
(楽天市場「オルベショップ」)
管理人は2010年10月に中国製のAndroidタブレット端末(Android1.6)を購入して、画像や動画・電子書籍の閲覧にある程度使用してきましたが、他方で
については全体的な動作の遅さから、実用にはかなり辛い、と感じていました。
私自身は、インターネットでいろいろ情報を見て回ることが普段から非常に多く、その中でPDFの文書(企業や省庁が公開しているもの)を手に入れることも多いので、そのあたりを小型機器で快適にこなせるものが欲しい、と思うようになってきました。
(また、動画サイトも手軽に視聴できるようにしたかった)
その気持ちがいよいよ強くなったため、2011年の9月頃に、具体的に何を買うか検討を開始。
十分スムーズに動くAndroidタブレットはまだ価格が高いだろう、と考え、また以前からApple社の製品に興味を持っていたこともあり、ここで(iPhoneのような通信の契約が必要無い)iPod touchを使ってみたい、という気持ちが強くなりました。
そして、販売価格が安いショップを探してみたところ、楽天市場の「オルベショップ」が最も安いと判断し、2011年9月末に思い切って購入申込を行いました。
ちなみに容量は、8GBモデルだと2万円を切っていたものの、私としては長く使いたいので流石に不足かと思い、32GBモデルにしました。
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注文品が到着。
今回注文したショップは、販売価格は(中古品と比較しても)安い一方、販売ページには「発送までに2〜4日程度かかる」との注意書きが記載されていました。
(他店より格安な価格で販売している分、商品の仕入れにいろいろ事情がある、ということでしょうか)
そして今回は、9月末の連休直前に申し込んだため、発送はもうちょっと遅くなり6日後。
私の元への商品到着は更に3〜4日後で、購入申込から約10日後となりました。
ちなみに今回の支払額は、iPod(※「セミハードカバー」とのセット)が税込み23,470円、送料500円の計23,970円。
(※現在の該当製品は、もう少し価格が引き下げられている)
しかし、私の手元に商品が来た翌日にApple自身がかなりの値下げを発表したので、ちょっと複雑な気分になったものです。
尤もそれでも、ケースも付属しての価格なので、今回の購入ショップが格安であることは確かだとは思われます。
梱包(段ボール箱)を開封。
上の封筒(明細書などが入っている)を除けると、商品がこのように入れられており、破損などの問題は全くありませんでした。
同梱物を並べてみました。
一番左が「iPod touch」、真ん中が今回の購入品でセットとなっていた「セミハードケース(サンワサプライ製)」、そして右の封筒は納品書などが入っているもので、全体として梱包の丁寧さを感じるものでした。
封筒の中に入っていた納品書と、アフターサービスについての解説が書かれた紙。
アフターサービスの解説紙をアップ。
初期不良や修理などの対応は、販売ショップではなく、全てをアップルジャパンで行うとのことです。
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まず「iPod touch」のパッケージを見ていきます。
透明なプラスチックケースが、筒状の白い紙でカバーされており、これまで私が購入してきた小型デジタル機器(例えばTranscendのMP860)とは、体裁が全く異なるものだったので、ちょっと驚きました。
筒状の紙を外すと、
プラスチックケースが露になります。
このケースは非常にしっかりとしており、使い捨てとは到底思えないものです。
ケースの裏側。
上には本製品の容量、また下には細かい注意書きが掲載されています。
これはケース側面のうち、iPod本体下側の面。
形式番号?(MC544J/A)や製品名、生産国などの記載がみられます。
また、製品がデザインされた地域(米カリフォルニア州)も記載されているのは珍しいと思いますが、Apple社におけるデザインへのこだわりが表れている、ということでしょうか。
ケース側面(本体横側)には「iPod touch」のロゴがあります。
本体上側の面には、林檎のマークが記載されています。
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いよいよプラスチックケースを開けてみます。
林檎のマークがある面のテープ(矢印が付いている)を剥がすと、
このようにケースの蓋を開けることができます。
iPod touch本体をずらしてみると、本体は更に透明プラスチック板に固定されています。
プラスチック板が付いたiPod touch本体をひっくり返すと、このような状態です。
また、ケース側の台紙(写真の右側)には「Designed by Apple in California」のロゴが記載されており、ここでもデザインに対するこだわりが伺えます。
プラスチック板を外すため、裏側の白いテープを剥がしてみると、
このように、iPod touch本体の表側に貼られたシートから四方に透明シートが伸びており、それらが透明プラスチック板に差し込まれて固定されていました。
ということで、それらの帯?を外して、
iPod touchの本体表側(画面・タッチパネル側)に貼られているシートを剥がすと、
とうとうiPod touch本体が露になりました。
ちなみに、製品にはこの開封方法に関する解説は全く無く、実際の作業では「一体どうすれば良いのか?」とちょっと手間取りました。(このあたりには、Appleの遊び心もあるんでしょうか?)
ともあれ、ケースは強度が非常にしっかりしており、またデザインもセンスが感じられる質の高いもの、という印象を強く受けました。
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本体を見る前に、ケース内に入っている付属品をチェックしてみます。
iPod touch本体を除け、紙の蓋を開けると、各種の付属品が入っています。
それらの付属品を並べたところ。
左が各種の解説用紙がまとめられたもので、右の上がヘッドフォン、その下がUSB接続用のコードです。
まとめられている解説用紙などを並べてみました。
一番左の「Finger Tips」は、主な操作方法の簡単な解説が掲載されているものです
真ん中は「重要なお知らせ」が書かれた小冊子で、一番右は林檎マークのステッカーです。
このステッカーは特に使い道があるわけではないですが、やはりメーカーの遊び心、ということでしょうか。
「Finger Tips」の中身はこのようなもので、一度目を通しておくと実際の使用が楽になると思われます。(私は読まなかったので、起動後は結構手間取った)
ちなみにより詳しいマニュアルは、iPod touchのウェブブラウザに最初からブックマークされており、インターネット接続することで見ることができるようになっています。
(※逆に言うと、iPod touch本体がWi-Fi接続できない環境では、詳細なマニュアルを見ることができない)
小冊子「重要なお知らせ」の中身。
ソフトウェアの使用許諾や、安全な使い方などについて書かれていますが、お米1粒に数文字書けるのでは、というぐらいに文字が小さく、読むのにはかなり難儀します。
(私は正直、まだまともに読んでいません)
付属ケーブルの「iPod touch」接続側端子。
私がこのタイプのプラグを見るのは、今回が初めてだったので、最初に見たときは「随分と複雑なものだな」と思ったものです。
こちらはUSB接続側で、お馴染みの形状のプラグです。
ちなみにケーブル自体は、太さはTranscendの「MP860」の付属ケーブルよりちょっと細めですが、外装の材質などはやはりしっかりとした印象を受けます。
ただ、長い間使った場合の耐久性(例えばプラグから出ている部分)はどうなのか、というのは分かりません。
(少なくとも当ページの作成時点(使用開始から3ヶ月経過)では、全く問題は生じていない)
これは付属のヘッドフォン。
スピーカー部分は金属の網になっており、またケーブルの外装はかなり柔らかめで弾力のあるさわり心地のものです。
私はヘッドフォンを普段全く使用しないので、詳しいことは分かりませんが、当ページの作成にあたってちょっと使ってみた限りでは、音もしっかりしたものだと感じます。
また、手にとって見た限りでは、各部の作りに安っぽさは感じません。
iPodは元々が音楽プレイヤーとのことなので、付属ヘッドフォンもある程度以上の品質を保っている、ということなんでしょうか。
こうして付属品を改めて眺めてみると、デザイン(色や文字のフォント等)に統一感があり、ここでもApple社のこだわりが伺える気がしました。
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ここでは、本命のiPod touch(第4世代)」の本体を見ていきます。
これは表側。(※既に「セミハードケース」付属の保護シートを貼ってあり、気泡が見えるのはそのためです)
全体的に黒いので分かりづらいですが、画面の上にはカメラ、下側には「ホームボタン(四角マークが印字されている)」が設けられています。
しかし、画面もホームボタン周りも一様にフラットな形状で、非常にすっきりとしており統一感があります。
ひっくり返して裏側。
話には聞いていましたが、確かに金属製でピカピカでした。(文字通り鏡のよう)
また真ん中には、林檎のマークと「iPod」のロゴが刻まれています。
本体を下側から見たところ。。
写真の一番左(実際の使用時には右側になる)はヘッドフォン端子で、真ん中の横長の端子はUSBケーブル用。
そして一番右側はスピーカーです。
例えばゲームをプレイする場合、本体の持ち方によっては、このスピーカーを塞いでしまうことがあるのは、ちょっと難点だと感じます。
本体の(画面に向かって)左側の側面。
ボリューム調整用のスイッチ(黒く横長のスイッチ)が2つ備えられています。
こちらは右側の側面で、ここにはスイッチ等は何も設けられていません。
最後に、本体の上側。
ここには電源スイッチが設けられています。
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ということでいよいよ、iPod touchの起動を試みます。
・・・とその前に、iPod touchを管理するためのPCに、無料アプリケーションの「iTunes」をインストールし、メールアドレスやパスワード等を登録して「Apple ID」を取得しておく必要があります。
(ここでは、日立のデスクトップPC「FROLA 330W DG4」(「Windows XP Professional(再生中古PC用)」でアップグレード済み)に入れている)
パソコンへの接続前にiPod touchの電源を入れると、このような画面が現れます。
そして付属ケーブルを使い、iPod touchとPCを接続。
パソコン側の「iTunes」との同期作業などが行われます。
(※このあたりで実際に何が行われ、どのような画面が表示されていたか、ということについては、当ページの作成時点で私が忘れてしまっており、ここで正確な解説はできないので、ご了承願います。)
同期などが終わると、ホーム画面が現れます。
第4世代のiPod touchに関して、画面表示が美しい(ドットが殆ど視認できない)と事前に聞いていましたが、確かに非常に鮮明で、画像は勿論フォントも非常に美しく、最初に見たときは「やはり大したものだなあ」と驚きました。
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当ページの作成時点(2012/1/3)で、私がiPod touchを使い始めてから約3ヶ月程度であり、全ての機能を使用しているわけでは勿論ないので、今のところ良く利用している機能について、感想などを書いていきます。
(タッチパネルの操作性)
非常に操作しやすいもので、流石に中華Padとは雲泥の差です。(というより、レスポンスの確実さや速さは全く比較にならない)
このあたりには、画面表示の美しさとともに、「やはり広い支持を得ている著名メーカーの製品は、価格相応の高い品質を備えている」と強く感じさせられました。
(インターネットの閲覧)
現在は、私の家にも光回線が通っているので、NTT東日本のルーターにCoviaの「CMR-330」を繋いで、問題無くWi-Fi接続ができています。
ウェブブラウザ「Safari」は、PCのブラウザとは使い勝手が異なるものの、PC向けサイトでも拡大・縮小が自由にできることもあり、画面が小さい小型機器としてはかなり使いやすいです。
流石にPSP-3000やニンテンドー3DSより使いやすく、この点は期待通りでした。
(動画サイトの閲覧)
YouTubeについては、予め専用アプリが入っており、やはり鮮明でスムーズな動画を見ることができます。
一方ニコニコ動画については、運営会社がリリースしている無料アプリがApp Storeで入手できますが、
- 表示コメント数が、PCで見るときよりも少ない。
- 動画を見終わった後に、アプリが突然終了することが多い。
- 状況により、画質が著しく低い場合がある。
と、使い勝手が良いとは言い難いです。
ただし、高画質で再生できる場合には、YouTubeと同じく非常にスムーズに再生される(正直、私が使っているPCよりもスムーズ)ので、もう少し改善されることを期待したいです。
(各種ファイルの管理・利用)
iPod touchについて事前にいろいろ調べていて最も不安だったのが、ファイルの出し入れや利用(画像・動画ファイルの閲覧など)がある程度でも思ったとおりにできるものなのか、ということです。
少なくとも当ページの作成時点(使用開始から3ヶ月経過)では、やはり自由度はAndorid端末やamazon.comの「kindle」には程遠い、と感じざるを得ません。
具体的には、PCの「iTunes」でiPod touchと同期させる作業が必要ですが、「同期」と言っても
- PC側の状態に、iPod touchを合わせる
(PC側にあるがiPod touch側に無いファイルは、iPod touch内から消える)
- iPod touch側の状態に、パソコン側を合わせる(上記の逆)
のどちらなのか、「iTunes」にはそれらしい解説が無く、ある程度慣れるまではiPod touch内のファイルが消えてしまった、ということもありました。
(というより、今でも慣れているとは言えない)
また、PC側のどのファイル(フォルダ)を同期の対称にするのか?(その選択・設定方法など)ということも、掴んでおく必要があります。
加えて、Windowsのアプリケーションのパターンに慣れてしまっている私にとっては、iTunesの操作自体にも戸惑うことが多いです。
例えば、iPod touchをPCに接続し、手動で「同期」を行いたい場合には、iTunes最上部のメニューバーからはできず、サイドバーの「デバイス」をクリックしてメイン領域上部の「概要」に表示されるメニュー(「ミュージック」「写真」など)から行う必要があり、これに気付くのに結構時間がかかりました。
(てっきり、最上部のメニューバーで主要な操作は殆どできる、と思い込んでいたので)
私自身は現在のところ、PCのファイルとモバイル機器内のファイルを同期させて管理する、ということに必要性を全く感じていないので、この操作がいろいろと面倒な点は、iPod touchを使う上で一番のハードルになっています。
(電子書籍の閲覧)
PDFは、画像ファイル等を同じくPCと同期させることで入れることができ、アプリ「iBooks」で閲覧できます。
ePub形式の書籍と比べると、動作(画面表示やページめくり等)に僅かな遅さを感じる場合もありますが、それでも拡大縮小が自由にできることもあり、相当に快適に見ることができます。
ただ、新しいファイルを入れるのにPCとの「同期」で行わなければならない(ドラッグ&ドロップで手軽にできない)のが、やはり面倒で億劫です。
その他にこれまで、
を行っていますが、いずれも非常に読みやすいもので、画面サイズの小ささは、設定の柔軟さ・操作レスポンスの良さ・動作の速さで十分に補われていると感じます。
(コンテンツの購入)
有料コンテンツは、電子書籍の他にはこれまで
- 音楽PV(クイーンの「BreakThru」)
- ゲーム(ケイブの「怒首領蜂 大復活」「エスプガルーダU」「虫姫さま」)
を購入していますが、「iTunes Store」「App Store」ともに、商品を選択後にアカウントのパスワードを入力するだけで、非常に簡単に購入できます。(※事前に、アカウントへのクレジットカード情報の登録が必要)
・・・というより、通常のネット通販のようにクッションページが幾つもなく、パスワードの入力後直ぐにダウンロードが始まってしまうので、逆に(うっかり買ってしまった、ということが無いように)気をつける必要があるかもしれません。
とはいえ、コンテンツ購入におけるこれだけの手軽さが実現されていること自体は、紛れも無く非常に大きな魅力だと感じます。
(ゲーム)
先述の通り、ケイブの縦STGの3作品を購入して良くプレイしていますが、(従来のデジタルな8方向レバーやキーと異なり)自機をタッチパネルでアナログ的に操作するので、8方向キーではできないスピードや方向の変化が可能になっており、革新的といえるぐらい格段に「目で見て思った位置への自機の移動」がしやすくなっている、と感じます。
ただし反面、画面上に指を置く必要があるので、自機より下側から来る敵弾については、かなり見づらくなることが多いです。(自分の手・指は、画面の手前側から画面内の自機に向かって伸びているので)
また、自機移動以外の操作(ボム等)も、画面上に表示されるボタンをタッチして行わなければならず、コントローラーにより手の感覚で操作することに慣れている私には、思ったとおりに操作するのは非常に難しいです。
上記のゲームの他に、PCエンジンのSTGゲームを画面上の8方向キーで操作するアプリがあったのでちょっとやってみたが、方向キーのオンオフが指の感触で分からず、また自機以外に画面上の方向キーも常に見なければならないので、私には到底まともにプレイできるものではありませんでした。
蛇足ですがこれらの難点については、例えば本体背面にタッチパネルを備えており、通常のボタンも備えている「PS Vita」なら解消され、2DSTGをより快適にプレイできるのでは・・・と想像するものです。
(音楽)
私は専らTranscendの「MP860」で聴いており、iPod touchではまだ数える程度しか利用していません。
ただその限りでも、再生の操作などはかなりやりやすい、と感じており、流石に「iPod」という印象を受けています。
(その他の機能)
標準で「天気予報」や「電卓」「マップ」等、地味ですが便利なアプリが入っており、タッチパネルの操作しやすさと相まって、本製品の七つ道具的な便利さをひしひしと感じます。
・・・とつらつらと書いてきましたが、性能・機能的にはやはり非常に優れており、2万円以上という価格に十分見合う価値のある製品だ、と強く感じています。
ただ私にとっては、何と言っても「ファイルの管理(出し入れ)」の分かりにくさが最大の難点で、これがUSBメモリのように手軽にできるようになればよいのに・・・と考えてしまいます。
もう一つ、バッテリーの減りがかなり早いのも、ちょっと気になるところです。(特にケイブのSTGゲームをプレイする場合、フル充電状態でも数回のプレイで半分程度まで減る)
もっともこの点は、iPod touchの性能というよりも、バッテリー自体の性能が上がらなければ、根本的には解決しないようにも思われます。
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