購入の背景

私自身はapple社の製品には縁が有りませんでしたが、スティーブ・ジョブズ氏が復帰後の同社の動向から、氏については「一体どんな人間なのか」と、多少なりとも関心を持っていました。

2011年10月に、ジョブズ氏が(残念ながら)若くして亡くなってしまった直後に、氏の伝記が予定時期を繰り上げて発売されることを知り、「丁度良い機会なので、電子書籍版を購入して読んでみよう」と思い立ち、ニュース記事で発売予定などをチェックしていました。

その結果、日本語版電子書籍は、紙のハードカバー版(上下巻の合計で約4,000円)とほぼ同じ価格になる予定とのことだったので、私の英語力では読むのがかなりしんどいですが、今回はトレーニングも兼ねて、安価な米amazon.comの「kindle」版(予約価格が11.99ドル)を買うことにしました。


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電子書籍端末「kindle2」で、スティーブ・ジョブズ氏の伝記を購入

「kindle2」で販売ページを表示

米amazon.comでは、発売日(10月24日)の前から購入予約が可能となっており、そのときの表示価格は11.99ドルでした。

これは日本円で1,000円以下であり(しかも1冊にまとまっている)、私は非常に大きな魅力を感じていましたが、発売日前に購入手続きを行うのは何となく不安があったので、「発売日に購入しよう」と考え、当日まで待つことに。

そして発売日当日にamazon.comのサイトを見たところ、価格は17.29ドルに値上がりしており、正直戸惑いましたが結局購入。

amazon.comでは、書籍価格の決定権はamazonが持っているとのことなので、11.99ドルという価格は予約特典のような意味があったのだろうか?と想像しますが、正直なところ、結構損した感覚を持ちました。

それでも日本語版よりは段違いに安いので、経験という意味も含めて、良しと考えています。


kindle版の最初のページ

kindle端末では、販売ページ上の「BUY」を選択して決定ボタンを押すと、(日本の通販とは異なり)確認画面の表示なしに購入手続きが完了するので、注意が必要です。

(※2011年内の開始予定が報じられている日本でのサービスでは、日本の方式に沿った購入手続きになると思われます。)

しかし購入手続きの完了後は、通信ONの状態でちょっと待つだけで(長くても数分程度という感じ)、kindle本体での書籍受けとりが完了します。

私は、kindle端末での有料電子書籍の購入は今回が2回目ですが、この迅速さの魅力は非常に大きい、と改めて感じました。

右の写真は、「kindle2」で最初のページを表示させたところです。

「kindle2」は現行モデルよりも画面のコントラストは劣るはずですが、それでもやはり、電子ペーパーによる活字の表示は見やすく読みやすいです。


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「iPod touch」で閲覧

iPod touchのkindleアプリで閲覧

これは「kindle2」で購入した書籍を、「iPod touch」のkindleアプリで表示させたところです。

kindleで購入した書籍の情報は、amazon.com側に記録されています(ウェブサイトのアカウント画面で確認可能)。

このため、ある端末で購入したkindle書籍は、他のkindleアプリが使える端末でも、amazon.comから新たにダウンロードして読むことが可能になっています。(もちろん追加料金は不要)


iPod touchのkindleアプリで閲覧(メニュー消去)

画面をタッチすると、上下の表示とメニューが消え、画面一覧に本のページが表示されて見やすくなります。
(再びメニュー等を表示させたいときは、もう一度タッチする)

またkindleの「Whispersync」という機能により、ある端末で最後に読んだページ等の情報は、(端末がインターネットに接続された状態であれば)他の端末で同じ書籍を読む場合にもそのまま引き継がれます。

右写真では、画面の右上にページの端を折ったような表示がされており、これが、私が「kindle2」で最後に読んだ箇所を示す印のようです。(「Dog ear」というやつらしい)

このあたりのクラウドを生かした便利さは、流石kindleと感じるものです。
ただ、amazon.comのサーバーに自分の読書データが保管される点には、正直ちょっと不安・違和感もありますが。


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読み始めの感触

英語のハードカバー版は600ページ以上とのことで、勿論kindle版も相当なボリュームがあり、私の英語力では正直、今年中に読了できるかわかりません。

当ページの作成時点では最初のほうを読み始めたばかりであり、まだ1%を超えていませんが、kindle内蔵の英英辞典(単語にカーソルを合わせると、画面最下部に自動的に意味が表示される)を使いつつ、ゆっくりしたスピードで読んでいます。

しかしそれでも、単純に「読みやすい表現で文章が書かれている」と感じており、読み進める楽しさがあります。

また冒頭では、作者の方とジョブズ氏の関わりや、伝記の執筆にまつわる状況が書かれており、ジョブズ氏の人間臭さが垣間見えて、英語の読解力が十分でない私でも、知らず知らずのうちに内容に引き込まれるものがあります。

読了まで長くかかりそうですが、その分、良く味わって読んでいきたい、と感じています。


※紙版書籍の販売ページ


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