今回は2012年4月末に、楽天ブックスで「東方求聞口授」「東方茨歌仙(第2巻)」と同時に注文。
発送は「東方香霖堂」のみ単体でしたが、商品の到着は他の2冊と同日でした。
(送料節約の都合と思われる)
商品は梱包の中も、ビニールで非常にしっかりと包まれており、全く問題は生じていませんでした。
今回は2012年4月末に、楽天ブックスで「東方求聞口授」「東方茨歌仙(第2巻)」と同時に注文。
発送は「東方香霖堂」のみ単体でしたが、商品の到着は他の2冊と同日でした。
(送料節約の都合と思われる)
商品は梱包の中も、ビニールで非常にしっかりと包まれており、全く問題は生じていませんでした。
まずは書籍の外側から。
本書籍の掲載イラストは、表紙も中の挿絵も全て「唖采弦二」氏によるもので、緻密なイラストにより、単に可愛らしいだけでなく、独特の暗さ・不気味さ・奥行きを備えた世界観が表現されています。
また表紙カバーを外した下も、(こちらは地味ですが)本書の世界観に合わせるようなデザインとなっていました。
ただ帯には、(一迅社の「東方」書籍にあるような)STGの表記を模した「BONUS」HISTORY」の記載はありませんが、これは発行元が異なる(アスキー・メディアワークス)ためでしょうか。
本の厚さは、カバー部分を含めて1.8cmというところで、価格(税抜き1,500円)の割にはそれほどボリュームはなさそうですが・・・
開いてみて驚いたのは、(本文部分も含めて)全ページがカラー印刷だったことです。
各話ごとに美しい1枚絵のページがあり、また本文内にも小さいサイズの単色イラスト(※こちらは単色)が挿入されていて、ページをぺらぺらとめくり、それらのイラストを眺めるだけでも楽しめます。
これらの装丁の凝り具合には、実体のある本に対する作者の方(ZUN氏)の遊び心や、作品世界に対するこだわりが伺えます。
書籍の内容は、「幻想郷」の「魔法の森」にある古道具屋「香霖堂」で、半人半妖の店主「森近霖之助(もりちかりんのすけ)」と、そこを頻繁に訪れる少女2名「博麗霊夢」「霧雨魔理沙」の3人を中心とした日常の出来事(そこに他のキャラクターも絡んでくる)を、霖之助の視点から描いたもの。
訪問者たちが持ち込んでくるモノや、持ちかけてくる事柄、また起こる出来事に対して、霖之助がパズルのように手の込んだもっともらしい解釈を述べていきますが、そもそも(他の登場人物と同様に)霖之助自身も一癖あるキャラクターなので、読んでいて「どこまで間に受けて良いものやら」と、煙に巻かれる気持ちになります。
本作を楽しむには、「東方Project」の他作品に触れていることが前提になるとは思いますが、本編ゲーム等では伺えない、作品世界についての様々な描写があり、ちょっと殺伐とした雰囲気を覗かせながらも可愛らしい、暗く奥行きのある世界を味わうことができる書籍になっています。
※検索結果:
(ゲーム)
(書籍)
(コミック)
(CD)
(広告)