体下部の「ガス残量確認窓」。
写真では見ずらくなってしまいましたが、実際には十分に見やすく、本体を傾けることで、中の液体ガスの液面もしっかり確認できます。
更にその下には「ガス調節つまみ」と「ガス充填口」があります。
いずれも私はまだ使用していませんが、「ガス調節つまみ」を調節することで、炎の大きさを調整できるそうです。
また、ガス充填に「OD缶」を使う場合は、別途「フィルアダプター(SOD-450)」を用意する必要があるとのことです。
- スライドガストーチ ST-480(「新富士バーナー」社のサイト内)
http://www.shinfuji.co.jp/soto/products/st-480/
本体の裏側。
ここには、「セーフティロック」の使い方が見やすく記載されています。
既に仕事場で使っている「ニョイボウ」と並べたところ。
今回スライドガストーチを購入して、初めて同じメーカーの製品だったと気が付きました。
ただ「ニョイボウ」のほうは正直、各部の剛性が強くないためか、ボタンの弾力が強くて(押し込むと妙にしなる感触がして)点火しづらさが否めません。
- ニョイボウ ST-416CR(「新富士バーナー」社のサイト内)
http://www.shinfuji.co.jp/soto/products/st-416cr/
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本製品の大きな特徴である、「スライドパイプ」を伸ばしてみます。
ノーマルではこの状態。
火口を摘んで引き出すと、簡単に伸びて行きます。
この伸縮部分には、チキチキという軽いラチェット感があり、点火状態で(本体の角度により)独りでに伸び縮みしてしまうような心配がありません。
スライドパイプを完全に引き出すと、この長さになります。
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火口部分をアップ。
パーツの一部が溶けたような状態なのは、正確なところは不明ですが、溶接しているものと思われます。
実際の使用では、何ら問題は有りません。
点火ボタンをスライドさせると、セーフティロックを解除できます。
そして実際に点火したところ。
通常のライターと違い、炎の形が非常にシャープで安定しています。
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仕事用として発見・購入
私の仕事場は鉄の加工(切断、溶接など)が作業のメインであり、ガストーチ(切断器、ガウジングトーチ)は以前はアセチレン用のみを使っていましたが、数年前のガスの値上がりを機会に、より値段が安いプロパンガスのトーチも使うようになりました。
しかしプロパンは点火の際、(アセチレンのように)火花だけでは着火できず、しっかりと燃えている炎が必要ですが、なかなか手ごろな着火装置が見つかっていませんでした。
当初は100円ライターを使っていましたが、使い勝手(点火のしやすさや確実性)が非常に悪かったため、1年前からはzippoライターも使用開始。
しかしzippoの場合は、ライター本体の動作性(点火の確実さなど)は全く問題無いものの、仕事場の用途では
- 厚い皮手袋をつけた状態では、蓋の開閉やフリントの回転がしづらい。
- ライター本体(ライターの持ち手)を、トーチの燃焼口にかなり近づける必要がある。
- 炎が揺らめいており、思った位置とタイミングでの着火が難しい。
といった難点がありました。
そこで楽天市場で良い製品が無いかと探してみたところ、今回の「スライドガストーチ ST-480」を発見。
メーカーのサイトを探して見てみると、昔からアウトドア製品を扱っている企業とのことでした。
メーカーは全く異なるものの、私は同じアウトドア向けの商品であるGENTOSのLEDランタンに高い信頼感を持っているので、このスライドガストーチにも同種の信頼性を期待して、早速購入してみました。
(※上記の用途には、あくまで管理人自身の責任により使用しているものです。)
使用の安定感が段違い
当ページの作成時点で、仕事場での使用開始から2週間ほど経っていますが、結果としては「当たり」だったと感じています。
まず、優れていると感じた点は下記の通り。
- しっかりした操作感:
点火ボタンは、手応えがしっかりしつつも固すぎず、非常に押しやすいものです。
また大きさと位置・形状も良く、皮手袋をつけたままでも自在に点火することができます。
- 安定した炎:
煙草用のライター(火が揺らめく)と異なり、炎の形が極めて安定しているので、プロパンガストーチに近づけてサッと着火できます。
- 安全性の向上:
最大の特徴とも言えるスライドパイプにより、火口を本体とほぼ同じ長さまで突き出すことが可能。
これにより、手をプロパンガストーチの先にあまり近づけずに、着火することができて安心感が高まります。
- 本体が堅牢:
金属製のZippoライターほどでは無いものの、100円ライターよりは堅牢な感触であり、多少手荒に扱っても十分耐えられそうです。
難点もあるが微々たること
一方で難点としては、下記の点があります。
- 炎が視認しづらい:
炎は青色で暗く、かつ大きさが小さいため、(暗い場所ならともかく)明るい環境だと、点火しているか見た目で判断しづらいです。
一応点火状態では「ボーッ」という音がするので、使用時には音に意識を向ける必要もあると思います。
- ボタンのロックに注意が必要:
不意にボタンを押して着火するのを防ぐ「セーフティロック」機能ですが、これが効いた状態でも点火ボタンに弾力があり、無理に押し込んで壊してしまいそうな感じがあります。
もっとも私の仕事場では、子供が悪戯する心配が全く無いので、そのような環境ではロックを外したままのほうが、点火ボタン壊す心配が無くなるかもしれません。
(※説明書にはあくまで「使用後はセーフティロックを必ずロックします」と書かれています。)
- ボタン一回では着火しない:
点火ボタンを一度押しただけでは着火せず、最低でも2回押す必要があります。
これは多分、点火にはガスがトーチ先端まで行き渡る必要があるためだと推測されます。
(※2015年3月3日追記)
点火ボタンを半押し状態で一拍置いた後に、カチッと押し込むと、一回で点火できます。
ただしこのやり方で点火した場合は、ボタンから指を離して炎が消えるまで、少し時間がかかります。
しかしこれらの難点は、先に挙げた使い勝手の良さと比べると、些細なものです。
長期的な耐久性などは今後確認
あとは長期使用における耐久性がどの程度か、というのが気になるところですが、老舗のアウトドアメーカー製なので、できるだけ長く使えることを期待しています。
最後に、ガスの充填についてはまだやったことが無いので、将来行った際に、本ページに追記したいと思います。(2015年3月2日に記述)
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