今回は、同人ショップ「とらのあな」さんで「東方儚月抄 月のイナバと地上の因幡 下(限定版)」が150円(!)と激安販売されていることを知り、機会があれば読んでみたい作品だったので絶好のチャンスと判断。
2011年2月に、CD「蓬莱人形」と一緒に通販で購入しました。
書籍の販売制度が日本と異なる米国では、新刊書籍の値引きはよく行われるそうですが、日本国内での値引き販売は非常に珍しいケースだと思われます。
この書籍の定価は1,500円とのことで、今回の激安価格にはいろいろ事情があるとは思われますが、とりあえず幸運に感謝することとします。
「限定版」ということで「因幡てゐ」のミニフィギュアが付属しており、書籍の下の大きい箱がそのケースです。
そして、書籍とフィギュアの箱は一緒にビニールでパッケージングされています。
フィギュアについては、ペットボトル飲料のおまけ形式(小さい袋入り)と想像していたので、この箱の大きさには驚きました。
書籍の表紙。
「上」の限定版
(「鈴仙・優曇華院・イナバ」のミニフィギュアが付属)では、鍋物の上にフィギュアが乗った写真が表紙ですが、この「下」も、料理の上にフィギュアが乗っかった写真が表紙となっています。
最初はこの料理が何なのかよく分かりませんでしたが、表紙カバーに掲載されているZUN氏(原案担当)のコメントを読むと、どうやら「フカヒレ」を用いたものであるようです。
付属フィギュアの箱の裏側。
付録に関する諸々の注意事項が記載されています。
また商品に関する連絡先を見ると、フィギュアの製作・製造担当は「コトブキヤ」さんであるようです。
箱の下面には作品ロゴ。
一方上面には、箱自体の汚れ・キズに関する注意事項が記載されています。
横から見ると、書籍に対する箱の厚さがかなり際立ちます。
パッケージのビニールを取り、書籍の裏表紙を見てみると、ウサギに載った「因幡てゐ」のイラストが掲載されていました。
このイラストは、付属フィギュアと関係しています。
書籍に隠れていた、フィギュアの箱の表側。
作品のロゴとフィギュアの写真が掲載されています。
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箱を開けて中身を取り出してみると、箱に対してフィギュアが非常に小さく、正直かなり驚きました。
フィギュアの破損を防ぐためなのか、書籍とセットにしたときの納まりを良くするためなのかは分からないですが、(縦横はともかく)ここまでの厚さが必要なのか?という気がします。
とりあえず、これによってフィギュア本体が十分に保護されていることは確かです。
箱の中身。
透明ケースは2つ(フィギュアと台座が嵌るものと、その上に重ねるもの)を重ね合わせる形式で、更にビニール袋に入れられています。
やはり「このケースは大きすぎるのでは?」との感が否めません。
フィギュアの台座は小さい円盤状で、その裏面にはコピーライトや製造国が印字されています。
フィギュアと100円玉を並べてみました。
流石に書籍の付録ということで、フィギュア自体はかなり小さいですが、その出来はかなり良くて愛らしく、見ていて和みます。
特に意味は無いですが、メロンブックスでの「東方儚月抄 Silent Sinner in Blue.」底巻の購入特典の湯呑みの中に入れてみました。
サイズ的にすっぽり入ります。
購入後少しして気が付きましたが、書籍裏表紙のイラストは、付属フィギュアと非常に似ています。(イラストを元にフィギュアが製作された、ということでしょうか?)
ということで、イラストにアングルを似せて、4面から撮影してみました。
書籍の裏表紙の写真を再掲。
比較してみると、付属フィギュアはサイズの小ささに関わらず、イラストをかなり良く再現していることが伺えます。
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今回は激安価格での購入でしたが、「とらのあな」特典の小冊子(表紙を除いて6ページの中折り本)も付属していました。
書籍と同じ「あらたとしひら」氏による書下ろしとのことで、内容は付属フィギュアの小ささがネタにされています。
裏表紙。
小さいですが「NOT FOR SALE」との記載があります。
この書籍は発売からある程度経過しているので、この特典が手に入ったのは思わぬラッキーでした。
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先に購入して読んでいた本編のコミック「東方儚月抄 Silent Sinner in Blue.」と小説「東方儚月抄 Cage in Lunatic Runagate.」では、コミカルながらもやはりシリアスさ・重たさがありましたが、今作は対照的にかなり軽くゆるい内容であり、気軽に読めました。
ZUN氏のブログによると、この作品は「割とフリーダムな感じでネタも作家さんにお願いしてあります」とのことなので、あらたとしひら氏のオリジナルの味がかなり出ている、ということでしょうか。
全体的に和まされ(脱力させられ)、特に
- 本を片付ける永琳
- 妹紅の不死身ネタ
(「死ぬかと思ったね」や、無茶な特訓など)
- 輝夜の強引な「海水浴」
- 綿月豊姫の「速さ」
- 酔い過ぎた鈴仙の醜態
等が印象的でした。
作品の雰囲気は全体としてまったりとしていますが、たまに切れ味があるネタや、ちょっと良い話もあり、もうちょっと続きを読んでみたい・・・という気持ちにもなりました。(そのため、最後のほうは少し寂しくなった)
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