2011年11月末にソニーの3D対応ヘッドマウントディスプレイ「HMZ-T1」の製品情報や口コミを調べてみて、その機能や評判の高さから、「このタイプの機器で、一体どのような映像が視聴できるものなのか?」と、非常に興味を引かれました。
とはいえ販売価格約6万円というのは、そう簡単に買えるものではないな・・・と思っていたところ、たまたま楽天市場の検索結果のトップに、Vuzix社のビデオアイウェア「Wrap」の広告を発見。
クリックして販売ページ(「Vuzix Shop 楽天市場支店内」)を見てみたところ、性能的(画面の解像度など)には「HMZ-T1」に及ばないものの、
- 価格が安い。(例えば、最安値のモデル「Wrap230」の箱ダメージ品が約1万円だった)
- コンポジット出力の機器(ゲーム機、DVDプレイヤー等)を接続できる。
- 別売りオプションのケーブルを使うと、iPod touchの動画も視聴できる。
といった点に強い魅力を感じました。(特に安さとコンポジット入力対応)
そして購入を想定しつつ、同ショップやamazon.co.jpで「Wrap」シリーズの製品情報や購入者レビューを一通りチェック。
その結果「Vuzix Shop 楽天市場支店」で、価格がお得な「パッケージダメージ品」として
が販売されているのを見つけ、価格と画面解像度の兼ね合いでどれにするかかなり悩んだ結果、解像度は若干落ちるものの、アスペクト比が16:9の「Wrap310 XL」を、Apple端末用の出力ケーブルとセットで、2011年11月に購入しました。
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商品は購入申込日の2日後に到着と、迅速な発送でした。(※管理人は北海道在住)
梱包の中身。
今回の注文品の「Wrap 310XL」と「コンポジットAVアダプター」。
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パッケージはかなりコンパクトで、大まかなサイズは縦15cm×横17cm×厚さ6cm、というところです。
パッケージの表面。
海外メーカーですが、しっかりと日本語表記が記載されています。
パッケージの裏面では、製品の特徴・機能や仕様が解説されています。
パッケージの側面。
日本語表記のかっちりさは、如何にも欧米メーカーという感じであり、同じ海外でもアジアの製品(例えばarwinのポータブルDVDプレーヤー「SW-AR101」)とはまた異なっています。
今回の購入品は「パッケージダメージ品」とのことでしたが、最初に見たときは何処が痛んでいるのか分かりませんでした。
良く見てみると、表の面に十字型の凹みがついており、これが「ダメージ」のようですが、この程度で大幅な値引き対象となっているのは非常に意外でした。
(例えば、ガッツリ角が凹んでいるのを想像していたので)
中の製品自体には全く異常は無く、この状態の製品を安く買えたこと自体は、お得で良かったです。
パッケージの前面。
開けてみると、まず眼鏡型の「Wrap 310XL」本体が出てきます。
「Wrap 310XL」本体を台紙ごと外し、更に後ろの箱部分を開けると、そこに細かい付属品が入っています。
本体と付属品一式を並べたところ。
単3電池1本も付属しており、蛇足ですがジェントスのLEDランタン「Explorer EX-757MS」に付属していたものと同じでした。
同じく付属品の説明書と布製ポーチ。
ポーチの布地は非常に柔らかくしっとりとしており、ちょうど眼鏡「JINS PC」付属の拭き取り用布(マイクロファイバー?)とほぼ同じ感触でした。
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付属の説明書は、英語・日本語を含む5ヶ国語で記載されています。
右写真は英語の部分。
こちらは日本語の部分で、同一の内容が各国語で記載されているようです。
ちょうどTranscendの音楽プレイヤー「MP860」のものと似ており、本製品の販売地域の広さが伺えます。
また内容も、不自然な表現などは全く無く、非常にしっかりしたものです。
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これは付属のヘッドフォン。
「Wrap」シリーズでは、ヘッドフォン端子は左右各1つづつ(計2つ)用意されており、付属ヘッドフォンも左右別個のものとなっています。
また、遮音イヤパッドは3種類のサイズが用意されており、自分の耳に合うものを選べるようになっています。
ちなみに、私が現在使っているのは最小サイズのものです。
耳に嵌る部分。
遮音パッドは丸っこい形状です。
片方の遮音パッドを外してみました。(右側がそれ)
正直、ちょっと外しにくく嵌めにくいですが、その分、視聴中(使用中)にヘッドフォンから外れる、ということは起こっていません。
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「Wrap 310XL」付属のAVケーブル。
ラベルには「Females」の表記があります。
袋から出したところ。
「Wrap 310XL」のコントロールボックス側への接続端子は、1本のピンのみ。
一方、外部機器を接続する側は、映像1本と音声2本(ステレオ)の計3本に分かれています。
外部機器を接続する側のプラグをアップ。
ラベルの「Females」の記載通り、メスの形状です。
コントロールボックスとの接続側のピン。
このケーブルの端子はいずれも金色で、高級感があります。
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これは付属のノーズパッド。
基部と鼻に当たるパーツの間は、細く固い針金で連結されており、その針金の形を変えることで、「Wrap 310XL」装着時のポジションをある程度調整できます。
ノーズパッドは、「Wrap 310XL」本体側にも最初から1個がセットされています。(つまり製品には、計2種類が入っている)
写真の右側が「Wrap 310XL」本体に最初からセットされているもので、付属のもの(左側)とは基部(本体に嵌る部分)の長さが異なっています。
この基部には、ギザギザの形状の段差部分が設けられており、これにより本体からの飛び出し長さを段階的に調整できます。
一番右の細長いドライバー状のものは「焦点調節用器具」で、左右ディスプレイ各々の焦点を調整するためのものです。
その左の2つのパーツは、焦点調節用器具をケーブルに固定するためのクリップです。
これはヘッドストラップ。
説明書によると、2又になっている側を各々「Wrap 310XL」のツルの先端のフックに引っ掛けて、「Wrap 310XL」本体を頭にフィットさせるために用いるものとのことです。
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いよいよ「Wrap 310XL」の本体を見ていきます。
これはパッケージから取り出したままの状態で、前面と上面に保護シートが貼り付けられています。
保護シートを剥がし、ツルを伸ばしたところ。
斜め後方上から。
基本的な形状はメガネですが、ディスプレイ部分がちょっとごついです。
またコントロールボックスへのケーブルが出ているため、慣れないと取扱い(頭への装着や片付け)にちょっと手間取ります。
横から見たところ。
ツルの耳にかかる部分は、柔らかいゴムでコーティングされており、装着感はなかなか良いです。
ツルの可動部分をアップ。
銀色の部分がかっこ良いです。
可動部分を内側から。
動かしたときの手ごたえは、ちょっと固めです。
今のところは強度に問題は感じられず、普通に使っていれば壊れることはなさそうです。
正面から見たところ。
通常のメガネでのレンズに当たる部分は、相当に色が濃いですが、一応透き通っています。
ただこれは、実用上の機能・メリットは特に無いように感じます。
「Wrap 310XL」の内側(顔側に向く面)。
映像を見るためのレンズ部分が、かなり下についています。
この位置は調整不可能で、(後述しますが)実用上の問題が非常に大きいと感じるものです。
斜め上から見たところ。
左右レンズの外側上部に、ヘッドフォン端子が備えられています。
本体上面の焦点調節器カバー(柔らかいゴム製)を開けたところ。
調節器はプラスネジの頭のような形状で、付属の焦点調節用器具により回して調整する方式とのことです。
本体下側の、ノーズパッドの根元部分。
ノーズパッドを外した状態。
取り付け部分の中には、金属製のバネ状のストッパー?があり、ノーズパッドをスライドさせると「カチカチ」と手ごたえがあり、固定されるようになっています。
ヘッドフォンを接続した状態。
メガネ本体からケーブルが3本出るので、頭への付け外しは、慣れないと結構難儀します。
また、ヘッドフォンプラグの角度やケーブルの配置位置を上手く調整しないと、本体をかけたときに目の周りに当たってしまうので、そのあたりの取り回しにも、ちょっと慣れと試行錯誤が必要と思われます。
ただ当ページの作成途中で気付きましたが、本製品は左側のツル(トリム)にケーブル固定用のクリップが取り付けられており、ケーブルの取り回しについては、これを利用すると幾らか楽にできそうです。
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「Wrap 310XL」の使用において重要な「電池/コントロール・ボックス」。
名前の通り、電源用の電池ボックスと、操作用のコントローラーを兼ねています。
本機の電源は単3電池1本のみですが、私はてっきり電池2本を使うと思っていたので、このコンパクトさには非常に驚きました。
(そう言えば販売ページには「乾電池一本駆動モデル」と記載されていた)
操作ボタンは縦一列に4つ並んでおり、一番下が電源ボタン(兼・設定画面の表示ボタン)。
その上の2つが音量調整(+・−)で、一番上が設定画面を消すためのボタンです。
本当はもうちょっと細かい機能がありますが、それは説明書に記載されています。
またボックスの下部には、外部機器接続用のプラグが備えられています。
電池収納部分を開けたところ。
蓋の開閉はスライド式です。
ボックスの大きさは単3電池より一回り大きい程度で、とにかくスマートな印象です。
ただ、コストダウンのためか)マイナス端子側は金属板のバネではなく、細いスプリングなので、将来劣化して折れたりしないかどうかが、ちょっと心配です。
・・・ということで、「Wrap 310XL」と一緒に購入したApple端末用「コンポジットAVアダプター」を用いて、iPod touchと繋いでみました。
ちなみにここでは、「MP860」のケーブル等を用いてAC100V電源にも接続し、iPod touchへの電力供給も行っています。
そしてコントロールボックスの電源をオン。
電源が入ると、青いLEDが点灯します。
ちなみにこのLEDは、「Wrap 310XL」を装着したままで、コントロールボックス本体の向き(ボタンの配置)を確認する場合にも役立ちます。
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「実際にどのような映像が見られるのか、何とか再現できないだろうか?」と考え、「Wrap 310XL」に映し出される実際の映像の撮影を試みました。
ここに掲載する写真は、いつも当サイトのレビュー用の写真を撮っているデジカメ(FinePix A210)で、「Wrap 310XL」の左目側のディスプレイを、思いっきりレンズに接近して撮影したものです。
ただしこれらの写真は、どうしても実際の画面の見え方と異なってしまっている(主に明るすぎになっている)ので、その点はご了承願いたいと思います。
まずこれは、設定画面である「OSD(オンスクリーン・ディスプレイ)」を表示させた状態です。
(※外部入力はオフの状態のため、表示領域全体は青色になっています。)
設定項目は、上から
- アスペクト比(画面を均等に拡大する「ズーム」や、横方向に拡大する「フル」も選択できる)
- 輝度
- コントラスト
- 3D・2Dの選択
- 3Dの表示方式の選択(ストレートアイまたはクロスアイ)
となっており、コントロールボックスの電源ボタンで選択項目を切り替え、音量ボタンで設定を選ぶ、という方式です。
(※これについては、説明書に詳しく記載されています)
写真では撮影の都合上、画面の明るさが場所により変わってしまっていますが、実際に目で見るとちゃんと均一な明るさです。
また細かいですが、画面の左側では細長く暗い線が縞模様になっており、これは画素間の隙間だと思われ、実際に目で見たときも分かるものです。
ただ個人的には、特に視聴時の違和感はありません。
まずiPod touchで、Queen「Breakthru」のPVを再生してみました。
普通に再生すると、映像の周囲に黒枠が出るので、ここでは「Wrap 310XL」の画面表示を「ZOOM」に設定して、画面いっぱいに表示させています。
「Wrap 310XL」の解像度は428×280とのことで、購入前には「表示はかなり荒いのでは」と想像していました。
しかし実際には、その予想を遥かに超えて美しい映像が再生されるので、非常に驚きました。
写真はいまいちですが、実際に目で見るともっとシャープな映像です。
写真はちょっとピントが合っていませんが、実際の映像では細かい部分も意外に綺麗に表示されています。
画面の解像度自体は高くないものの、パッケージの記載によると
- 色数:1,600万色(24ビットのフルカラー)
- リフレッシュレート:60Hz(プログレッシブ方式)
とのことで、これらが映像の美しさに大きく寄与していると思われます。
インターネット上での動画視聴の経験から「解像度が低ければ、色数やコマ数も少なく画質は低い」という先入観が強かったですが、本製品でそれが完全に覆されたと感じています。
次は、arwinのポータブルDVDプレーヤー「SW-AR101」からの出力映像を表示。
コンポジット出力の映像に滲みが全く感じられないのも、「Wrap 310XL」を使ってみて驚いた点の1つです。
この点は、画面の解像度の低さがプラスに働いている、ということでしょうか?
アニメ「ARIA」のDVDを再生してみました。(※写真は残念ながら、ちょっとピンボケ気味)
細かい文字の部分は流石に潰れてしまい、初見が「Wrap 310XL」での場合は、判別はかなり困難だと思われます。
タイトルロゴの表示場面。
写真では(特に)画面の上部がぼけてしまっていますが、実際の映像は十分に綺麗です。
今度は、同じくarwin「SW-AR101」経由で、「MP860」内のデータを再生してみます。
フォルダ・ファイル一覧の文字などは、問題無く視認できます。
動画「東方闘犬劇」の一場面。
写真では白飛びが出てしまっていますが、実際は適正な明るさで、見やすくシャープな映像です。
同じく「東方闘犬劇」の一場面。
MP860に合うように変換した動画のため、その時点でアラ(細かい字が潰れてしまう等)がありますが、それでも迫力ある映像を視聴できます。
次は携帯ゲーム機「PSP-3000PB」を繋ぎ、「ダライアスバースト」を動かしてみました。
ここでは表示設定を「ZOOM」にして、ゲーム画面をできるだけ大きく表示させていますが、(PSP-3000の仕様上)元々の表示サイズが小さいだけに、文字はかなり潰れてしまいます。
また、これは「Wrap 310XL」を使用していて気になる点の1つですが、黒いバックに白い文字などが表示された場合、赤く暗い「影(?)」が見えてしまいます。
この影は、アナログテレビのゴーストのように元の映像と平行に現れるのではなく、画面の概ね真ん中方向に寄って現れる(白い文字が画面の上部分にあると下側に、下部分にあると上側に出る)ので、液晶ディスプレイではなくレンズの問題かと思われます。
リプレイを再生中。
動きが激しいゲーム中の画面を撮影すると(デジカメの都合上)残像がひどいので、ここではステージ間の場面を掲載しました。
ゲームプレイ自体はほぼ問題無くできますが、点数表示の数字は潰れ気味で、視認しづらい場合が多いです。
最後に「GAME JOY」でメガドラ版「ダライアス2」をプレイしてみました。
写真はピントのズレ等が出てしまっていますが、実際の映像は非常に綺麗です。
画面の解像度が丁度良いためか、昔のゲーム機との相性はかなり良いと感じます。
1面をプレイ中。
一部に先述の「赤く暗い影」が出ていますが、それ以外は非常に鮮明で、全く問題無くプレイできます。
同じ場面(ポーズ中)で、画面の表示設定を「ZOOM」にしてみました。
写真はまたいまいちな写りですが、横に広がる視野に大きいキャラクターと、昔ゲームセンターでオリジナル版(3画面筐体)をプレイしていたときの感覚に近いものがありました。
ゾーン分岐画面。
実際の映像がかなり綺麗なので、本項の全体を通じて、写真をもっと綺麗に写せなかったのが非常に残念です。
他には、
- セガサターン版「怒首領蜂」(「タテ」では無い、通常の画面モード)
- スーファミ「スターフォックス」(「FCX2」で動作)
もプレイしてみましたが、やはり全く問題無くプレイできました。
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レンズの配置に難あり
「Wrap 310XL」において最も問題があると感じたのは、レンズの配置場所です。
amazon.co.jpでの同シリーズの機種のレビュー(「Wrap 230」「Wrap920」)でも指摘されていますが、最初に普通に装着して画面を見てみたときは、画面の上部が見えない状態で、一瞬「これは外れの製品だったか・・・」と思いました。
しかし、本体の位置・角度をいろいろ変えてみると、非常に綺麗に画面が見える位置があり、具体的には普通にかけた状態よりも
- ノーズパッド側を1cmほど上げる
(「Wrap 310XL」全体が、ツルが耳にかかっている部分を支点にして若干上を向く)
- ツルが耳にかかっている部分を2cmほど上げる
(上記とは逆に、ノーズパッドを支点にして「Wrap 310XL」全体が若干下を向く)
と、いずれかの動かし方をすると、見え方が丁度良い位置を見つけることができます。
このうち、ノーズパッドを上げた状態を保持するのは難しい(スライド調節や、針金を伸ばしても足りない)ので、ツル側を上げるのが実用的です。
私の場合、左右のツルの間は頭に対して狭いので、ツルの後部を上げてもちゃんと位置が固定・保持されます。
(試していませんが、どうしてもずれてくる場合は、付属のヘッドストラップが役立つかもしれない)
映像の美しさに驚く
・・・という方法で良いポジションを確保し、まず最初にiPod touchを繋いで、Queen「Breakthru」のPVを見てみたところ、予想外の映像の美しさと人物の存在感に、正直感動してしまいました。
個人的にはこれまで、
には感じ入るものがありましたが、画面(映像)を見てはっきり「感動した」と言えるのは、今回が初めてです。
「Wrap 310XL」の画面の解像度は、iPod touch本体より格段に低いはずですが、私としては「Breakthru」のPVの視聴は、ダントツに「Wrap 310XL」のほうが魅力的で、これだけで計約1万6,000円の出費に十二分に見合う、と感じるぐらいです。
「ライヴ・エイド」のDVDも視聴しましたが、こちらも「おーフレディが活き活きと動いている」という臨場感がありました。
目に見える映像の大きさ自体は、正直それほどでもありませんが、絵が鮮明なせいもあるのか、個人的にこれまで体験したことの無い、身に迫ってくる臨場感があり心地良いです。
画面のポジション以外の難点としては、
- 着用時や外すときに、コードが扱いづらい。
(本体より先にヘッドフォンを外す等、試行錯誤と慣れが必要)
- コードの断線が心配。
説明書では断線防止のため、
・電池/コントロールボックスのケーブルで「Wrap 310XL」本体をぶら下げて持たないように
と記載されているが、電池/コントロールボックス自体がある程度の重さがあるため、「Wrap 310XL」本体側を持っても、結局はケーブルに若干の荷重がかかりつつブラブラすることになる。
- 映像表示において、「黒い」部分が若干明るく表示されてしまう。
(輝度やコントラストをいじってみたが、今のところは良い設定を見つけていない)
といった点があるものの、視聴できる映像には、それらを十分に補って余るだけの魅力があります。
(この「Wrap 310XL」も含め)このタイプの機器では、見える画面の目安として「○mの距離から○インチの画面」という表現が多くみられます。
しかし今回「Wrap 310XL」を使用している限りでは、
- 「あくまで自分の『外』にある大画面」
- 「(文字通り)目の前に固定された画面に映像が映し出される」
の両者では、何か根本的に
映像体験の中身が異なっているのでは、と強く感じるものです。
(※どちらが良い悪い、というのではなく、想像以上に別のもの、ということ)
充電池は必須
電池の持ちは、製品の付属電池では2〜2.5時間の使用で、画面に「電池インジケーター(残量が少ないことを示すマーク)」が表示されました。
ニッケル水素電池については、
で正常に動作することを確認していますが、もともと他の機器用として使っている電池のため、「Wrap 310XL」で1時間ほど使用した後はすぐに充電しているので、何時間持つかはまだ確認していません。
いずれにせよ、本機を日常的に使用する場合は、充電池の用意は必須だと思われます。
「Wrap」シリーズは比較的手が届きやすい価格であり、標準でコンポジット接続に対応している(手持ちの機器を直ぐ利用できる)点も個人的には強い魅力なので、より解像度が高いモデル(Wrap920)も、今後機会を伺って購入してみたいです。
※検索結果:
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- 2013/6/30:
現在もPSPやDVDプレーヤーと組み合わせて、日常的に使用しています。
ただ数ヶ月前から、左画面にノイズのような映像の乱れが生じるようになりました。
ケーブルや端子をいじってもに変化は無いので、回路に何らかの不具合が生じていると思われます。
30〜1時間視聴を続けると収まり、また右画面は全く異常無いので両目で視聴すればかなり緩和されますが、やはり気になるのは確かです。
それでも便利な機器なので、完全に駄目になるまで、今後も使用を続けるつもりです。
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